浴衣はどうやって洗濯するの?
2019.6.5
浴衣を着ると夏祭りという気分になりますよね。
最近は着やすいものも出てきて、浴衣がより身近になってきたような気がします。
浴衣は日本の文化なので、受け継いでいきたいものです。
浴衣の素材
一般的に、浴衣の素材は綿、麻、ポリエステルが多いようです。
綿は以前は多く使われていて、織り方などによって質感が違うものがあります。
麻は他の素材より、少し硬く感じるかもしれませんが、涼しく感じられます。綿と合わせて使われていることが多いようです。
最近ではポリエステルのものも増えてきています。ポリエステル素材は速乾など機能性があるものもあり、洗濯も簡単です。
浴衣選びの際は、柄だけでなく、素材も確認してみてください。
まずは洗濯できるかの確認を。
まずは洗濯できるかどうかの確認をしてください。
最近の浴衣には洗濯絵表示が縫い付けられていることが多いです。ここで「水洗い可」になっているかの確認をしてください。
水洗いができない浴衣は自宅では洗濯できません。専門のクリーニング店などで相談してください。
次に色落ちしないかの確認をします。
洗濯洗剤を、白い布につけ、それを浴衣の目立たない部分でこすります。浴衣の色がついたら色落ちするかもしれません。
この場合もクリーニング店に相談してください
浴衣のお洗濯のポイント
浴衣は型崩れを防ぐために、できるだけ手洗いしてください。
(洗濯機を使う場合は洗濯ネットに入れて、やさしいコースで洗ってください。)
①大き目の桶、もしくは湯船に洗濯洗剤で洗浄液をつくります。
②浴衣を折りたたみます。袖だたみといわれるたたみ方です。
袖と袖を背中側で合わせ、重ねた袖を衿にむかっております。これを、屏風だたみに4つ折りにします。
③洗浄液につけます。もみ洗いはせず、ゆっくりと押し洗いしてください。
④すすぎも同じように、泡がでなくなるまでゆっくりを押し洗いですすいでください。
⑤洗濯ネットに、たたんだ状態で入れて脱水します。30秒から1分。なるべく短くしてください。
干し方
日陰で洗濯竿に袖を通して干します。
着物用ハンガーなどもありますので活用しましょう。ない場合は、ハンガーに突っ張り棒をくくりつけるなどの工夫でも。
ピンと張った状態で干すことで型崩れを防げます。
アイロン
乾燥したあとはアイロンがけです。
パリッとしたければスプレーのりなどを利用してください。
洗濯絵表示にアイロンがけの温度がありますので、その温度に合わせましょう。
①衿の部分を裏側からかけます。
②後ろ身ごろの縫い目をまっすぐにして、裏側からかけます。
③袖を当て布をしてかけます。縫い目はしっかり目で。
④前身ごろに裏側からかけます。
※ポイントは背中の縫い目がまっすぐになっていることです。
縫い目がまっすぐになっているとスッキリ見えます。
浴衣とは
浴衣の期限は平安時代まで遡ります。
貴族が蒸し風呂に入るときに着用した、湯帷子(ゆかたびら)が始まりのようです。この当時は麻でできていました。
風通しがいいので、湯上りに着られるようになっていき、寝間着として使われだします。
江戸時代になって、今のような外出着として広まったようです。
白い浴衣は昼に着て、藍の浴衣は虫が来にくいので夕方に着るなどしていたようです。
浴衣には日本の古くから受け継がれた工夫が詰め込まれています。
今は、ブランドのものや、機能のあるものなど、様々なものが出てきています。
まだまだ浴衣も進化していくのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!