なぜオーガニックリネンは布ナプキンに最適?布ナプキンは洗って使うもの、、、。ならば、できるだけラクして続けたい。でもカラダの変化は最大に感じたい。だからこそ、布ナプにはオーガニックリネンが一番!他社メーカーでの布ナプキン挫折者も必読コラム♪一度オーガニックリネンの布ナプキンを使うと、「もうコットンの布ナプキンには戻れない!」の声、続出です!

オーガニックリネンの布ナプキンにこだわる10の理由

オーガニックリネンの布ナプキンにこだわる10の理由のindex
  • 布ナプキンとリネンの神秘
  • チクチクしないオーガニックリネン
  • バツグンの汚れおちの良さ
  • 吸水力と、使い回しに必須の速乾性
  • ゴシゴシ洗いに耐える丈夫さ
  • 悪臭のでにくい抗菌性の高さ
  • ムレにくい通気性
  • 静電気&電磁波の抑制
  • 女性ホルモンに働きかけるリネンオイル
  • サステイナブルな植物

はじめに

人類が初めて手にした織りものは、実は「リネン」でした。
科学誌「サイエンス」は3万年前のリネンの染色糸が
洞窟でみつかったと'09年に発表。

古代エジプトでは、「リネン」は
"Woven Moonlight(月光で織られた布)"と呼び、
人々はその美しさと心地よさに魅了され続けてきました。
エジプト・ファラオでは、リネンは崇高のシンボルとされていたことも
歴史学者によって証明されています。

「月光で織られた神秘的な布を
月に支配された女性が今でも月経布として使う....」
なんだか女性として生まれてきたことが嬉しく思えませんかー。

3万年ももつ丈夫さとその機能性には、
ただ可愛いだけじゃない、驚くべき特質が実証されているのです。

チクチクしないオーガニックリネン

リネンは、チクチク・ゴワゴワ、、、という印象の方も多いかと思います。
それは同じリネン生地であっても、大量生産や低価格を優先するあまり
原料や生産工程によって硬い表皮の除去が不完全だったり、
塩素などの化学薬品により繊維が傷んでしまって起こるもの。

リネンはもともとはランジェリーの語源になるほど
直接、肌にふれる下着としては、とても肌触りがいいものでした。
チクチク・ごわごわの印象をもっている方は、
オーガニックリネンのしなやかな肌ざわりにきっと驚かれることでしょう。

オーガニックリネンができるまでは、農家さんが虫と共存しながら栽培し,
丁寧にていねいに、チクチクする繊維を取り除きながら、
薬品を使わず、古い機械でゆっくりと織っていく長い工程を経ています。
そんな全ての工程を考えると他の繊維とは比べものにならないくらい
多くの手間がかかっているのです。

それだけにオーガニックリネンに一度触れただけで、
チクチク・ごわごわのイメージをあっさり覆してくれることでしょう。
化繊のチープな下着も、カラフルな下着も魅力的ですが
植物のチカラがみなぎる、オーガニックリネンの下着は、
あらゆるトラブルにやさしく働きかけ、ココロも満たしてくれます
ぜひその違いを、肌が敏感なデリケートゾーンで感じてみてください。

バツグンの汚れおちの良さ

リネンは天然素材の中で、最も汚れが落ちやすいことが実証されています。
それは、繊維にふくまれるペクチンのガム質により、
汚れの分子をはじいて、繊維まで付着させない構造のため。

だから忙しい女性でも、オーガニックリネンの布ナプキンなら
軽くつけ置きしたあとは通常の洗濯物を洗う感覚で
使い続けることができるのが魅力です。
天然素材のなかでも最も高価でもあるオーガニックリネンを
肌面すべてに使っているのはそのためといえます。

吸水力と、使い回しに必須の速乾性

布ナプキンは、月経血をいかに生地の下へと段階的に
浸透させるかが重要です。
表面の生地に浸透力や吸水力がないと
月経血は横へとモレ出てしまうからです。
(だからといって、センターにステッチが入っている布ナプは
毛細管現象でいっきに下におりるので注意が必要です→)

実はリネンは、「コットンの4倍、シルクの10倍」の吸水性がございます。
月経血をすばやく下へと吸収してくれるので
表面がコットンやニット地の布ナプキンでは横に漏れた、、、という方が
リネンの布ナプキンなら下に吸収されて漏れなかった、、、
というご意見を多く頂くのも納得します。

またリネン素材は速乾性がいいのも見逃せません。
布ナプキンは、生理中1クールのなかでも
洗って何度も使いまわします。

ですので、洗ってすぐにまた
使えるということは、少量の布ナプキンを使い回せるので
とても経済的。また旅行中のお洗濯でも
次の日には乾いて助かった!
荷物がコンパクトになる!など嬉しい声が届いています。

ゴシゴシ洗いに耐える丈夫さ

繰り返し洗うごとに柔らかさはいっそう増し、そのクタクタ感さえ愛しく感じられます。
リネンの本当の魅力を感じるのは、10年くらい使ったころといわれます。
それは水に濡れることで強度が増すリネンならでは。

この特性を活かし、現在でも森林用消防ホースには、リネンが用いられています。
かつて神聖なものとして神事に用いられ
ミイラの包帯も、古代ギリシャ人や古代ローマ人の服もリネンで作られていました。
その繊維が現代でもみつかっていることが証明するように、リネンはとても丈夫。


