油汚れの洗濯には?
2019.7.17
食事をしているとき、食事をつくっているとき、仕事中など、油汚れがつくことがありますよね。
一度ついた油汚れはなかなか落ちないものです。
そんな油汚れはどうやって落とすのでしょうか?
まずは洗濯できるかどうか確認を。
ほとんどの衣類には洗濯マークが縫い付けられています。
ここの洗濯マークで水洗いできるかどうかの確認をしてください。
水洗いできない衣類は、家庭では洗濯が難しいので、クリーニング店などに相談してみましょう。
次に油のシミを落とす方法。
一般的にシミを落とす方法は、
当て布を置き、シミがついた側を当て布の上に置き、衣類の裏側から歯ブラシなどでトントンしていくという方法です。
この時のコツは、
①シミの外側から内側に向かって(反対にするとかえってシミが広がります)
②トントンとなじませるように優しく(強くこすりつけると生地を傷めてしまいます)
③少しシミが移ると、当て布の位置を変えて繰り返す
④とにかく根気よく続ける…
となります。トントンしていると、汚れが少しずつ移っていくのを見るのも楽しいです。
手間がかからない洗濯方法は?
トントンとシミを落としていくには、手間と時間が掛かります。
手間がかからない方法としては、浸け置きです。
油の性質は、高温になると柔らかくなり、アルカリで分解されます。
ですので、
①バケツなどにぬるま湯を入れ
②その中にセスキ炭酸ソーダを溶かす
③洗濯ものを入れて1時間ほど置く
④その後、洗濯機で通常の洗濯をする
お湯はあまり高温になると繊維を傷めることがあるので、50℃以下にしてください。
石けんを使う
私は木村石鹸という会社にいますので、ここでは石けんをお勧めします。
石けんは環境や肌にやさしいという印象があると思います。その分、汚れ落としも優しい(?)と思われています。
しかし、石けんは使い方によってかなり効果を発揮することがあります。
それは温度です。高温になると、石けんはどんどんその威力を上げていきます。
40℃くらいのお湯の中で、石けんで手洗いしてみてください。油汚れもきれいになります。
これ以上温度を上げるとやけどするので注意してくださいね。
熱をかけると効果が増すので、布巾などは鍋で加熱する方法もあります。
石けんと水を入れた鍋にフキンを入れて煮るだけです。この時、鍋はステンレスのものを使ってください。
冷めるまで置いておいて、すすぐだけです。
優しいと思われている石けんでも、びっくりするくらいの効果も出ますので、お試しください。
おすすめは!
りころ
re:koro りころ しみ抜きキット
販売価格(税込)3,850円
詳しい商品情報・ご購入はこちらから原産国 | 日本製 |
成分 | 界面活性剤、安定化剤、水軟化剤、アルカリ剤、分散剤、香料 |
液性 | アルカリ性 |
用途 | 水洗いできる綿、麻、化繊用シミ抜き洗剤 |
正味量 | 各10ml |
トントンとシミを移していくように、落とします。
大切な衣類なので、大切にお手入れを。
セスキ炭酸ソーダ
eco friend セスキ炭酸ソーダ 1kg
販売価格(税込)660円
詳しい商品情報・ご購入はこちらから原産国 | アメリカ |
成分 | セスキ炭酸ソーダ |
液性 | 弱アルカリ性 |
用途 | キッチン周りの油汚れ、ヌメリとり、煙草のヤニとり、衣類の汚れおとし等 |
正味量 | 1kg |
重曹のような粉ですが、重曹よりもアルカリが高く、溶けやすくなっています。
アルカリが高い分油汚れに強いので、油汚れの衣類の浸け置きに。
SOMALI洗濯用せっけん
SOMALI 洗濯用液体石けん 600ml
販売価格(税込)1,320円
詳しい商品情報・ご購入はこちらから原産国 | 日本製 |
成分 | 純石けん分(33% 脂肪酸カリウム)、炭酸塩、クエン酸塩、エチルアルコール、乳酸、天然オレンジオイル |
液性 | 弱アルカリ性 |
用途 | 綿・麻・合成繊維用洗濯石けん |
内容量 | 600ml |
サイズ | 70×70×250mm |
洗濯用石けんは、合成の洗剤をお使いの方からすると使いづらい部分があります。
でも石けんは環境にも人にも優しいものです。使い方で効果も変わるのも石けんのよさです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!