ココでは、これまでにご紹介したtechnologyとはちょっと違う、KPI独自の視点から、
NEW PURE DRIVEを紐解いてみたいと思います。
皆さんは、ラケットの「RA値」ってご存知ですか?
「RA値」とは・・・ |
一言でお伝えすると、「フレームのしなり」を数値にしたもので、数値が大きいほどしなりが少なく剛性が高いラケット,つまり高反発で飛びとスピードが出やすいと言え、小さいほど大きくしなる柔らかいラケットとなり、ホールド性が増しタッチの良いラケットと言えます。
この数値はカーボンの疲労によって低下し、元の数値から1割落ちるとラケットとしてのパフォーマンスは落ち、買い替えの時期という一つの目安にもなります。 |
以上を踏まえて
<KPI的 PURE DRIVE 2018考察>
7代目となる今回のPURE DRIVEのRA値は「72」!。
実はこの数値は前作も前々作も変わらない数値なわけですが、過去のPURE
DRIVEを振り返ると、
日本デビュー時から3代目までは「69」でした。テクノロジーや素材の進化によって4代目から「72」になりました。
これにより絶対的なパワーとスピードを得たPURE
DRIVEは、現代のスピードテニスの主役に躍り出るわけです。
しかしその反面、フレーム剛性が上がった事によって、
「打球感が固くなった」、「反応が早く、コントロールが出来ない」
といった声が少なからずあった事も事実。
では今回のPURE DRIVEはどうか?
「FSI POWER」と「CORTEX
PURE FEEL」の開発により、非常にマイルドな打球感を得ることが出来、
尚且つボールの接触時間をちょうど良くする事に成功しました。
つまり現代のスピードテニスに対応する、「RA72」のパフォーマンスは更に向上し、
3代目までの「RA69」の柔らかさやタッチの良さも残すことに成功した、
まさに1代目から6代目までの、
「全ピュアドライバー」が納得する、
「PERFECT PURE DRIVE」が完成したと言え、
歴史に残る名機の誕生です!
世界に先駆け、日本先行発売の「PURE DRIVE 2018」!
いよいよ発売です!
|
KPI TOKYOスタッフ 中島 充 |
|
「PURE DRIVE 2018は、爆発的なエンジンを積んだラケット!」
“ピュアドライブ2018”の第一印象は「オンコートで生えるデザイン性」「スマートに見えるフォルム」。テニスコートで使用してみたくなる一本です。
実際の使用感は今作の特徴とされる部分が自分自身の肌で感じる仕上がりと言えます。
・ダイヤモンドグロメットの効果
フレームの硬さの値(RA値)を活かしつつダイヤモンド形状のグロメットがメインストリングの絶妙なたわみを生み出す事でボールスピードに安定感が加わった印象を受けます。
・エナジーストリングパターンの効果
ストリングパターンが上下に広がった事でサーブの安定感(フラット、スライス)が出ます。更にボレー時ではストリング上でのボールの転がす距離感がわかりやすくロングボレー、ドロップボレーなどの正確性が増しています。
・NEWバンパーシステムの効果
非常に操作性が高くトップライトバランスのラケットを使用している印象。取扱いはしやすく打ち応えの軽さを感じません。このピュアドライブ2018は爆発的なエンジンを積んだラケットがより細かな部分を磨き上げ洗練された仕上がりになっていると思います。最後の隠し味に「ブラスト125」を張力45で是非試してみて下さい。
テニスコートの視界が変わる事間違いなし。
|
KPI TOKYOスタッフ 岩崎 隆介 |
|
「ポリエステルストリングスでも、強い乗り感を感じられる!」
ナイロン・ポリエステル・ナチュラルのストリングスを試し打ちしてみて感じたのが、マイルドな打球感とノリ感の良さに驚きました。ナイロンやナチュラルガットが柔らかくてノリ感がいいのは想像ついたのですが、ポリエステルのストリングでも強いノリ感を感じました。ストリングスを通す穴の間隔を多少広げた事やホールの形を6角形にすることで、ガットのたわみ感を強く感じたのだと思います。
ノリ感を感じることでスピンボールをガンガン打つ方はもちろん、スライスやボレーを多用する方も使いやすいモデルになっていると思います。
フレームはかなりしっかりしているので、コントロール性や反発性も文句の
つけようがありません。
振り抜きやすさも2015年発売ピュアドライブに比べて格段にアップしています。これからテニスを始めようとしている初心者の方からガンガン練習をしている上級の方まで使用しやすいラケットだと思います。
ナイロン・ナチュラルストリングスを使って相手の力を使って打っていくもよし。ポリエステルストリングスを張って強打でボールつぶしていくもよし。
是非お試しください。
|
KPI TOKYOスタッフ 七村 健 |
|
「スイングによってボールマネージメントが出来るラケット!」
打ちはじめは、「ボールがよく飛ぶラケット」という印象を受けました。私自身、久しぶりのプレーだった事もあり、ウォーミングアップが進むに連れて徐々にスイングが安定し、しっかりラケットが振れるようになると、ボールもコートに収まるようになります。やはりこのラケット(過去のピュアドライブも含め)は、パワーがあるがしっかり振れば振るほど、ボールコントロールがしやすいラケットだという事を、再認識しました。フィーリングは、プロの方や当店のスタッフも述べている通り、「とにかく“しっとり”としたやさしい打ち味」という感じで、インパクトの時間も明らかに“長い”です!
そういった意味では、26mmの中厚ラケットとは思えない打球感とネバリがありました。一見、ストローカー向けのラケットのように思われがちですが、ボールの接触時間はスイングによって変化します。つまりボレーのようなコンパクトなスイング時は、歯切れがよく、気持ちよく弾いてくれます。まさに「スイングによって、ボールマネージメントが出来るラケット」ではないでしょうか!?
デザインについて、所見は「びみょ〜」というのが正直な感想でした。しかし、時間が経つにつれて、「結構いいかも!」思うようになり、過去の経験上こういうラケットは“じっくり長く売れる”タイプのラケットだと思います。
是非、全国のコート内がスカイブルーのラケットで埋め尽くされる前に、いち早く手に入れてください!
|
|