ネクタイの洗濯
2019.2.8
サラリーマンの必需品「ネクタイ」。
ネクタイは結構汚れますよね。洗濯で失敗したことなどないですか?どのようにお手入れすればいいのでしょうか。
水洗いできる?
洗濯できるかどうかは、お手入れ方法を確認しましょう。
ほとんどのネクタイはどちらかの端の裏にお手入れ方法が縫製されています。ここで水洗いできるかどうかを確認してください。「水洗い不可」もしくは洗濯方法がない場合はご家庭では洗濯できません。
衣類にはほとんどついている「洗濯絵表示」。実は、ネクタイにはこの表示は法律上は必要ないんです。ですので、水洗いに関して表示がないものは洗濯できないと思ってください。
洗ったほうがいい?
ネクタイが汚れる原因は食べこぼしが多いですよね。汚れた場合はすぐに拭き取ってください。
このとき、拭き取った部分が妙に白くなったり、シミになったりした経験はありませんか?
ネクタイは頻繁に洗濯しない、という方がほとんどだと思います。洗濯しないと、ホコリなどが知らないうちに付いてしまって、全体にくすんできたり、汚れてきたりします。少しずつ、しかも全体が汚れるので、ネクタイが汚れてきていると気づかないんです。
そんな状態でシミがついたときに、シミ取り剤などで取ると、その部分だけがきれいに洗濯できた状態になってしまうことがあります。
全体は汚れているのに、シミ取りした部分だけがきれいになっているんです。この部分が、丸く白く見えたり、逆にシミに見えたり。シミ取りをした後は、全体の洗濯もしたほうがいい場合もあるので注意してください。
ネクタイの素材は?
ネクタイの素材は、シルク、ウール、綿、ポリエステルなど様々です。
ツヤが出ているものはシルクが多いですね。高級ネクタイにはシルク製が多いです。ウールは少し暖かいイメージ。綿はツヤがあまりなく落ち着いたもの。ポリエステルは安価なものが多く、お手入れも簡単です。
ネクタイ選びの時に素材を確認してみるのもいいかもしれません。様々な素材があるので、シーンや服装に合わせてみてください。
洗い方は?
では洗い方です。まずはお手入れ方法を確認してください。家庭で洗濯できるものは、水洗い可のもだけです。
シルクやウールなど動物由来の素材の場合は、ほとんどが水では洗濯できません。クリーニング屋さんに相談してみてください。おそらくドライクリーニングで対応できると思います。
綿やポリエステルの場合は洗濯できるものが多いと思います。
洗える場合のステップはこちら。
お手入れ方法に、水洗い可となっていることを確認して、
- 1)洗面器などに水(もしくはぬるま湯)を張り、その中に中性洗剤を入れて洗浄液をつくります。
- 2)ネクタイを入れてゆっくり押し洗い(こすり洗いやもみ洗いは極力しない)
- 3)泡立ちがなくなるまで、押し洗いですすぐ
- 4)乾いたタオルに挟んで水分をとる
- 5)陰干し
- 6)アイロンで形を整える。
※基本は洗濯機を使わず、手洗いしましょう。
アイロンがけ
ネクタイの洗濯のポイントはアイロンがけです。
アイロンがけの前に、まずはしっかりと形を整えてください。
スチームタイプのアイロンであれば、ネクタイに直接触れないように(少しだけ浮かして)してシワを伸ばします。
スチームタイプでなければ、厚めの当て布をしてアイロンしましょう。その時、強く抑えすぎないように注意してください。
アイロンがけが失敗すると、ネクタイの形が歪んだりします。慎重に!
ネクタイは
ネクタイは年間2200万本が生産されています。うち国産は470万本で全体の20%強。(東京ネクタイ共同組合HPより)
日本一の生産地は山梨県。甲斐絹(かいき)といわれる絹織物の産地だったので、その流れで発展していったのでしょうね。
年々生産量が少なくなっているネクタイですが、ネクタイを見直すプロジェクトなどもあるようです。
私もネクタイを締めるのが、少しおっくうになり、冬でも締めないことが増えてきました。そういえば、(はるか昔の)新入社員の時はネクタイの締め方に四苦八苦したけども、締めるとなんとなく気持ちも引き締まると感じたものです。
もう少しネクタイを締めてみようかな。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!