学生服の洗濯

2019.3.7

学生服の洗濯は、クリーニング店に出していますか？
子供は学生服をすぐに汚すし、何度言ってもハンガーにかけない。もっと大事にあつかってほしいという思いは、子供にはなかなか通じません。我が家だけでしょうか…
学生服は、家庭で洗っても問題ないものもあります。学生服の洗濯方法についてみていきます。

学生服の素材は？

学生服の素材は、主にウールとポリエステルでできています。
ウールだけのもの、ポリエステルだけのもの、ウールとポリエステルの混合、などに分かれます。混合の場合も割合がそれぞれ違います。
ウールは、暖かかく、質感がいいですね。反面、シワが付きやすかったり、乾きにくかったりします。
ポリエステルは、強度があり、シワが付きにくく、洗いやすくなっています。そのかわり、質感が少し硬く、テカりが出やすくなっています。
素材それぞれに特徴があります。最近では、洗いやすいということで、ポリエステルの割合が増えているようです。
デザイン性の高い学生服は、高級な素材を使っていることもありますので、一度確認してみましょう。

まずは洗濯できるか確認を！

まずは洗濯表示を確認してください。上着は内側もしくは内ポケットの中、ズボンは後ろポケットの中、スカートは内側に洗濯絵表示が縫われていることが多いです。
洗濯絵表示で、水洗い「不可」となっている場合は、家庭での洗濯ができません。その場合は、クリーニング店へ相談しましょう。
最近では、ウォッシャブルタイプのものが増えてきていますので、以前よりは家庭で洗いやすくなっているようです。

学生服の洗い方

それでは洗い方です。洗濯絵表示で水洗いできることを確認して、
～手洗いの場合～

• １）大き目の桶や風呂釜に水をため、おしゃれ着用の洗剤で洗浄液をつくります。
• ２）できるだけ大き目にたたんで、そっと洗浄液に浸けます。
• ３）全体におなじようにゆっくりと押し洗い。
• ４）すすぎは同じように水を入れ替えてゆっくりと押し洗いで泡が立たななくなるまですすいでください。
• ５）脱水は洗濯機で。大きなネットにたたんで入れて脱水します。なるべく短めに。
  30秒くらいで十分です。

手洗いのポイントは、ゴシゴシとこすり洗いはせずに、「やさしく」押し洗い。です。

～洗濯機の場合～

• １）大き目の洗濯ネットに、できるだけ大き目に、きれいにたたんで入れる。
• ２）手洗いコースなどやさしいコースを選んでください。
• ３）できれば脱水前にたたみ直ししてください。脱水はなるべく短めに。30秒くらいで十分です。

洗濯時はチャックは閉めてください。絡まるとほつれなどの原因になります。
洗濯ネットは学生服用など、大きなものが市販されていますので探してみてください。

次に干し方です。

乾燥機にかけるのはやめましょう。生地が縮むことがあります。
上着はなるべく肩幅のあるハンガーにかけます。
ズボンですが、できれば裾を上に、ピンチで何か所かとめて吊るします。そうすると、重さでシワが伸びやすくなります。
スカートは真ん中に風が通るように、ピンチハンガーなどで吊るします。
ここでのポイントは、①洗ったあとはすぐに干す　②形を整えて干す　です。洗った後、時間が経ってから干すと、シワが取れにくくなる場合があります。

アイロンがけは？

アイロンがけですが、ここは何点か注意があります。
①上着のアイロンがけ
・肩幅のあるハンガーにかけたまま、スチームをあてましょう。
　その際、学生服から少し離してください。
②ズボンのアイロンがけ
・当て布は必ずしましょう。
・アイロンはこすらず、スチームを出して軽く押さえるようにかけてください。
③スカートのアイロンがけ
・当て布は必ずしましょう。
・プリーツは洗濯バサミで固定する。
・アイロンはこすらず、スチームを出して軽く押さえるようにかけてください。

洗濯絵表示にアイロンの温度が表示されています。必ず温度を確認しましょう。
こすったり、当て布をしないとテカる原因になるので要注意です。