茶の発祥は諸説ありますが、紀元前の中国と言われています。お茶は当初、疲労を解消し、心をはつらつととさせ、活力を高め、熱を下げ、頭痛や胃痛まで治す力を持つ飲み物ということで薬として飲まれていましたが、やがて仏教僧たちが長時間瞑想する時にお茶を飲むと目を覚ましていられることに気づいたそうです。

どんな種類のお茶になるかは、茶葉の製法によって決まります。白茶（はくちゃ）、黄茶（きちゃ）、緑茶、青茶（せいちゃ：ウーロン茶）、黒茶（こくちゃ：紅茶）、プーアル茶の6種類あります。

日本に伝わったのはおそらく6世紀半ばと言われ、729年に聖武天皇が100人の僧を奈良の内裏に招いて4日4晩読経させたとき、唐の遣いから贈られた高価で珍しい「引茶」を僧侶にふるまったそうです。そのお茶は、粉末状の緑茶をお湯で泡立てた、カフェインたっぷりの濃厚な飲み物だったため、おかげで僧侶たちは長時間眠らずに読経することができたという記録が残っています。

近年、お茶の治癒力に高い関心が寄せられ、茶の消費量を押し上げる原因のひとつになっています。世界中で行われてる科学的研究も、お茶を飲む習慣が、血中脂肪を下げ、コレストロールお蓄積を予防することを実証しており、お茶はダイエットにも虫歯や歯周病の予防にも効果があり、腎臓などの内臓の働きを活発にするともいわれています。またお茶に含まれる抗酸化物質が活性酸素を「吸収する」ため、茶はがんを予防すると示唆する研究もあるそうです。

発酵させない日本茶には多くの優れた栄養素が含まれております。 特にビタミン類、タンニン（カテキン類）、カフェイン、テアニン（アミノ酸類）、ミネラルなどです。日常正確の中で欠かせない要素が満載です！

※参考図書：「お茶の歴史」