GHK通販のスーツスタイル
貴方が作りたいと思ってみえるデザインのスーツはどんなスタイルですか?

昨今、メンズファッションも毎年新しいスタイルが出てきて、気に入っているスーツも あると思いますが、それがどんなルーツのスーツかご存じですか?

もちろん私共メンズオーダーに精通している者でも、多くの情報が影響しあっているので正確には語れません。
ただ、一般的に言われているスーツデザインの
大きな流れはご紹介できます。
メンズスーツの大きな流れ
クラシックスーツの流れ
ブリティッシュ・スタイル ヨーロピアン・スタイル
イタリアン・スタイル  アメリカン・スタイル
衿★ゴージの位置

メンズスーツの大きな流れ
初心者にとって、メンズのスーツスタイルは、ブランド名、メーカー名、あるいはデザイナーの名前が付けられているため、たくさんのスタイルがあるように考えがちだが、元をただせば4種類のみでクラシックなデザインは全てこの4種類に含まれるといっても過言ではないでしょう。
ブリテッシュ・スタイル(ゲルマン系スーツ)、イタリアン・スタイル(ラテン系スーツその1)、アメリカン・スタイル(アメリカ系のスーツ)、ヨーロピアン・スタイル(ラテン系スーツその2)の4つでブリテッシュ・スタイルが最も長い歴史を持っている。
ここでいうクラシックスーツとは、グローバルスタンダードなスーツで、社交、又はビジネススーツにも代用できる最も正しい伝統的なスーツのことです。

男のスーツを用途別に整理すれば次の通りです。


  スーツ  
________


社交/クラシックスーツ
ビジネス/ビジネススーツ
街着/カジュアルスーツ

「スーツをオーダーするとき、最もスタイルで違うのがショルダーラインだ」といった有名なデザイナーがいましたが、イタリアン・スーツが日本で人気があるのは日本人はなで肩が多いためだといわれています。やや怒り型のスタイルが似合うのであるショルダーラインは、スーツスタイルの印象を左右するので、どのスタイルが自分に似合うのか知っておいたほうが良いでしょう。

クラシックスーツの流れ

スタイルの特徴 
へGO!


スタイルの特徴 
へGO!


スタイルの特徴 
へGO!


スタイルの特徴 
へGO!

スタイル(モデル)の分類の仕方はいろいろありますが、上記の4大スタイル(モデル)はGHK通販が研究しているスタイル(モデル)であって、学術用のスタイル(モデル)と相違することをご了承下さい。


↑TOPへ戻る



ブリティッシュ・スタイル

ブリティッシュ・スタイルの代表的スタイル


スーツのルーツを辿るとやはり行き着くところは英国です。
それだけ歴史・伝統は長いのですが意外と現在のスーツの形になったのは20世紀初頭位からでした。(それ以前はフロックコートやモーニング等が中心で現在のスーツ等はインフォーマルだったのです。)
しかし、英国はスーツのみならず近代的な紳士服飾全てを生み出した地であり、世界中のその後のメンズファッションは全てこれを模倣した物と言っても過言ではありません。特にロンドンのサビィル・ロウの注文服は英国王室の御用達と知られ、胸のドレープの美しさで有名で、当時もてはやされました。
それではブリティッシュ・スタイルのポイントを紹介しましょう



レギュラータイプ
シルエットへ

クリックで行きます。

  


ストーリー
スーツは特定階級の『
仲間の一員 』を表すという考え方です。
 ※補足 イタリアンと比較すると分かりやすいですが、スーツ=ビジネス=ビジネスをする仲間同士の衣裳という発想で、例えるとラガーマンがお揃いのブレザーとお揃いのレジメンタルネクタイを着用するのはこの典型的な発想です。

モデル・ポイント
○ 胸の力強さを強調

英国調スーツの特徴には肩幅が普通目、衿巾は小さめ、ウエスト絞りは普通等の具体的特徴がありますが、その全ては胸の厚み(ドレープ)を強調することで男性的な力強さを表現するためのものです。

○ 肩幅は普通目

胸の力強さを強調するため肩幅はきつくならない範囲で普通目に仕上げるのが英国調です。
つまり肩・胸・ウエスト絞りの中で、やや角ばり、ナチュラルな肩にすれば、その分胸の厚みが相対的に目立つのです。

○ ラペル(下襟)が長めで、衿巾は小さめ。釦位置が低い。 

ラペルが長めで釦位置も低くなっています。また、サイズの合わない衿巾の小さめは論外としても、やはりこれも胸の厚さを意識的に強めるためのデザインです。

○ ウエストの絞りが普通目

低いウエストポイントと共にウエスト絞りが適度なことも英国的デザインの大きな特徴です。
英国調デザインの目的はあくまでも胸板の厚さを表現するためのものです。

○ 色柄が保守的

上述の精神のもとに着用する英国調スーツでは、スーツの色柄はあまり独創的な物や奇抜な物は求められません。
一般的なのは
ダークブルー(濃紺)やダークグレーをベースとした物。つまり普段私達が一番買い求める色柄です。
ごくごくベーシックな中に真のジェントルマンが宿る、しかしその精神は奥が深く、素材への探求心や仕立てへのこだわりは忘れてはいけません。

