帯選びに迷ったら、役立ててほしい 帯のTPOと選び方
着物の世界も変わりました
堅苦しいルールがあって難しい…
と思われていた着物の世界。
今は昔ほど気にすることも無くなり
たくさんの人が着物を着る機会が
ぐっと増えました。

その分「この着物と帯の組み合わせって
本当に大丈夫なのかな?」と
迷う方も増えています。

ここでは今ならどんな帯合わせがぴったりなのか
ご紹介していきたいと思います。

気になる"キーワード"をクリックして
最適の帯をチェックしてみましょう

SELECT KEYWORD

  • 結婚式 親族 兄弟 親 孫 姉妹 息子 娘
  • 上司 偉い人 目上 招待
  • 授賞式 叙勲式

親族の結婚式や授賞式、叙勲式など
来賓に目上の人がいる場合や
自身が主役側の場合は
"格式"を意識した帯選びを
  • 昔も今も変わらず第一礼装と言われる着物が最もふさわしく
    留袖や訪問着をメインとした礼装スタイルが基本です。
    帯には二重太鼓で着用できる"袋帯"を選びましょう。

    金銀糸が使われているものが格が高くお勧めです。
    "吉祥柄"のものを選べばさらにGOOD。
    自分自身の”格”を落とさないことがポイントです。
お勧めの帯はこちら

"ちょこっとこぼれ話"
お祝いの席に二重太鼓が
お勧めの理由

二重太鼓には"喜びが重なるように"という意味が込めてられています。
袋帯がほかの帯よりもうんと長めに作られているのはそのためです。
着ているだけで喜びを表現できるなんて、
粋ですね☆

SELECT KEYWORD

  • 結婚式 友人 同僚
  • 七五三
  • お宮参り
  • 入学式 卒業式
  • 入学式 卒業式

「誰かのため」のお祝いの場は
一歩引いた準礼装スタイルを
時代の流れに合わせて
堅苦しく考えすぎないで
  • 友人であったり、自身のお子様だったり、主役が"自分"以外の場合のスタイルは、最上級ではない準礼装スタイルがお勧め。
    おめでたい席に変わりはないので二重太鼓ができる"袋帯"が間違いのない帯になります。

    ですがあくまでも主役は"自分以外"ですので、派手な色や柄は避け、目立ちすぎないようにしましょう。
お勧めの帯はこちら

"ちょこっとこぼれ話"
簡略化されつつある
準礼装スタイル

昔と違って様々なものが簡略化されてきていている昨今。
"身内しかいない祝いの席""カジュアルウェディング"など、
人に見られる機会が少なかったり
堅苦しくない祝いの席ならば、
名古屋帯でもOK
とされてきています。
暑い日が増え、袋帯は暑いな~…と感じることも増えました。
柔軟に対応出来る時代になってきているのは、着物世界にとっては良いことかもしれませんね。

SELECT KEYWORD

  • パーティー
  • 二次会
  • レストラン

カジュアルすぎなければ
なんでもOK☆
自分らしさを出しつつ
きれいめスタイルを目指そう!
  • 「もし洋装で行くなら"きれいめスタイル"が理想的だね。」
    そんなシーンならば、難しく考えず好きな帯で行きましょう。

    昔的思考だと"ちょっとフォーマルなスタイルが無難"と言いたくなるのですが、正直なところ"着物"というだけで普通の装いよりもちゃんとした感じが出ちゃいます。
    ですのであまりにもカジュアルすぎなければ、好きなスタイルで良いです。
お勧めの帯はこちら

"ちょこっとこぼれ話"
和装だけど着物とはちょっと違う"浴衣"

着物ならなんでもOKと言ったものの、浴衣は別もの
浴衣は洋装でいうとTシャツや部屋着みたいなものなので、さすがにこういった場には不釣り合いになります。
ドレスコードなどがあるレストランでは、入場すらできないなんてことも。
形は一緒でも、着物と浴衣は違うものであるということを覚えておきましょう。

SELECT KEYWORD

  • 美術館 芸術鑑賞
  • 舞台鑑賞 歌舞伎

その場と調和の取れる装いを
あくまでも"見る側"ということを
忘れないで
  • 絶対的なルールがあるわけではありませんが、いくつか大事にした方が良いことがあるのがこのシーン。
    それは自分が主役ではない、ということ。

