酸素系漂白剤で洗濯
2019.4.10
酸素系漂白剤で洗濯するのはいいこと?
どんな効果があるの?
洗濯で酸素系漂白剤の上手な使い方をみていきましょう。
酸素系と塩素系の違い
漂白剤といえば、主に「酸素系」と「塩素系」があります。
酸素系は「過炭酸ナトリウム」、塩素系は「次亜塩素酸ナトリウム」が代表的な成分になります。
効果が高いのは「塩素系」。環境や人にやさしいのは「酸素系」といえます。
今回は酸素系漂白剤について。
酸素系漂白剤とは?
成分としては「過炭酸ナトリウム」が代表的です。
過炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウムと過酸化水素でできている白色の粉末です。
水に溶けると、水と酸素を発生させます。その際に、洗浄・除菌・漂白の効果を発揮します。
炭酸ナトリウムは自然界にもあるものなので、環境にやさしい漂白剤です。
効果的な使い方は?
酸素系漂白剤は水に溶けやすいですが、低温では溶けるのに時間がかかってしまいます。低温では、ゆっくりと漂白されるので、効果が発揮されにくくなります。
逆に、高温だと、早くに溶けきってしまうので、これでも効果が発揮されにくくなります。
効果がきちんと発揮できる温度は40~50℃。ぬるま湯で使いましょう。
酸素系漂白剤は、(適度な量)×(漂白の時間)で効果が変わってきます。温度にも注意してくださいね。
使い方としのお勧めは浸け置きです。1Lに対して小さじ2杯程度が目安です。
まず、ぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、よく混ぜます。その中に汚れが気になる衣類などを浸け置きしましょう。
汚れに応じて30分から1時間程度が目安ですね。
その後、洗濯で洗い流してください。
酸素系漂白剤は塩素系とは違い、色柄のものでも使用できます。
注意点は?
酸素系でも漂白剤ですので、注意点は何点かあります。
①密閉した容器に入れないこと。
水に溶けると、酸素を発生します。酸素自体は危険ではありませんが、ガスですので密閉した容器に入れると膨らんだり、破裂したりすることがあります。空気中にも水分は含まれますので、密閉はやめましょう。
水に溶かした水溶液は、保管せずに使い切りましょう。
②触れる場合は手袋を使いましょう。肌荒れの原因にもなります。
③洗濯の場合は溶かしてから使う
衣類などを入れてから、酸素系漂白剤を入れ、その後に水を入れると、漂白剤の部分が濃度が濃くなりすぎます。その部分の色が変色してしまうこともあります。
④金属には使わない
金属に反応してしまうことがあります。金属がついている衣類には使用しないでください。草木染めは金属を使って染めることがあります。草木染めの衣類も避けましょう。
⑤酸素系漂白剤はタンパク質に反応します。シルクやウールなど動物系の素材には使用しないでください。
洗濯以外にも使えるの?
酸素系漂白剤は、除菌や除菌の効果があります。
ですので、洗濯以外でも活躍します。
洗濯槽のカビ対策、水筒やカップなどの茶渋とり、ふきんやまな板の漂白除菌、などなど、きりがないですがいろいろなところで使えるのです。
なんといっても有害なガスが出たり、いやな臭いがしないのがいいですよね。
気になる部分を除菌・漂白してみてはいかがですか。※注意点にはよく気を付けて。
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販売価格(税込)660円
詳しい商品情報・ご購入はこちらから成分 | 過炭酸ナトリウム |
液性 | 弱アルカリ性 |
用途 | 衣類・台所製品などの洗浄、漂白、洗濯槽のカビとり等 |
正味量 | 1kg |
ecofriendシリーズでは酸素系漂白剤だけでなく、重曹、セスキ炭酸ソーダ、クエン酸などもそろえています。
汚れや場所に応じて使い分けしてください。※注意点は守ってくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!