○ 特徴的ディテールと素材

・斜めポケット
・チェック柄(グレンチェックなど) 
・チェンジポケット
・ツイード(素材)

ディテール

基本仕様

変更可能

ジャケット
デザイン シングル釦:3釦中掛け
ダブル釦:6釦2掛け
シングル釦:2釦1掛け
ダブル釦:4釦1掛け  その他、変形有り

 衿型

シングル釦:ノッチ衿
ダブル釦:
ピーク

シングル釦:セミノッチ衿
ダブル釦:
セミピーク

ベント

シングル釦:センターベント
ダブル釦:
サイドベント

シングルサイドベントorノーベント
ダブル
:ノーベント

ステッチ なし ハンド or  ミシン
腰ポケット フラップポケット 斜めチェンジポケット  or  チェンジポケット
袖ボタン 小4個 2個 or 3個  or 4個 重ね or  中1個
袖作り  本切羽
裏地 背抜き仕立て 総裏仕立て・アンコン仕立て
- 本水牛    ・   メタル釦
裏地 ポリエステルカラー選択 キュプラ裏地 : 無地 ・ 柄物
内ポケット 右フタ付き 左右フタ付き
ペン/タバコポケット 付き

携帯ポケット 無し 付き(口巾9cm・深さ16cm)
パンツ
  タック ワンタック ノータック or  内ヒダワンタック or ツータック
裾口 シングル ダブル
脇ポケット ナナメ ストレート
ベスト
  ボタン シングル5釦5掛け シングル6釦6掛け or  ダブル
なし 衿つき(シングルのみ)





イタリアン・スタイル

イタリアン・スタイルの代表的デザインです。

英国調スーツが現在のスーツのルーツだとすれば、それを大きくファッションという文化に育て上げたのがイタリアン・スタイルです。
エルメネジルド・ゼニア、マリオ・バレンチノ、パル・ジレリ、ネルヴェーザ、パル・ジレリ、ブリオーニ、KITON、カラチェーニをはじめ世界中のVIPから高い評価を受けています。
それではイタリアン・スタイルのポイントを紹介しましょう。
イタリアン・タイプ

スリムタイプの
シルエットへ
クリックで行きます。




ストーリー
イタリアンスタイルのストーリーは一言で言うと『
自分らしさ』です。
英国的な精神がお堅い「集団への帰属意識」だとすると、イタリアンスタイルは集団に埋没しないための「個人のアピール」を重視します。
それ故、ブリティッシュ・スタイルがデザイン・ディテール等一辺倒に偏る中、個を尊重するイタリアンデザインは数々の変遷を果たし、そこから新しい技術や素材が生まれてきています。
現在、テーラー技術の全てでイタリアン・スタイルがもてはやされるのはこういった歴史があるからです。

モデル・ポイント
○ 厚めの肩パットをいれて男のセクシーさを表現
イタリア人は人前で格好付けたがり、その行き着く先は女性同様のセクシーさです。
厚めの肩パットをいれて、角張らせた肩と少し広めのラペル、特にW釦の時のピークドラペル。デザインには時代や年により流れの変化がありますが上述の精神の中で、大きな特徴となるのがセクシーさです。

○ ヒップラインの強調
セクシーさを出す上ではバストのない男性はヒップラインの強調でこれを表現します。
このため、イタリアン・スタイルでは比較的着丈が長めです。

○強く タイトなウエストの絞り
同様にセクシーさを出すためウエストの絞り(細さ)も重要で、ウエストを絞るからこそヒップラインの豊かさが強調されます。
ただし、男のセクシーさという底流はあるにせよ、その表現方法は時代によって変わるため、一時期のアルマーニのように、ダボダボっとしたものが好まれる時代もありますので強いウエスト絞り=イタリアンスタイルという訳ではありません。

○ カシミヤなどの高級素材の多用
ブリティッシュ調の素材は男の力強さを表現するためどちらかというと、しっかりした素材を使用するケースが多いのに対し、男のセクシーさを出すイタリアン・スタイルでは(温暖な土地柄もあって)薄手のしなやかな素材を使用するケースが多いです。
柔らかな、ともすると非常に縫いにくい素材を使いつつ、着用すると肌に吸い付くような触感、柔らかなドレープ性が表現できるそんな素材がイタリアンスタイルの特徴です。