    せっかくの美術館で、展示されている美術品よりも目立つのはなんだか微妙だし、舞台に上がる役者さんたちよりも目立つのも微妙…。
    その場を"引き立て"そして"一体感"が出せるような着こなしが理想的。
お勧めの帯はこちら

"ちょこっとこぼれ話"
プリントと侮るなかれ
インクジェットの帯

最近はインクジェットの技術が進み、とっても綺麗な柄の帯が増えました。
個性的な柄はもちろん、絵画の柄や精密なイラスト柄など
芸術鑑賞の際に身に着けていると、着ている本人はもちろん見る人も楽しめるから最高ですね♪

SELECT KEYWORD

  • 茶道 茶席
  • 初釜

茶席には金銀糸が控えめがおすすめ
名古屋帯で動きやすさにも着目

初釜は袋帯で華やかに
格の高い柄で準礼装スタイルがベスト
  • 茶席では一般的には"金銀糸をあまり使っていないもの"が好まれています。
    西陣織の帯は使いやすいとのことで特に人気。
    ですが、単純にこれが正解!とは言えず、流派や先生によって少しずつですが違うようです
    なんにせよ、迷われたときは茶席に参加する先生や先輩などに聞くのが一番。
  • 初釜には準礼装や未婚女性なら振袖がお勧めなので、帯もそれに合わせて袋帯で行きましょう。
    祝いの席にぴったりの有職文様や吉祥柄がおすすめです。
お勧めの帯はこちら

"ちょこっとこぼれ話"
意見が分かれる
茶道に博多帯は使えるか?

金銀糸を使っていなくて、締めやすい総柄タイプ。
ぱっと見の条件的には博多帯はとても使いやすそうな帯。
ですが、実は意見がよく分かれる帯で、
"博多帯の絹なりがあまり好ましくないから茶席には向かない"そうです。
それに、茶席といっても色々な茶会があって、
招かれる側、もてなす側でも着用するものが違ってきます。
…やはり、先生や先輩に聞くのが一番ですね!!

SELECT KEYWORD

  • 夏 夏帯 絽 紗 羅
  • 夏 夏帯 絽 紗 羅

暑い季節は夏の帯で涼やかに
博多の半幅帯や献上柄なら
オールシーズン使えて
汎用性も抜群!
  • 夏の着物を着る時は、絽や紗、羅織の帯から選びましょう。
    ただでさえ着物は胴回りが暑い…通常の帯を締めると汗だくでとんでもないことに。。。
    帯のためにも、夏の季節には夏の帯を着用するようにしましょう。
    有松絞りやちょっとお高めの浴衣にも使えます。
  • 半幅帯なら実際はどんな帯でも良いですが、どうせなら単衣の帯や柄、織や色も夏向きの物をチョイスした方が、着る側も見る側も涼しさを感じてお勧めです。
    博多の帯は基本的にオールシーズン使えるということで、非常に重宝します。
お勧めの帯はこちら

"ちょこっとこぼれ話"
夏の名古屋帯って金銀糸多いけど、
フォーマルにも使える?

今までたくさんの帯を扱ってきましたが、夏の名古屋帯って結構金銀糸使ってます。
中にはパッと見た感じ、"訪問着にも使えそう"って思うものもあります。
ですが帯担当としてはお勧めしていません。
理由は"夏にフォーマルな着物を着るようなところ行くなら
ちゃんと袋帯締めよう"
って思うからです。
わざわざ名古屋帯から選ぶ必要、ないですもんね。

SELECT KEYWORD

  • お出かけ ショッピング
  • 散策

堅苦しいことは気にしない!
自分のスタイルで
自分らしく着物を楽しみましょう
  • 普段洋服を着る感覚で、自由に着こなしましょう。
    最近ではパンプスやブーツ、スニーカーを合わせるスタイルもあります。
    袴だって着てもいいんです☆
    堅苦しいルールを脱ぎ捨て、着物を楽しみましょう☆
お勧めの帯はこちら

"ちょこっとこぼれ話"
着物の世界も
柔軟に変化してきた

昔はちょっとでもルールを無視すると着物パトロールが色々言ってくる…
正解がわからなくて着物を着るのが怖い…。
そんな時代がわりと最近まであったように思います。
そう考えると、今は随分と柔軟な世界になり、着物を着る人も増えました。
自分たちの国の民族衣装、是非自由に楽しんでくださいね。

 ITEM SEARCH