オーガニックコットンの洗濯

2019.5.10

最近はオーガニックコットン素材のものをよく見かけるようになりました。
乳幼児用の肌着だけでなく、タオルやシーツ、肌着などもよく見られるようになりました。
オーガニックコットンは普通の洗濯と同じように洗ってもいいのでしょうか?

オーガニックコットンとは

オーガニックコットンとは、オーガニック(有機栽培)で育ったコットン(綿)です。
食品でもオーガニックが注目されてきていますが、肌に触れるものとして、コットンもオーガニックが注目されてきています。
オーガニックコットンでできたものは、化学的な処理が少ないものが多いので、まっ白に漂白されず、商品としては茶色がかったものになっていることがほとんどです。
自然にも人にもやさしいコットンといえますね。

どんな洗剤で洗えばいいの?

オーガニックコットンは綿ですので、洗濯の際は通常の洗剤でも洗えます。
ただ、せっかくオーガニックコットンですのでこだわりたいものです。
通常の洗剤には、合成界面活性剤、蛍光増白剤などがよく使われています。オーガニックコットンのものに輝くような白さは求めませんよね。できれば余分な成分がないほうが環境にも人にも優しくなります。
柔軟剤の使用は控えたほうがいいと思います。
オーガニックコットンは肌着やタオルが多いと思います。柔軟剤はふっくら仕上がりますが、生地をコーティングしてしまい吸水が悪くなることがあります。
ということで、私は「石けん」をお勧めします。石けんは綿との相性がよく、洗えば洗うほど吸水しやすくなります。
粉末のもの、液体のものがありますので使い勝手などで選んでみてください。

臭いや汚れが気になる?

オーガニックコットンのものを長く使っていると、普通の生地よりも汚れる気がします。(私の思い込みかもしれませんが)
普通の綿は製造工程で漂白をしっかりとします。これは糸をまっ白にするのですが、そうしないと後で困るからなんです。白いTシャツを買ったら茶色いシミがあったらイヤですよね。白という色は何色にも染まるので、いろんなものをつくっていく上でも便利なんです。
綿を漂白するということは、余計なものを化学的に排除してしまうということです。
オーガニックコットンの場合は、この漂白工程をやさしい成分でする場合が多いので、少し余計なものが残ってしまいます。
これがちょっと茶色く見えたり、自然な風合いになったりります。完全に漂白できていないので、汚れが付きやすくなっている気がします。
汚れや臭いが気になったときは、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)で浸け置き漂白しましょう。ぬるま湯に溶かして、洗濯ものを浸け置きします。除菌もできるので、臭いもなくなります。
塩素系では漂白力が強すぎて、オーガニックコットンの風合いや柄に影響がでることがありますので注意してください。

おすすめはやっぱり、SOMALI洗濯用石けん

SOMALI 洗濯用液体石けん 600ml

販売価格(税込)1,320

詳しい商品情報・ご購入はこちらから
原産国 日本製
成分 脂肪酸カリウム、炭酸塩、クエン酸塩、エチルアルコール、乳酸、天然オレンジオイル
液性 弱アルカリ性
用途 綿・麻・合成繊維用洗濯石けん
正味量 600ml
サイズ 70×70×250mm

オーガニックコットンの洗濯にはこれ。
石けんメーカーがつくった液体石けんです。綿の風合い、吸水性もよくなります。

過炭酸ナトリウム

ecofriend 過炭酸ナトリウム 1kg

販売価格(税込)660

詳しい商品情報・ご購入はこちらから
成分 過炭酸ナトリウム
液性 弱アルカリ性
用途 衣類・台所製品などの洗浄、漂白、洗濯槽のカビとり等
正味量 1kg

汚れや臭いが気になったときは、酸素系の過炭酸ナトリウムで優しく漂白。
酸素しか発生しませんので、いやな臭いもしません。ぬるま湯に溶かして、洗濯ものを浸け置きします。40~50℃が効果を発揮しやすい温度です。

SOMALI ギフトセット

SOMALIに、四国の今治タオルメーカーがつくったオーガニックコットンをセットしました。
最初から風合いもいいのですが、洗濯するうちに吸水性も上がり、使えば使うほどここちよくなります。

綿

綿(めん)はコットンですよね。でも綿(わた)と呼ぶ場合もあります。
布団や座布団の中の詰め物のことを「中綿(なかわた)」といいます。「中綿:ポリエステル」なんて表示になっていますが、綿(めん)なのにポリエステル?とおかしな表現に。
これは、「綿」というものが日本でかなり浸透したからなんです。綿が普及したのは、世界的には数千年前のインダス文明からといわれています。日本では意外と遅く、戦国時代から普及し、江戸時代に栽培が急拡大したようです。日本では古くは絹などの生地がありました。昔も絹は高級品だったようで、綿の栽培が広がったおかげで、綿が庶民にまで大きく広がりました。日本では綿は意外と歴史は浅いのですが、庶民には深く入りこんだんですね。
今ではタオル、肌着、シャツなどなどいろいろなものに「綿(めん)」が使われています。オーガニックコットンは、より自然のものからできた風合いを感じられます。タオルなどで試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

筆者しょうかい

ふるしゃわー

この記事を通じてみなさんに木村石鹸のことを
好きになってほしいと願って本気で頑張るベテラン社員です。