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「田村 其ノ壱」
田村市
あぶくま山系の山並み

福島県田村地域は、豊かな気候風土から日本でも屈指の米どころとして知られる中通り地方の阿武隈高原に位置し、東部の高原特有の丘陵起伏地域、中部北部の中山間地域、西部南部の平坦部とそれぞれの地域で自然の特性をいかした産業が発達してまいりました。
 米・葉タバコ・養蚕などの農産物を中心とした時代を経て、現在は、JA田村の「稲作部会」の米を柱とした『安心で安全な美味い食材』、滝根町の東洋一の鍾乳洞「あぶくま洞」をを中心とした『観光』、豊かな自然をの中で作られる都路町の『手作りハム工房都路』、そして、竹久夢二も愛した、文政六年創業の金賞受賞酒蔵から生まれる美酒『あぶくま』などを起爆剤として、地域をあげて『住みよい町日本一』を目指しています。
今年も豊作です 田村市と竹久夢二

竹久夢二と田村市のかかわりは、は、田村市出身の衆議院議員助川啓四郎との友情によるものです。二人は、早稲田実業(現早稲田大学)時代に下田歌子の主催する「大日本少女会」での活動などを通じて親交を深めていったようです。夢二が岸たまきと結婚し、新家庭を持ったころまで、家族同様の交際が続いていたといわれています。啓四郎が政治家を夢二が画家を志し、それぞれの道を歩み始めたのは明治も終わりのころでした。その後、啓四郎は、村長を経て代議士に、夢二は、時代を代表する芸術家として今に名を残しています。
  夢二は、大正から昭和にかけてしばしば船引を訪れ、多くの作品を残しています。啓四郎の主催の下で画会を開き、老舗旅館や、文政六年から続く近隣の酒蔵などに今もいわれが残っています。このような二人の「であいの心を伝え、町に残る”文化の窓”として市立図書館には、夢二の作品を展示している「夢二ルームが設けられています。 

夢二作『初夏(ハツナツ)』

勝海舟が生まれた年、文政六年創業の老舗が今に伝える日本酒の真髄。大正浪漫の香りを残す夢の酒蔵、竹久夢二も愛し,そして、平成の今、酒造りに命をかける八代目若き当主の熱い魂が造り上げた珠玉の一滴を是非、ご賞味ください。

夜明け前、張りつめた空気に立ち上る蒸気と蔵人の白い吐息。私どもの酒造りは、今も昔も一日で最も空気がきれいな時間帯に始まります。江戸の文政六年、清い水と澄んだ空気に包まれたこの地で酒造りをはじめて以来、世の中はめまぐるしい速さで変革を遂げてきました。全ての産業で機械化が進み、規格化と大量生産化が進めば進むほど、一方で、我々日本人の心の中にある「本物の手づくりの良さ」への郷愁を大切に残さなければならないと思います。
全ての麹を機械を使わずに育て、全量を昔ながらの槽(ふね)で搾る本物の手づくりの酒をじっくりとお召し上がりください。

 

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醸造元
福島県田村市船引町大字船引字北町通41 有限会社 玄葉本店

【夢の酒蔵】は、当店ホームページ上での名称です