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着物の柄に込められた意味
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着物にはお子様の成長を願う想いのこもった柄が
たくさん描かれています。
男児の着物には鷹・兜・龍・虎・宝船などの
勇ましさを感じさせる柄が、
女児の着物には鞠(まり)・御所車・花車・鈴・華などの
華やかな印象のある柄が好まれています。
ここではそれぞれが持つ柄の意味をご紹介します。
※下記の柄をクリックすると解説が表示されます
男の子向きの柄
女の子向きの柄
ユニセックス柄
鷹
遠くまで見渡す鷹の目のように、本質を見抜き先を見通す力を。
鋭い爪で幸運やつかみ取った運をしっかりとつかんで離さないように。
兜
頭を守る兜には邪気や災厄、病気などから子供を守ってくれますように。
華やかな兜の飾りは格式が高く権威の象徴で、出世の願いも込められています。
龍
天高く昇る龍の姿から出世や大成の願いが込められており、辰年生まれの男の子には縁起が良いとのことで好まれて選ばれます。
虎
勇ましく吠える虎には出世の想いが込められています。
虎のように強くたくましい子に育ってくれますように。
宝船
宝や米俵などが乗っており、生涯食べ物や暮らしに困らないように。
子供の門出を祝う意味も込められており縁起の良い船です。
鯉
滝を勢いよく上る鯉には苦難を乗り越え、出世を願う意味が込められています。
これは中国の故事に激流の滝を上り切った鯉は後に龍になるという話が由来になっています。
小槌
昔話の一寸法師に出てくるのが有名ですね。
願いを唱えながら振ることで様々なものが出てくるとされていることから、生涯物に困らないように・願い事が叶いますようにという想いが込められています。
軍配
戦国武将が使う軍配団扇(うちわ)にはリーダーのように、行動力と決断力のある子に育ちますようにと願う意味が込められています。
富士
古くから親しまれ続けている日本の象徴である富士山。
何事も日本で1番になれるような大きな男の子に育ってくれますようにという想いが込められています。
鞠
蹴鞠は平安時代の貴族の遊びだったこともあり、高貴さのある気品の良さを表しています。
丸い形から何事も丸く収まりますように、健やかに成長しますようにという想いも込められています。
御所車・花車
平安時代の貴族の乗り物の御所車と花車は玉の輿(こし)に乗れますようにと想いが込められています。
女の子の美しい成長と祝福を願う意味もあります。
鈴
鈴の音色には魔除けの効果があり、縁起の良いものを引き寄せてくれます。
その音色で神様を呼び、お子様の成長や健康などを願う意味も込められています。
牡丹
とても華やかな花であることから、気品のある美しい女性になりますようにという願いが込められています。
花車や鞠・鈴と共に描かれることが多いので、よく目にする柄かもしれませんね。
菊
無病息災・心身の安定・厄除けなど多くの意味を持つ吉祥文様です。
美しい花のかたちと心地の良い香りがあることから気高さも表しています。
桜
長く日本人に愛されている桜は春の象徴であることから、物事を始めるのにふさわしい縁起の良い柄です。
満開に咲き誇る姿から繁栄や豊かさの意味をもっています。
蝶
幼虫からさなぎ、そして蝶へと成長する姿から美しく健やかに成長しますように、という想いが込められています。
古くから立身出世や不死の象徴としての意味もあるんですよ。
兎
うさぎは月の使いとされており、ツキを呼ぶと信じられてきた縁起の良い柄です。
ぴょんぴょんと飛ぶ姿から何事も躓くことなく物事が進みますようにという想いも込められています。
兎年の女の子におすすめです。
束ね熨斗
お祝い事でよく見かける熨斗を何本も束ねた形から、多くの人から祝福を受けられるように、周りの人たちと幸せを分かち合えるようにという意味が込められています。
松竹梅
日本で古くから親しまれている縁起の良いとされる吉祥文様。
松と竹は厳しい寒さにも負けず葉の色を変えることなく成長し、梅は冬の寒さを耐え忍び春にどの花よりも早く咲き誇る植物であることから、忍耐力や清廉潔白、美の象徴とされています。
扇・地紙
末広がりのかたちから発展と繁栄を願う意味があり、お祝いの席にふさわしい縁起の良い柄です。
鶴
長寿の象徴である鶴は縁起の良い動物で、吉祥文様として古くから日本で親しまれています。
鶴はつがいで暮らすことが多いことから、赤ちゃんにはまだ気の早い話ですが夫婦円満も表します。
雲
色や形を様々に変えることから物事が始まるきっかけや兆しを伝えるとされています。
漂う姿は悠々自適な暮らしを願う意味もあります。
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購入とレンタル、どっちがおすすめ?