○ 高い縫製技術
伝統に裏付けられた英国調の縫製が劣っていることは決してありませんが、デリケートな細番手の素材を優先して縫い、細かなディテールを生み・育て、はぐくんできた技術力は、いま世界のファッションをリードしています。

○ 特徴的ディテールと素材
・超細番手素材での仕立て ・優しいドレープライン
・カシミヤ高率混使い

ディテール

基本仕様

変更可能

ジャケット
デザイン シングル釦:2釦1掛け
ダブル釦:4釦1掛け
シングル釦:3釦中掛け
ダブル釦: 6釦2掛け その他、変形有り

 衿型

シングル釦:ノッチ衿
ダブル釦:
ピーク

シングル釦:セミノッチ衿
ダブル釦:
セミピーク

ベント

シングル釦:センターベント
ダブル釦:
ノーベント

シングルサイドベントorノーベント
ダブル
サイドベント

ステッチ なし ハンド or  ミシン
腰ポケット フラップポケット 斜めチェンジポケット  or  チェンジポケット
袖ボタン 小4個 2個 or 3個  or 4個 重ね or  中1個
袖作り  本切羽
裏地 背抜き仕立て 総裏仕立て・アンコン仕立て
- 本水牛    ・   メタル釦
裏地 ポリエステルカラー選択 キュプラ裏地 : 無地 ・ 柄物
内ポケット 右フタ付き 左右フタ付き
ペン/タバコポケット 付き

携帯ポケット 無し 付き(口巾9cm・深さ16cm)
パンツ
  タック ワンタック ノータック or  内ヒダワンタック or ツータック
裾口 シングル ダブル
脇ポケット ナナメ ストレート
ベスト
  ボタン シングル6釦6掛け シングル5釦5掛け or  ダブル
なし 衿つき(シングルのみ)




ヨーロピアン・スタイル

ヨーロピアン・スタイルの代表的スタイルです。

GHK通販ではアメリカン・スタイルと対峙するコンチネンタル・スタイル(大陸的スタイル)の中で、イタリアンスタイルを除いた「パリ中心のスタイル」を特にヨーロピアン・スタイルとして別に分類しております。
ヨーロピアンスタイルは世界のファッション界をリードする存在の中で、メンズではミラノコレクションを始めイタリアン・スタイルの存在が特別大きいのですが、レディースファッションでは「パリコレ」が世界の頂点となっています。
そのなかで、パリのメンズファッションはヨーロピアン・スタイルとして、ブリティッシュ・スタイルとイタリアン・スタイルの中間的なスタイルの存在となっています。
それではヨーロピアン・スタイルを紹介しましょう。



コンテンポラリータイプの
シルエットへ
クリックで行きます。




■ ストーリー
地理的にも英国・イタリアという2大産地に囲まれて、フランスパリコレを要するヨーロッパにとっては、両国の特徴を巧みに取り入れ、これにレディースファッション界から得たエスプリを注ぎ込むことで自らの特徴としています。

モデル・ポイント
○ ウエスト絞りが甘い

英国調スーツの比べて、ウエストの絞りが少ない
○ ショルダー

やや広めの肩巾で大きめのアームホール。
○ 特徴的ディテール

・胸ダーツあり
・お台場なし 
・大きめのアームホールと広めのショルダー

ディテール

基本仕様

変更可能

ジャケット
デザイン シングル釦:2釦1掛け
ダブル釦:4釦1掛け
シングル釦:3釦中掛け、 3釦2掛け
ダブル釦: 6釦2掛け   その他、変形有り

 衿型

シングル釦:ノッチ衿
ダブル釦:
ピーク

シングル釦:セミノッチ衿
ダブル釦:
セミピーク

ベント

シングル釦:ノーベント
ダブル釦:
ノーベント

シングルサイドベントorセンターベント
ダブル
サイドベント

ステッチ なし ハンド or  ミシン
腰ポケット 両玉 斜めチェンジポケット  or  チェンジポケット  or
フラップポケット
袖ボタン 3個 2個 or 小4個  or 4個 重ね or  中1個
袖作り  本切羽
裏地 背抜き仕立て 総裏仕立て・アンコン仕立て
- 本水牛    ・   メタル釦
裏地 ポリエステルカラー選択 キュプラ裏地 : 無地 ・ 柄物
内ポケット 右フタ付き 左右フタ付き
ペン/タバコポケット 付き

携帯ポケット 無し 付き(口巾9cm・深さ16cm)
パンツ
  タック ツータック ノータック or  内ヒダワンタック or ワンタック
裾口 シングル ダブル
脇ポケット ナナメ ストレート
ベスト 
  ボタン シングル6釦6掛け シングル5釦5掛け or  ダブル
なし 衿つき(シングルのみ)




