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お精入れ、お精抜きって何?
【Q】お精入れ、お精抜きとは何ですか?
【A】仏壇仏具を購入し、家に設置する際にお寺様にしていただく儀式をお精入れ(魂入れ・開眼供養・御霊入れ・性根入れ)といいます。
また逆に仏壇を引越しや処分する際に家から出す際に行う儀式をお精抜き(抜魂・閉眼供養・魂抜き)などといいます。
これらはお仏壇や位牌をお祀りし、祈りの場としての準備を整える為に行う儀式で、 殆どの場合、その家とお付き合いのあるお寺様に来て頂き、お経を頂きます。
「お精抜き(御霊抜き )(性根抜き)」はその逆で、お仏壇を家から出す際に行います。
一般的には、祈りの場としての役割を終えたお仏壇の供養や、引越しの際に動かす為に 礼をつくす意味合いがあります。
実際、その儀式にどういった意味合いを持つのか、お寺様自身の解釈もそれぞれだったりします。
家にきて頂いた際に詳しく聞いてみるとよいでしょう。 -
お精抜き(魂抜き)は必要?
【Q】お精抜きは必ずしなければいけないのですか?
【A】法律や規約などが有るわけではありませんので、絶対ではありません。
元々の仏教には魂という概念は無く、「魂抜き」や「御霊抜き」などの表現をする儀式には疑問を覚える方もいるでしょう。
しかし、日本の仏教は様々な概念と解釈が加えられ、様々な宗派が生まれたため、お寺様の考え方は様々です。
また、江戸時代に仏壇が普及したことにより、祈りの場が身近になり、その対象である仏壇が大切にされてきた歴史があります。
その上で、お仏壇を動かしたり、設置したり、処分したりという節目には、特別な儀式が必要とされたのでしょう。
お精抜きは信仰や思想、文化や思いがあり、「必要とされてきた儀式」です。
しかしながら、法律などで決められている「必要な儀式」というわけではありません。
ご自身や、周りの方々が一番納得できる方法をお選び頂くのがよろしいでしょう。 -
お精抜きで用意するものとは
【Q】お精抜きって何を用意したらいいのだろう?
【A】お花、ろうそく、お線香、お布施はおそらく必要でしょう。他の必要な物はお寺様に聞きましょう。
同じ仏教の儀式でも宗派により、やり方が大きく異なることがあります。
また、お寺様個人でも用意するものが違っていたりしますので、何を用意するのか知らなくても、全く非常識ではありません。
お精抜きを頼む際に、直接お寺様に聞いてみましょう。
基本的にはお寺様の言う通り準備して大丈夫ですが、注意する点が一点あります。
それは、お寺様に「お布施はいくら用意したら良いでしょうか?」と聞いても、「お気持ちで」と返答されることがあるという事です。
元々、お布施は謝礼でお渡しするお気持ちなので、お寺様から言及する事を避ける事が多くあります。
忘れずに、お布施はお気持ち分用意しておきましょう。 -
供養したお仏壇はどうなる?
【Q】供養が終わったお仏壇はどう処分するのですか?
【A】殆どの木はチップになり、あたらしい木材へと加工され、新しく仏具などに使用されます。
十年程前まではお炊き上げといえば焼却処分の事でしたが、近年では環境への配慮から お寺や仏壇店でも焼却を行わなくなりました。
その変わりに発展したのが、木材の再生です。
今まで祈りの場として、使命を全うした木をそのまま処分するよりも、新たな使命を与え再生することが供養の新しいありかたと考えています。
クマダではお寺様の供養、職人による解体が終わったお仏壇は木材再生業者へと渡り、 また木材へと生まれ変わります。
その木材を積極的に仕入れ、新たなお寺様用仏具を制作し、未来へと繋げていくのがクマダ式仏壇供養なのです。 -
お時間の指定は可能ですか?
【Q】お仏壇供養を考えていますが、お時間の指定は可能なのでしょうか?
【A】可能な地域と可能でない地域があります。また、地域により、時間帯も変わります。
例えば東京23区ですと、・9〜12時 ・12〜15時 ・15〜18時 ・18〜21時の4区分でご指定が可能(2021年4月現在)ですが、全く指定ができない地域もございます。
お手数ですが、お仏壇のお引取り先をお知らせ頂き、ご確認ください。
また、全ての地域で、お仏壇をお引き取りに伺う1時間ほど前に、ドライバーからお電話させて頂いております。
お時間の指定ができない地域では、当日、伺う大体の予定が決定次第、お時間のご連絡をさせて頂いております。
お時間のご対応についてご要望、ご質問がございましたら是非お問い合わせくださいませ。 -
遺影や遺品の供養はできますか?
