第3回 熟睡しにくい梅雨時、その対策とは

 梅雨入りしてから体がだるく、何となく調子が出ない人が多いのではないでしょうか。私たちの元気の素“セロトニン”を活性化する太陽光が弱くなるからです。日中に顔の近くにライトスタンドを置き、斜め横から明るい光を顔に当てましょう。少しやる気が出てきますよ。

 セロトニンは夜になって暗くなると、“メラトニン”という睡眠ホルモンに変化して、眠りを促します。セロトニン不足で熟睡しにくくなるのが梅雨時なのです。

 さらに湿度が高いので、体内に余分な水分がたまって、だるさやむくみ、食欲不振を引き起こしやすくなります。体液の循環をよくすることが大切なので、運動や入浴をしたり、腹巻やレッグウォーマーで体を冷やさないように心がけください。

 入浴後には、足を軽くマッサージしてみましょう。片手をグーに握って、足の裏と甲をこすります。そして、両手で足首から膝に向かって、ふくらはぎを優しくなで上げましょう。

 足のむくみが取れると体液の循環がよくなって、熟睡しやすくなります。優しく体をいたわりながら梅雨時を乗り切っていきましょう。