ジーンズ（ジーパン）の洗い方

2019.4.2

ジーンズはデニム、ジーパンなど言いますが、どれも同じように使っていますよね。 デニムは本来は生地の名前。
デニム生地のズボンをジーンズもしくは、ジーパンといわれています。
そのジーンズですが、どのように洗っていますか？ ちょっとしたコツで長持ちしたりします。 洗濯の方法をみていきましょう。

色落ちしたくない場合は、なるべく手洗いで。

ジーンズ（ジーパン）を洗う場合、色落ちしたくないこともありますね。その場合は手洗いをお勧めします。
まずは、桶などに洗剤を入れて薄めの洗浄液をつくり、そこにジーンズ（ジーパン）をたたんで浸けます。
できればジーンズ（ジーパン）は裏返ししましょう。
洗剤は、蛍光増白剤や漂白剤が入っていないものを選んでください。
洗浄液の中で、やさしく押し洗いで洗ってください。
押し洗いしたあとは、泡がでなくなるまで、同じようにやさしくすすぎます。
脱水は洗濯機でしましょう。型崩れするのでたたんで、なるべく短めで。1分程度にしましょう。

洗濯機で洗う場合は。

洗濯機で洗う場合は、他の衣類とは別に洗いましょう。
洗濯機をつかう場合は、なるべく裏返しにして、ファスナーやボタンをとめて、ネットに入れて洗濯しましょう。
なるべくやさしめのコースを選んでください。
脱水は洗濯機で1分ほどかけてください。

乾燥は。

乾燥は陰干しします。
屋内で乾燥させる場合は、裏返さなくても問題ありませんが、屋外で乾燥させる場合は、裏返しにしたほうが、色落ちが防げます。
なるべく風通しをよくするために、吊る際は空間ができるようにしましょう。
反対向きにして、裾を何か所かピンチハンガーなどで吊るすと、重みでピンとした状態で乾きます。
乾燥機の使用は避けましょう。生地が傷む原因になってしまいます。

色落ち

ジーンズ（ジーパン）の色落ちが嫌だからといって、洗濯しない人も多いようです。
私は洗濯することをお勧めします。洗濯しないと、汗や皮脂、汚れがついたままになってしまい、それで雑菌が繁殖したり、劣化、変色してしまうこともあるからです。
水だけで洗濯したら色落ちなしない、ということでもありません。専用の洗剤を使ったほうが水だけよりも色落ちしにくくなったりします。ジーンズ（ジーパン）専用の洗剤もあったりしますので利用してみるのもいいと思います。

逆に色落ちしたほうがいいという方もいると思います。そういう方はゴシゴシ洗ってしまいましょう。
昔は、色落ちさせるためにジーンズ（ジーパン）を履いたまま風呂に入って、こすり洗いなどしたものです。

ところで、色落ちしても問題にならない衣類というのはデニム生地くらいです。
ふつうは色落ちしてはいけないので、どのように色落ちしない生地にするのか、というので衣類メーカーは四苦八苦しています。
洗濯だけでなく、汗や水、摩擦、太陽の光での色落ちをどれだけ防げるのか。ここに染色メーカーの技術があります。

洗剤なしだと色落ちしない？

木村石鹸では、ジーンズ専用の洗剤を開発したことががあります。
新しいジーンズ（ジーパン）を一定の基準で洗濯したときの、洗浄液で色落ちを確認しました。
左２つは一般的な洗剤で洗ったものです。左から３つめが木村石鹸の開発品で洗ったもの。一番右が水だけで洗った結果です。
通常の洗濯洗剤では洗浄液が濃く濁っていて、かなり色落ちしているのがわかります。一番右の水だけで洗濯した場合も、結構色落ちしているのがわかります。
木村石鹸の開発品の洗浄液には、あまり色がついていないので、洗濯による色落ちを防ぐことができています。
水だけでも色落ちしますので、専用の洗剤を使ってみるのもいいかもしれません。