【Q】お仏壇の他に遺影や遺品、その他不要な仏壇まわりの物があります。一緒に供養できますか?
【A】はい。仏壇関係の物でしたら仏壇と一緒にご供養させて頂きます。
遺影や遺品は仏具と同等の扱いになり、お仏壇内に収まる量でしたらお仏壇供養料内でご供養させて頂きます。
それ以上の量になりますダンボール1箱につき、+5,000円の費用が発生します。
※幅、奥行、高さの合計が150cm以内の箱を目安としています。
超過する箱につきましては更に追加で費用が発生する場合がございます。
【仏壇と一緒に供養可能なもの】
仏具、木魚、経机、盆提灯、遺影、遺品、仏壇まわりの消耗品、仏像、人形、神棚、神具など
【供養不可能なもの】
遺骨、仏壇や故人と関係がないもの、ガラス(遺影の額にガラスがある場合は外してください) -
引取りの当日、用意するものはありますか?
【Q】お仏壇お引取りの当日、なにかしておくことはありますか?
【A】一緒にお引き取りするものをお仏壇内に簡単におまとめ下さい。
入りきらないものは別途段ボールに入れてください。(1箱+5,000円)
また、香炉に入っている灰などは梱包できませんので、予め処分してください。
(灰などは一般的に供養をしなくてよい消耗品です)
他にして頂くことはありませんが、ドライバーからご連絡させて頂くことがありますので お電話の電源切れにはお気をつけください。 -
仏壇の正確なサイズがわからない
【Q】仏壇が遠方にあるため、正確なサイズがわかりません。
【A】だいたいの大きさが解ればお申し込みが可能です。
その場合、一回り大きめのサイズでお見積りさせて頂きます。
例えばご自身の身長と比べてどの位の高さか?幅は細身の印象か?どっしりした印象か?など、大体の大きさをお知らせください。
こちらで大きさを推測し、お見積りさせて頂きます。
(お見積り金額は、推定の大きさの金額より、ワンランク上のお値段でお見積りさせて頂きます)
お引取後、弊社でお仏壇を採寸させて頂きます。
その際に実際のサイズがお見積りサイズより小さければ、すぐに差額をご返金させて頂きます。
逆に、実際のサイズがお見積りより大きい場合、追加で御請求が発生する場合がございます。予めご了承くださいませ。 -
位牌のみの処分はできますか?
【Q】仏壇は無いのですが、お位牌1本のみの供養は可能でしょうか。
【A】はい承っております。その場合、1本につき2,000円(送料別)でご供養させて頂きます。
まずはお申込み頂き、供養処分料をお支払い頂きます。
料金は1本につき2,000円(税込)です。
または、3本を超える場合は「仏具類ダンボール1箱につき5,000円」というプランもご用意しております。
※ダンボールは幅、奥行、高さの合計が150cm以内のものとさせて頂きます。ご入金頂きましたら、梱包して頂き、下記までお位牌をお送りください。
※送料はご負担頂いております。
【送付先】
〒456-0054
愛知県名古屋市熱田区千年1-7-14
株式会社クマダ
TEL:052-653-4600
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供養にはどの位の時間がかかりますか?
【Q】お引取後、どのくらいで供養が完了するのでしょうか?
【A】1ヶ月に1度、お寺様にきて頂き、合同供養をしております。 お引き取りのタイミングにより、最大1ヶ月かかります。
別途お精抜きをご依頼頂いているお客様も、お仏壇解体前には必ずお仏壇供養のお経を頂きますので、供養完了まで最大1ヶ月の期間を頂いております。
ご供養証明証はその後の発送になりますので、ご了承くださいませ。 -
お仏壇が大きすぎて部屋から出ない
【Q】処分予定のお仏壇が大きくて通路から出せないのですが…
【A】まずはお仏壇の大きさとお写真、通らない場所の間取りとお写真をお知らせください。
また、ご一緒にお引取り先のご住所もお知らせください。
通常のお見積りに加えて、施工料を頂く場合が御座います。
現状の確認をさせて頂き、解決方法を掲示させて頂き、お見積りさせて頂きます。
この場合はお仏壇のお引取り先もお見積りに関係致しますので、お知らせ願います。 -
宗派により処分方法の違いはありますか?
【Q】実家が浄土真宗です。宗派により処分方法の違いはありますか?
【A】一般的には宗派により処分方法の違いは、ほとんどありません。
もちろん魂抜き(精抜き)をする際にお寺様にお経を読んで頂く際にはその宗派のお経を読んで頂きますが、
魂抜きした後の仏壇はどの宗派のお仏壇でも同じ処分方法で構いません。