べにふうき粉末緑茶



「カテキン」という成分は、お茶に含まれるポリフェノールの一種で、メチル化カテキンはこのカテキンの一部がメチルエーテル化された物質です。



「べにふうき」は、このメチル化カテキンを他の茶品種に比べ多量に含んでおり、研究の結果、メチル化カテキンにはマウスを使った試験で強い抗アレルギー効果のあることがわかりました。メチル化カテキン以外にも「ストリクチニン」という抗アレルギー成分が含まれていることが報告されています。また、緑茶カテキンには抗ウィルス作用があることも研究にてわかってきております。



メチル化カテキン含有量が多い品種は「べにふじ」「べにふうき」「べにほまれ」「やまかい」などです。お茶の市場の9割以上を占める「やぶきた」という品種には、メチル化カテキンは含まれておりません。メチル化カテキン含有量が多い品種のうち、樹木の生育状態がよくて、病害にも強いことなどから「べにふうき」が選ばれ、販売が進んでいます。



べにふうきは、「べにほまれ」と「ダージリン」を交配して作られた紅茶用の品種ですが、紅茶を作る際に行う酸化や発酵の工程でメチル化カテキンが消滅してしまうので、緑茶として摂取する事が大事になります。本来は紅茶用の品種のため、緑茶として飲むには苦くて飲みにくいのです。ですがその渋い成分がカテキンなのです。最近では有効成分を損なわずに美味しく飲めるように加工され市場に出回っています。当社の「べにふうき」も美味しさと効能との絶妙なバランスをブレンドしております。

 


飲み方は1回0.5g~1gに対して、90~100度の熱い湯を約100ml注ぎ、1分半から2分ほど置いてからお飲み下さい。メチル化カテキンは高温にてより抽出されます。


これを1日3回~5回程お飲み頂く事をおすすめいたします。1回に多く摂取しても体内での吸収は変わらないようです。適量をお勧めいたします。

実は、カテキンは「渋味:苦み」でもありますので、気になるようでしたら濃さは調整しお飲みください。





駒井園の「有機べにふうき」は鹿児島の優良な茶畑で栽培された最高品質のべにふうきです。メチル化カテキンの含有量が多いだけでなく、なんと言っても渋みが少なく美味しいお茶です。駒井園としては産地の優良な茶葉を扱える事は大変有り難く感謝をするばかりです。今だけでなく、これからもずっと専門店として皆様に美味しいべにふうき茶をご提供してまいります。



また駒井園のべにふうきは一番茶も原料に入っています。べにふうき茶は4月頃の一番茶から秋の四番茶頃まで収穫します。旨味成分は一番茶が多く二番茶以降は徐々に減ってきます。ただメチル化カテキンの含有量は夏から秋のお茶の方が多くなっております。駒井園ではその配合を吟味し製品に仕上げております。



鹿児島県枕崎にある野菜茶業研究所で紅茶・半発酵茶向け品種として育成され、1995年に品種登録された『べにふうき』。 春から秋にかけて摘採された新鮮なべにふうき茶葉は、摘採されたら鮮度を損なわないようにすぐに製茶されます。 こうして鹿児島県内各地で作られた茶葉を選りすぐり、年間通じて鮮度を保つように真空状態にし、冷凍庫で保管しております。そして少量ずつ必要なだけを、べにふうきが持つ風味を活かすようブレンド、焙煎を行い仕上げた茶葉を丸ごと粉末にしております。


食品安全への取り組みについて(FSSC22000)

駒井園のべにふうき茶は、鹿児島県の食品産業では最も早く2007年11月に食品安全の国際標準規格であるISO22000を認証取得し、また2012年11月にISO22000からさらに進歩した食品安全の国際基準FSSC22000を認証取得した製茶問屋の工場にて製造されております。日々の業務の中では食品安全マニュアルにのっとって、部門ごとに点検を行っています。このように徹底した安全管理を行うことで、安心・安全かつおいしいお茶を生産しております。

有機栽培茶について

国内で販売する農産物や農産物加工食品に「有機」または「オーガニック」と表示するには、有機JAS認定機関による認定を取得する義務があります。駒井園の有機べにふうき茶も徹底した管理と認定機関とのやり取りの中からお客様の元にお届けさせていただいております。生産履歴が明確な原料茶葉を仕入れ、生産履歴には、「だれが」「いつ」「どこの圃場で」「どのように栽培したか」等が明記されております。製造記録とともに管理し、最終商品から茶生産履歴簿までさかのぼれるトレーサビリティシステムを構築しています。