アメリカン・スタイル

アメリカン・スタイルの代表的スタイルです。

アメリカン・スタイルはその
ルーツは英国です。その英国から変遷して独自のスタイルを築き上げました。
代表的なスタイルに、ブルックス・ブラザーズ・タイプやナチュラルショルダー・サックスーツなどがあげられます。
また近年になって、黒人系やカリフォルニア系ファッションも登場しており、英国移民だけでなく多民族国家のアメリカ人らしいところではないかといわれています。
それではアメリカン・スタイルのポイントを紹介しましょう。





ストーリー
アメリカ的合理主義
何事にも合理的なアメリカ人はファッションについてあまり価値を見いだしていないのかも知れません。
それが証拠に、ファッションの世界では世界をリードしているアメリカ企業は多くありません。
しかし、逆にこれがアメリカン・スタイルのポイントともいえます。

モデル・ポイント
○ ウエスト絞りが甘い
英国・イタリアの両スタイルの特徴はウエスト絞りが強めであることでしたがアメリカン・スタイルではこれが全く正反対です。(黒人系ファッションは除きます。)
ウエスト絞りを作るダーツを入れない物が多く、一言で言うと『寸胴(ずんどう)』です。
しかし、これが「着やすいから良い」と言えるのがアメリカン・スタイルの特徴なのです。
痩せっぽっちが多く、胸に力強さを出したくても出せない日本人が多い中、黙ってても体格が良くスーツを格好良く着用できるアメリカ人ならではなのかも知れません。

○ 釦位置の高さ
英国タイプとくらべ釦位置が高く、センターベントが普通です。
この型は太目の男性でも楽に合わせられ、ゆったりして着ることを好む方に最適です。

○ ナチュラルショルダー
肩のショルダーラインで比較すると英国調スーツはカチッとしたコンケープド風デザイン。
一方アメリカン・スタイルではナチュラルショルダーといって、肩があまり怒らない(上がっていない)デザインが多いのが特徴です。

特徴的ディテールと素材・マテリアルつかい
アメリカン・スタイルの特徴的なディテールは次のような物です。
ウオール街の金融マンをイメージするのが分かりやすいかも知れません。
・胸ダーツなし
メタルボタン
・ナチュラルショルダー
紺ブレ

ディテール

基本仕様

変更可能

ジャケット 
デザイン シングル釦:2釦1掛け
ダブル釦:4釦1掛け
シングル釦:3釦中掛け、 3釦2掛け
ダブル釦: 6釦2掛け   その他、変形有り

 衿型

シングル釦:ノッチ衿
ダブル釦:
ピーク

シングル釦:セミノッチ衿
ダブル釦:
セミピーク

ベント

シングル釦:センターベント
ダブル釦:
ノーベント

シングルサイドベントorノーベント
ダブル
サイドベント

ステッチ なし ハンド or  ミシン
腰ポケット フラップポケット 斜めチェンジポケット  or  チェンジポケット
袖ボタン 3個 2個 or 小4個  or 4個 重ね or  中1個
袖作り  本切羽
裏地 背抜き仕立て 総裏仕立て・アンコン仕立て
- 本水牛    ・   メタル釦
裏地 ポリエステルカラー選択 キュプラ裏地 : 無地 ・ 柄物
内ポケット 右フタ付き 左右フタ付き
ペン/タバコポケット 付き

携帯ポケット 無し 付き(口巾9cm・深さ16cm)
パンツ 
  タック ツータック ノータック or  内ヒダワンタック or ワンタック
裾口 シングル ダブル
脇ポケット ナナメ ストレート
ベスト 
  ボタン シングル6釦6掛け シングル5釦5掛け or  ダブル
なし 衿つき(シングルのみ)

↑TOPへ戻る

衿★ゴージの位置
 上衿と下衿を縫い合わせた部分にできる刻み目をゴージ・ポジションと呼び、
その位置の高低によってハイ・ゴージ、レギュラー・ゴージ、
ロー・ゴージとに分けられます。

今までのジャケットやスーツはレギュラー・ゴージでしたが、
カチィとした誇張のある肩線のシルエットの場合や
現在の大半のジャケットはハイ・ゴージが中心になっております。
丸みを持たせたヨーロッパ調デザインのものには
ロー・ゴージにしたものがたまに見られます


昨今はハイ・ゴージにしたスーツがはやっています。
GHK通販ではハイ・ゴージ(弱・中弱・中強・強)を
下記の4種類からお選びするここができます。
レギュラー・ゴージよりアップしたゴージ 呼び名
レギュラー・ゴージより1.5cmアップ=弱 G1.5
レギュラー・ゴージより3cmアップ=中弱 G3
レギュラー・ゴージより4.5cmアップ=中強 G4.5
レギュラー・ゴージより6cmアップ=強 G6

↑TOPへ戻る