クワガタの産卵には、多量のタンパク質を必要とするため、樹液のみではなく動物性タンパク質が必要となり、他のクワガタの幼虫、成虫を襲い食べてしまいます。
メスのクワガタは、産卵時に必要なタンパク質を蓄えていれば他のクワガタを補食をする必要は無いのですが、不足してくると写真のように一番手近な♂を襲って補食してしまいます。
いつも飼育ケースを覗くと♀は一目散に逃げてしまいますよね。。でも補食中は滅多なことでは逃げずに補食をし続けています。もちろん今回もケースを移動して蓋を開けてもそのまま補食を続けていました。いかに必要な栄養素かはご理解頂けると思います。
♂がいない場合は、自分が産んだ幼虫を補食してしまいます。
可哀想、と思うのは当然なのですが、自然界で♀の存在理由は自分の遺伝子(子孫)を残していくことが1番で、補食することで1頭でも多くの遺伝子を増やすことが出来れば良し、と言うことなのだと思いますので、♀にとっては致し方ないことなのでしょう!
飼育する側にとっては、そんな光景には出会いたくないですよね。
補食をさせるのではなく、人工的にタンパク質を与えてあげれば100%防ぐことは出来ませんが、かなり効果的に防ぐ方法があります。 それは、普段与えるエサにタンパク質を配合してあげることです。
高蛋白ゼリーの必要性が今回のことでもご理解頂けますよね(^^)
で。。。なんで今回は???というと。。高蛋白ゼリーが欠品中で10日間与えることが出来ませんでした。。。。昨日入荷して、さあ、高蛋白ゼリーを与えようと思った矢先に。。。(ーー;) |