中国からの大気汚染物質「PM2.5」超微粒子の予防に！マスク一覧

中国からの大気汚染物質「PM2.5」超微粒子の予防に！

◆ＰＭ２．５とは直径２．５マイクロメートル以下の微粒子※のことです。
　※ＰＭ２．５の大きさは髪の毛の太さの３０分の１程度です。なお、１マイクロメートルは０．００１ミリメートルです。

◆粒径2.5マイクロメートル以下のPM2.5は、呼吸時に気管を通り抜けて気管支や肺まで達するため、様々な健康影響の可能性が懸念されています。

・PM2.5は、排出されたときに既に粒子のものと、窒素酸化物などのガスが大気中で化学反応し二次的に生成されるものとがあります。

◆日本のＰＭ２．５の環境基準※は、ＰＭ2.5の環境基準を１日平均で大気１立方メートルあたり３５マイクログラムとしているが、これを上回った場合の健康への影響などは詳しくわかっていない。
　※環境基準は行政上の目標値であり、この数値を超えても、ただちに健康影響が生じるものではありません。
平成25年 3月5日より、1日あたりの平均値が1立方メートルあたり７０マイクログラムを超えると予想される場合に注意喚起を実施することとしています。

●ちなみに　インフルエンザウィルスが0.1μ、一般の細菌が１μです。

●大きさの比較

・人の髪の毛＝直径約70μm
・スギ花粉　　＝30μm
・インフルエンザの飛沫＝5μm
・微小粒子状物質PM2.5＝2.5μm以下
・インフルエンザウィルス＝0.1μm

●N規格のマスクについて
※アメリカ国立労働安全衛生研究所が定めた抗ウイルスマスクの基準のひとつで、0.3ミクロンの微粒子を95％除去できるということ。

N＝Not resistant to oil（耐油性なし）の意味

95＝微粒子を95％以上除去できる性能のもの

N95＝0.1～0.3μmの微粒子を95%以上除去できる性能
N99＝0.1～0.3μmの微粒子を99%以上除去できる性能

通常のマスクでも【BFE(細菌濾過効率)99％】【PFE(微粒子過効率)99％】のものは
ウイルスレベルの飛沫や粒子（PM2.5より小さい）を
防ぎますが、今回のPM2.5を懸念される方はさらに上位グレードのN95以上、
そしてさらにグレード上のN99をおすすまします。

なぜならば、立体型のN95、N99マスクのほうが顔にフィットし
すき間などから空気が入ってくるのを完全に防いでくれるからです。
※普通のマスクではすき間から空気が入ってきます。
さらに厳密に言うのであれば、PM２．５には「微粒子レスピレータ」をお選びください！

BFE(細菌濾過効率)
BFEとは、「Bacterial Filtration Efficiency＝細菌ろ過効率」といい、細菌を捕集する効率試験のことをいいます。ブドウ状球菌（約３μm）をマスクに通し、数値が高い方が性能が高いものとなります。
医療用マスクでは、このBFEの値が95％以上の性能のものであることが求められています。

PFE(微粒子濾過効率)←通常のマスクで少しでもPM2.5対策を・・・という方は、この数値が重要となります。
PFEとは、マスクの性能を表す基準や規格のことで、微粒子濾過効率を表しています。ポリスチレン粒子（0.1μm）をマスクに通し、数値が高い方が性能が高いものとなります。微粒子をろ過する率で微粒子が除去された割合（%）を示します。BFEで試験する細菌よりもPFE試験のPFEの微粒子の方が小さいです。PM2.5やウイルス対策と考えた場合、BFEよりもPFEのマスクを選ぶ方がより性能としてはよいです。（※ただし、空気が隙間から入りますので完全とはいえません）

ウイルス予防に！
モチロン黄砂や花粉予防にも！