スキー・スノーボードウェアはお手入れできる?

2019.1.24

スキーやスノーボードは楽しいものですよね。でもそのあとのお手入れは??
スキーやスノーボードをしていると結構汗もかくし、汚れもついているような。
はっ水加工しているのに洗っても大丈夫かな?気になりますよね。
どのようなお手入れがいいのでしょうか。

水洗いできる?

洗濯の基本は、「洗濯マーク」です。これは法令で決められていますので、輸入品でも必ずついています。もちろんスキー、スノーボードウェアにも。
よく見てみましょう。水洗いできるウェアも多くあるはずです。

洗ったほうがいい?

水洗いできるウェアは、できれば洗ったほうがいいんです。スキー場の雪は結構汚れていたりします。それに汗もかいたりしますので。
そのような汚れたままのウェアを放置することのほうが、ウェアにとってよくない場合があります。汗などは菌のエサになってしまうのでカビが生えてしまうなんてことも。
では、洗う時の注意点をみていきましょう。

スキー、スノーボードウェアの洗濯の注意点

当然、ウェアには防水加工がされています。ですのでその加工を傷めないようにやさしく洗ってください。ごしごしとこすり洗いをしたり、洗濯機できつく洗うと、生地を傷めてしまうことがあります。
もう一点、脱水は注意してください。洗濯機の脱水は洗濯槽が勢いよく回ることで、遠心力によって水分を外へ出す仕組みです。スキー、スノーボードウェアは撥水加工されているので、水分が通りにくい生地になっています。この生地が洗濯機の外側へ貼りついてしまうと、生地に水分が溜まって、遠心力で洗濯機に負荷がかかります。大きな音が出たり、振動したり、場合によっては倒れることも。
脱水する場合は、ネットに入れて短時間にし、畳み方や向きを変えるなどして脱水の効率をあげましょう。

そもそも撥水加工とは?

ウェアの撥水の加工は様々です。生地を織る前の糸に撥水の効果があるもの。生地を織った後に撥水のシートを張り合わせるもの。生地に撥水剤を塗布するもの。生地の織り方を工夫して撥水させるもの。
いずれにしても、摩擦や強い引張りなどで撥水効果が低下してしまいます。
とにかく丁寧に扱う事が長持ちさせる方法です。

洗ったあとは

乾いた後は防水スプレーが効果的です。いわゆる撥水スプレーですね。これは、スプレーでフッ素系の撥水剤を吹き付けるものですが、細かく均等にするためにガス噴射のものがほとんどです。ここでの注意はムラなく均等にスプレーすることですが、絶対に屋内では作業しないでください。塗布に必要な溶剤が成分に含まれますので取扱いには十分に注意しましょう。

「はっ水」と「防水」の違い

はっ水と防水はどう違うのでしょうか?
文字からは、はっ水は水を「はじく」、防水は水から「防ぐ」というというのはわかると思います。
これらの基準は実は決められた試験があるのです。
はっ水は、生地を置いてその上から水を垂らし、その水が玉になってはじくかどうかの試験をします。
防水は、耐水圧といって、布に水圧をかけても水が染み込まないかという試験をします。
一般的な生地ですが、水から防げるのは「防水>はっ水」で、通気性が高いのは「防水<はっ水」になります。
水をはじくだけでなく「透湿」という問題も出てきます。
これは、ムレを防ぐというものですが、スキーやスノーボードをしていると、運動なので体も熱くなったり汗が出たりしますよね。これでウエアの内部に水分が発生して、ウェア内で結露してしまいます。ウェアでは脇の下や太もも内側に開口があったりするのはムレを防ぐためです。最近では生地も高機能になってきていて、水は防ぐけど空気は通すものも多くでてきています。「透湿」性が悪いとウェアの内側に湿気が溜まるということにもなりかねません。
ウェアを選ぶときは「耐水」や「はっ水」「透湿」などの表示にも注意してみましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

筆者しょうかい

ふるしゃわー

この記事を通じてみなさんに木村石鹸のことを
好きになってほしいと願って本気で頑張るベテラン社員です。