意外と知らない「ジュエリー」の基礎知識

普段何気なく使用している「アクセサリー」や「ジュエリー」には大きな違いがあります。
それぞれの定義を理解して、TPOに合ったものを選べるようになりましょう。

アクセサリーとジュエリーの違いについて

 アクセサリーとは

アクセサリーとは、 ネックレス、ピアス、リング、ブレスレットだけでなく、帽子やベルトなど、 ファッションとして身を飾るものすべてを指します。

  • ・真鍮や合金、皮革や布、樹脂やガラスなど様々な種類の素材で作られている。
  • ・人工石と真鍮や合金のパーツを組み合わせた素材で作られている。
  • ・真鍮などの芯材に貴金属の被膜をかぶせて加工したものをベースにしている。

などが特徴です。

 ジュエリーとは

一方ジュエリーは、貴金属と天然宝石を素材として作られらた装飾品を指します。

貴金属とは、金・銀・プラチナ・パラジウムの4種類で、希少性が高く耐蝕性に優れた金属です。

宝石とは、希少性の高い美しいとされる天然石で、ダイヤモンドやエメラルドやルビーなど硬度が高くカラーや透明度の美しい石を指します。
それ以外にも真珠や珊瑚やこはくなども宝石(有機質宝石という)に含まれます。
その他、アメジストやガーネットなど希少性はないが美しい天然石も、宝石とされています。

  • ・貴金属を加工して作ったパーツのみで作られている。
  • ・貴金属のパーツと宝石を組み合わせたもので作られている。  

などが特徴です。

貴金属の品位と表記(刻印)について

貴金属の純度は1000分率で表します。
ただし金だけは24分率でも表記されます。

  • ・純金=K24(金含有率999‰)
  • ・18金=K18(金含有率750‰)
  • ・14金=K14(金含有率585‰)
  • ・10金=K10(金含有率416‰)

 ※ K=KARAT(金位)

金は上記のように表記されるようになっています。


プラチナ、銀などもそれぞれ刻印がされています。 当社で使われているものは


  • ・プラチナ=Pt900(プラチナ含有率900‰)
  • ・シルバー=SV925(銀含有率925‰)

これらの刻印がある貴金属ベースを使っている装飾具がジュエリーの基本といえるでしょう。


ー日本ジュエリー協会 ジュエリー及び貴金属製品の素材等の表示規定 2017(平成29)年度改訂版よりー


金以外の成分を割金といい、金の割金には銀や銅やパラジウムなどを使用しています。その配合によって金はカラーを変えられます。

金の色みについては以下のように表現されます。

  • ・ホワイトゴールド=WG
  • ・イエローゴールド=YG
  • ・ピンクゴールド=PG

と表記されます。

中でもホワイトゴールドは脱色用の金属としてニッケルを使用するメーカーもありますが、 当社ではアレルギーの原因物質であるニッケルは一切使わず、主にパラジウムを使用してホワイトカラーを出しています。

その他プラチナには割金として銅、パラジウムなど、シルバーには銅などが使われております。


また、当社の貴金属はアレルギーの原因となりやすいクロムやコバルト、鉛などの重金属を一切使用していない地金(芯材に別の金属などを不使用)製なので、アレルギー対応の金属としても適しています。


ぜひ安全安心な材料を使って、ハンドメイドをお楽しみください。

第1問 18金とは金の含有率が全体の何パーセントの金でしょうか?

<こたえ>75% 
<解説> 金は24分率で表示されることもあります。18金は18/24=75%です。

第2問 ゴールドフィルドと金メッキの違いは何でしょう?

<こたえ>金の被膜の厚みが異なります。 
<解説> ゴールドフィルドは全体の5%以上の重さの金をコーティングしたものなので厚みがあります。対してメッキはあまり厚くは加工できません。

第3問 同じ18金でも割り金の内容が違うと何が変わる?

<こたえ>色が変わります。 
<解説> 割り金の材料のうち銅が多いと赤みが増し、パラジウムなどが多いものがホワイトゴールドになります。

第4問 「四大宝石」と言われる貴石の名前は何でしょう?

<こたえ>ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドの4貴石です。 
<解説> これらは希少性が高く、宝石としても人気の高い貴石となっており、色々なジュエリーに使われています。

さて、何問正解しましたか?


0~1問正解
 あなたはジュエリーへの関心が薄い人のようです。
 贈り物やTPOに合わせた装いができるよう、知識として覚えておけばいざというときに役立つかもしれません。この機会にぜひ覚えてみてください。

2~3問正解
 あなたはブランドや材質にこだわらず、柔軟におしゃれを楽しんでいる人のようです。
 ジュエリーの知識があれば、よりTPOに合わせた装いを楽しめるようになりますので、できなかった問題についてはぜひ解説をお読みください。

全問正解
 あなたはジュエリーをよく理解して、ご自身でも愛用していらっしゃるようです。
 これからもジュエリーの伝道師として、その魅力を多くの方々に広めてください。

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