ほかの洗濯ものと違って、部分的に汚れる布ナプキンには、
ゴシゴシ洗いに耐えられる丈夫さが必要だと考えています。
世界の一流ホテルがベッドやクロスに、リネンを使用するのも
その質感のよさだけでなく極度のお洗濯に耐えられることが理由です。

悪臭のでにくい抗菌性の高さ

ムレやすい方や、カンジダなど菌の発生が気になる方には
布ナプキン選びの際には、抗菌性にも注意が必要です。
リネンは、菌を寄せ付けにくく、防カビ性に優れ、
雑菌の繁殖を抑制するため、ナプキン特有の悪臭をも抑えます。

布ナプキンを着用しているときのカユミはもちろんのこと、
布ナプキンが半乾きのとき、臭う、、、ということも
コットンに比べると格段に少なくなります。

夏場の布ナプキンのつけ置きには、
さらに抗菌性のあるユーカリオイルを1滴たらすと菌の繁殖や匂いを抑えられます。

ムレにくい通気性

リネンは発散性がいいため、ベタつく血液でもサラッとして、
爽やかな涼感があるのが大きな特性です。
ムレやすいデリケートゾーンでも、水分や汗をすばやく吸い取り、
かつ発散させるから「ムレてかゆい、、、」という女性のデリケートゾーンには、
最も適した素材といえます。安易に軟膏を塗ってしまう前に、
ぜひ一度「リネンの布ナプキンやおりものシート」をお試しになってみてください。

併せてリネンは熱の伝導率が高く、ウールの5倍、シルクの19倍といわれるほど。
他の繊維に比べると、熱がこもると熱を放出し汗をかきにくくします。
体感温度が低く感じられるのはそのためです。

逆に冬は、塩素などで繊維がつぶされていないオーガニックリネンには
繊維の中に空気が含まれ天然のサーモスタットとなり温度調整をはかり
寒い季節にはカラダを暖かく包み込んでくれます。
薄手に仕上げているリネンの布ナプキンは、付けているだけで温かいので
「おりものシート」としても年中お使い頂けます。

静電気&電磁波の抑制

リネン繊維は、静電気を蓄えないため、
冬場に車に触るだけでもバチっとなる方には特におすすめです。
よく考えてみると当たり前のことですが、フリースなどの化学繊維は
石油製品からできているため帯電し静電気がおきやすく
バチバチいうだけでなく、ホコリなどを吸い寄せます。

喘息などお持ちの方は、シーツなどもリネンなど天然素材がおすすめです。
多くの方から、リネンの下着を着用したときだけ、
バチバチしなかったという報告が届いています。
(化繊と合わせた場合など、異素材を組み合わせた場合は発生しやすいことが
科学的データにより実証されています)

またリネンは電磁波を抑制しやすいので、パソコンを使う方や、
妊娠中でIHで調理する方は子宮を守るためにも
肌着としてリネンの下着を着用されると安心ですね。

女性ホルモンに働きかけるリネンオイル

リネンは「フラックス」という植物からとれる繊維ですが、
この植物に含まれているn-3(オメガ3)系脂肪酸が
ホルモンバランスを整え、月経不順や更年期障害の軽減にも
つながる等、様々な保健機能があることが学会で報告されています。
オーガニックリネンの生地には、化学薬品を使わないため
適度な油分が残っているのも魅力です。

また油ものを控えるガン患者に唯一、
治療として適しているといわれているのが亜麻仁油であることも有名ですが
それ以外にも現代の私たちにとってとても
必要な栄養素であることが厚生労働省からも示唆されています。

平成17年4月、厚生労働省が改定した「日本人の食事摂取基準」では
n-3(オメガ3)系脂肪酸が増やすべき栄養素に指定されています。
この脂肪酸(油)を補うことで、コレステロール・中性脂肪の低下、
血栓症防止作用など、いろいろな生理作用を介して生活習慣病の予防になることや、
脳卒中、肥満、糖尿病、ガン、アレルギーへの予防効果があることなどが唱えられています。

このn-3(オメガ3)系脂肪酸を多く含んでいるのが、リネン・オイルなのです。
さらに摂取割合を増やすことでリネン・オイル(亜麻仁油)に含まれる成分が、
女性ホルモンの材料を蓄えることができるといわれています。
ホルモンバランスが崩れているかな、と想う方は
リネンオイル(酸化しやすいのでカプセル状のもの)の服用もおすすめです。

サステイナブルな植物

麻にはヘンプなど多彩な種類がありますが
もともと神事などでも使われ、日本でも栽培が盛んだった麻製品。
現在は規制されていることもあり、主に輸入に頼っておりますが
リネンはフラックス(亜麻)という植物からとれる繊細な繊維のことを指します。
植物全体に利用価値があり、
余すことなく有効利用できる究極のエコ素材として注目されています。

フラックスは寒い国で青や白の可憐な花を咲かせる一年草の草。
土の栄養をぐんぐんと吸いとり、本来は農薬を必要としないでも成長するため、
環境にやさしい繊維といわれています。
それだけ植物のエネルギーが蓄えられている「生命力あふれる布」といえます。

またリンシードオイルは、石鹸・化粧品・ペンキなどに、
繊維は紙・ガーデニングなどにも使え、無駄なくすべてを使いきることができます。
またヨーロッパでのリネン産業では、
栽培から加工まで労働条件や賃金が道徳的に統制されている点も重要です。

このように、麻はサステイナブルな繊維であることから、
地球上で農薬問題を抱えているこれからの時代は、
私たちも普及するよう積極的に採用していきたいと思います。