メイクアップをたくさんするので商品をたくさん使わなければならないのですが、私が望んでいるようなものがないときがあります。
こういう時にこのような商品を使いたいという思いがあったのですが、「あ、自分で作ったら良いんだ」と思ってブランドを立ち上げることになりました。

また、私が担当しているアイドルにも使ってあげたりプレゼントしたいという思いもありました。

はい、すぐにプレゼントしてあげています。

まず、商品の質がよくなければならないです。どういう意味か…わかりますか？

そうです、成分や使用感などが全てよくなければならなくて…
なぜなら、私の名前をかけて出しているものなので、また私はメイクアップの専門家なので。そういった成分や質がよくないと、この商品は良くないというのを最近はみんな（一般の人たちも含め）すぐにわかってしまうんです。ビューティーユーチューバーを見ていたりするので。
それで絶対に良い商品を作らなければならないと思って、使用感も成分も全てのものを良いもので作らなければと思っています。

リップバームはブラシを使っていただくのが良いです。
また、ペンシルは横にして使うのが良いです。
フィクサーは、私がニキビができやすい肌タイプなので作ったものなのですが、そういった方でも使えるように頻繁に使ってもよい（随時使ってもよい）成分で作りました。
メイクアップする前に使ってもよいし、ベースをして途中に使っても良いし、パフやブラシにかけても良いし、メイクアップが全て終わってから仕上げにかけても良いし…という風に多様に使えるように作りました。

ペンシルは絶対に横にして使ってください！こうやって（実際に表現してくれながら）角度を寝かして使うとグラデーションがよくできます。

私は幼い時から、自分の顔にメイクをするよりも人にしてあげる方が好きでした。
それから、メイクアップ商品を買うときも、私がこれを使ってみよう、これ買わなきゃと思って買うというよりは、「お、これカリナ（aespaのメンバー）に塗ってあげたらかわいいだろうな、フリージア（モデル）に塗ってあげたらかわいいだろうな」というように、相手を思って買うようになったんです。
なので、学校に通いながらメイク教室にも通っていたのですが、すごく楽しかったんです。相手が綺麗になっていくのを見るのが。
なので、私は今も自分の化粧よりも人にしてあげる方がもっと楽しいです。
実は私自身は化粧をあまりしないんです。

ありますあります、カリナのI'm UnhappyのMVのときのメイクアップと、チャンウォニョンさんのIZ*ONEの時のpanoramaのジャケット写真があるのですが、それが本当にかわいくできたと思います。

難しかったことはなかったです。
メイクをしていてとても楽しいので、特に難しいと思ったことはなかったです。
もし、何か独特なメイクをするとなった時は事前に勉強をするので、何かをする度に「あ、すごい難しい」とは思いませんでした。

たくさん使っています。
なぜなら、リップバームで成分が良いので。ベースを塗ってから一度塗っておいて、メイクアップが終わってから仕上げのときにも塗ったり、よく使っています。
フィクサーはアイドルたちに使う時はコンサートの時に使うことが多いです。
それから、パウダー型のグリッターを使うときに、手にフィクサーをかけてからグリッターをつけて目につけたら落ちないです。なのでそのようなときによく使っています。

今のトレンドメイクは、私たちの商品のようにしっとりしたリップメイクアップ？
韓国でそれが今すごく流行っています。
しっとりしていてぷっくりした唇のメイクアップが今すごく好まれていると思います。

私たちの商品以外でもということですよね？
AOU以外であれば、日本のものはExcelがすごく好きです。
Excelは少女時代を担当していた時からよく使っていました。
韓国のもので言うとrom&ndが好きです。rom&ndは皆さん知っていますよね？

rom&ndのリップがとても好きです。あとよく使うのはdior。
diorはアイシャドウやチーク、ハイライトのようなポイントメイク商品がよく映えるのでdiorのものもよく使っています。

全て気を使っています。眉毛もまつげも全て気を使っているのですが、一番気を使っているのが全体的な色みの組み合わせ？
すごくかわいいピンク色のチークを塗ったのにすごく暗い色のリップを塗るのは合わないじゃないですか。
そのような全体的な色が一番重要だと思います。

