ボールペンのシミは落とせるの?
2019.5.28
ちょっとしたことでボールペンのシミが衣類についたりしませんか?
胸ポケットに入れようとしたら先が出たままだったとか…
私もよくやってしまいます。
どうやって洗濯すればいいのでしょうか?
ボールペンの性質を知る
まずはボールペンの種類を確認しましょう。
ボールペンは大きく①油性②水性 に分かれます。
①油性は色の素を有機溶剤で溶かしています。にじみが少なく、長く使えます。
②水性は色の素を水分で溶かしています。さらっとした書き味があり、はっきりした色がでます。水には弱く、濡れると流れてしまうこともあります。
シミがついたボールペンはどちらかを確認しましょう。油性、水性で洗い方が変わってきます。
まずは確認を
まずは、シミのついた衣類が水洗いできるかどうかを確認しましょう。
洗濯の絵表示が縫われているものについては水洗いが不可になっていないかの確認をしてください。
次に、使う洗剤やアルコールなどが衣類の柄に影響がないか確認します。かならず、目立たない場所に少しつけて色落ちしないかの確認をしてください。
次に大事なことは、シミがついたらなるべく早く処理することです。時間が経つと繊維にしみ込んでシミが取れにくくなります。
ボールペンのシミの洗い方
油性ボールペン
油性ボールペンの場合は、
①当て布を用意する(いらなくなったタオルなど)
②当て布を置き、シミを当て布に当てるように置く
③消毒用などのアルコールをシミの裏側からかける
④シミの裏側から歯ブラシで軽くたたいて当て布に汚れを移す
⑤ある程度すると当て布の位置を変えて④を繰り返す
⑥石けん(液体でも固形でも可)や中性洗剤をつけて軽くもみ洗いする。
⑦通常の洗濯をする。
水性ボールペン
水性ボールペンの場合は
①当て布を用意する(いらなくなったタオルなど)
②当て布を置き、シミを当て布に当てるように置く
③石けん(液体でも固形でも可)や中性洗剤を裏側からかける
④シミの裏側から歯ブラシで軽くたたいて当て布に汚れを移す
⑤ある程度すると当て布の位置を変えて④を繰り返す
⑥通常の洗濯をする。
色の成分の違い
印刷やペンなどから、衣類の柄やプリントなど、色の成分には大きく2種類あります。
「染料」と「顔料」です。
顔料は、古代に顔に塗ったところからきているようで、繊維などに溶け込まず表面にくっついている状態。プリントTシャツは顔料ですね。
染料は、繊維などにしみ込む色剤。ボーダーシャツなどは先に糸に色を染み込ませてから編んでます。これが染料です。
衣類だけでなく、紙の印刷なども顔料と染料が区別されて使われています。
ボールペンでも顔料と染料あります。一般的に顔料はにじみにくく、水に強いです。染料は発色がよいけれども、水に弱くなりがちです。
ボールペンを選ぶときに、どんな素材なのかも確かめてみるのいいかもしれません。
りころ シミ取りキット
re:koro りころ しみ抜きキット
販売価格(税込)3,850円
詳しい商品情報・ご購入はこちらから原産国 | 日本製 |
成分 | 界面活性剤、安定化剤、水軟化剤、アルカリ剤、分散剤、香料 |
液性 | アルカリ性 |
用途 | 水洗いできる綿、麻、化繊用シミ抜き洗剤 |
正味量 | 各10ml |
衣類を大切に使いたいから、ついたシミは自分で丁寧に落とす。そんなキットです。
液剤は3種類に分かれていて、A:食べこぼし汚れ用、B:メイク・油汚れ用、C:血液の汚れ用 となっています。
専用の天然豚毛のブラシで落とします。
油性のボールペンはB-type、水性のボールペンはA-typeとB-typeを交互につかってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!