BUY OR RENTAL
購入とレンタル、どちらがいいかしら…と
迷われる方は多いと思います。
それぞれメリット・デメリットがありますので、
比較してみましょう。
購入はこんな方におすすめです☆
思い出として
形に残したい
実際にお宮参りにお使いいただいた着物が残ることで、大切なお子様とご家族の思い出の詰まったお着物として手元に残すことができます。
世代を超えて
親子でシェア
着物は丁寧に保管すると大変長くお使いいただく事ができるので、親子で同じお着物でお宮参りできます。
代々受け継ぐことができることでより思い出深いものになりますね!
好きな紋で
紋入れ出来る
自分の家の家紋を入れることで、より一層特別感のある着物になります。
お宮参りをきっかけにご家庭の家紋について知ることもできるいいきっかけにもなるかもしれません。
成長とともに
七五三で使用
3歳を迎えるお子様がご着用いただける「三つ身」または5歳の「袴用着物」へ仕立てることが出来ます。
抱っこされ羽織るだけだったお宮参り着物を、次の祝いの時に着ることが出来るようになったと思うと感無量です。
キステでは七五三用の仕立て直しも承っておりますので、お問い合わせをお待ちしております!
※今後予告なくサービスの中止等がある場合がございますのでご了承ください。
購入のデメリットはこの部分
お値段が
やや高額
絹のお着物、ということで購入となるとお値段はやはり高めのものになります。
コストを極力抑えたい、と考えている方にはやや負担になるかもしれません。
キステはネットショップなので、デパート等の商品と同等の品質でお値段を抑えての販売ができています。
また、誕生後の初めてのお祝いということで、ご家族からの最初のプレゼントとしてもお勧めです。
プレゼント用の化粧箱のご用意と、熨斗掛けも行っております。
化粧箱について詳しくはこちら↓
保管管理が
ちょっと面倒
慣れない絹の着物ということで、保管方法で悩む方も少なくありません。
特に何もしていないと、シミが出来ている…なんてことも。
キステには着物を汚れから守る「シルクソフトガード加工」をオプションで承っております。
ガード加工を施した着物は5年間無料でアフターケアも実施しておりますので、安心してご購入いただけます。
ガード加工について詳しくはこちら↓
レンタルはこんな方におすすめ☆
とにかく
ローコスト
レンタルですのでコストを最小限に抑えることができます。
収納・保管に
困らない
お宮参りが終わった後は返却しますので、管理やメンテナンスをする必要がありません。
レンタルはのデメリットはこの部分
手元に
残らない
お宮参りが終われば返却しないといけないので、思い出は写真のみしか残りません。
急な予定変更に
対応しにくい
まだまだ幼いお子様。お宮参りの予定日に体調を崩したり、悪天候で動きにくい場合も少なくありません。
レンタルはその際予定の変更が難しくなります。また、キャンセルする場合は別途キャンセル料が発生することもございます。
新品ではない
レンタルの着物は様々な方がご利用しているものになるので、新品ではありません。
クリーニングをしているとはいえ衛生面を気にする方や、お子様のご誕生を祝うお宮参りに新しい綺麗なものを使いたいとお考えの方にはお勧めできません。
お着物はレンタルがいいけど衛生面がやはり気になる、という方には小物だけの購入もお勧めしています。
フードセットについて詳しくはこちら↓
家紋が
入れられない
レンタルの着物には紋が入っていないか、通紋(誰でも使える紋)が入ったものになります。
両家の家族で祝うことの多いお宮参り、家紋を大切にしたい方は気になってしまうかもしれません。