ミュージックビデオやジャケットの場合はコンセプトがはっきりとあります。
今回はこういう曲で、こういう雰囲気で、こういうミュージックビデオで、セットの背景色はこうで衣装はこういうのを着て、こういう感じのメイクアップをしてこういう感じのヘアをしますとなった時に、仮にヘアがすごく派手だったらメイクは少し抑えたり、メイクが濃かったらヘアを抑えて強弱の調節をしながら全体的な雰囲気を合わせます。

コンサートの場合はめちゃめちゃ華やかにするというところに重心を置きます。
日本のコンサートの場合は濃すぎないようにしています。なぜなら、日本の雑誌などを見るととても澄んでいて清純で…というのを好かれているじゃないですか。
なので日本のツアーの際はやわらかく、かわいく、日本の人たちが好むようなメイクアップをすることに集中をしています。
明日の東京ドームの場合も、舞台が大きいので少し華やかにする予定です。

ミュージックビデオの場合はコンセプトが本当にはっきりしています。森の中で撮るという場合はそれにあったメイクアップをして、もしaespaのコンセプトのように強い女戦士のような感じだという場合はメイクアップをスモーキーにしたりと、コンセプトがしっかり明確に出ます。
あと、コンサートの時は汗をかいても消えなくて、華やかで、誰が見ても「うわあ、すごい人形みたいでかわいい」と思ってもらえるようにしています。

はい、日本はもう少しやわらかさに重点を置いていて、韓国コンサートの場合はしっかりはっきりと見える感じ？
日本は人形みたいで澄んでいて艶があって…というモチモチした感じ？でしようと思っています。

AOUは誰もが目にするようなブランドになってほしいです。
暮らしに浸透するようなブランドになってほしいです。
AOUの商品としてリップバームを最初に選んだ理由も、アイシャドウやチークも出すことはできますが、そういったものは使わない人もいるじゃないですか。
だけどリップバームは誰もが使うじゃないですか。
誰でも、どんな人でもその人のかばんの中にAOUのリップバームがあったら良いなと思ってリップバームを選んだので、全ての人たちが生活しながら化粧台の上でもかばんの中でもいつもどこにでもあってほしいと思っているので、そういうブランドになりたいです。

かわいくよく使ってほしいです。
実は私は日本に約10年前から頻繁に来ていたんです。
少女時代が日本でコンサートをしていたときから来ていたのですが、日本の商品がとても好きです。
アイシャドウも良いし、化粧品が全てとても良いので韓国の化粧品がその市場をかきわけて入っていくのがとても難しいと思っていましたが、最近はドン・キホーテに行ったら韓国コスメが少しあるんですよね。
なので今は韓国コスメも見てくれるようになったんだなあと思っていて、ただただAOUの商品をかわいがってほしいという思いが大きいです。
日本はとても良いブランドが多いから。。私は幼いときに日本に来るたびにKATE、セザンヌ、Excelなど全て買って行っていました。
最近は（日本のドン・キホーテなどに）韓国の化粧品コーナーがあるのを見てとても不思議に感じます。

実はこの商品を作る時も、日本進出をとてもしたくて、ケースもかわいくした理由が日本も考えてかわいく作ったんです。私が一番最初に海外進出をしたかったのが日本だったのですが、他の国を先にすることになってしまったのですが…(笑)
本当に日本進出を一番最初にしたかったです。日本進出まで見越して考えたデザインだったので。

はい、ケースも私が直接色も決めて、デザインしてくださる方と私で話をして決めています。
かばんに入れて持ち歩く物もかわいくなきゃいけないじゃないですか。
なのでちっちゃなサイズにしているし…それから、すくって使うものなので、そういったものは大きくて長く使うようなものはどんどん汚くなってしまうんですよ。
なので小さくて早く使い切って新しいのをまた買うのがむしろ綺麗に使えるから…。
そういうところを意識して作りました。