自宅で洗っても大丈夫?!ダウンジャケットの洗い方
2019.1.17
ダウンジャケットは昔は高価なもので、簡単には手に入りませんでした。
最近では、ダウンジャケットも値段が下がって、気楽に着れるようになってきました。我が家でも何枚かあると思います。
でも、頻繁に使うので袖や首回りの皮脂汚れ、食べこぼしなどの汚れがついてしまいます。クリーニングに何度か出すと新しいジャケットが買えるのでは?と、つい頭の中で計算してしまいます…
そんなダウンジャケットも家庭で洗えれば助かりますよね。
まずは洗えるかどうかを確認しましょう!
ダウンジャケットには洗濯マークがあるはずです。ここで水洗いできるかどうかを確認しましょう。
ダウンジャケットの表生地はポリエステルが多いので、生地としては洗濯には向いています。
水洗いできるものも増えてきていますので、確認してみましょう。
丁寧に洗おう!ダウンジャケットの洗い方と注意点
- 1. 中性洗剤とぬるま湯で洗浄液をつくる
- 2. 洗浄液にダウンジャケットを入れて軽く押し洗い
- 3. 水を変えながらゆっくりと汚れがなくなるまで押し洗いですすいでいく
- 4. 乾燥は風通しのよいところで陰干しをする
1. 中性洗剤とぬるま湯で洗浄液をつくる
水洗いできるものであれば、まずは中性洗剤とぬるま湯で洗浄液をつくります。
石けんでもいいのですが、羽毛は動物性なので中性洗剤だとパサつきにくくふんわりと仕上がります。
2. 洗浄液にダウンジャケットを入れて軽く押し洗い
丁寧にやさしく押し洗いをしましょう。これは、ダウンの均一さを保つためです。全体をもみ洗いするなどすると、乾燥した時に羽毛が片寄って、型崩れして見えてしまうことがあります。通常はキルティングで区切られたエリアの中で一定の羽毛が均一になっています。
3. 水を変えながらゆっくりと汚れがなくなるまで押し洗いですすいでいく
すすぎも丁寧に、水を変えながらゆっくりと、汚れがなくなるまで押し洗いですすいでください。
脱水は30秒程度。あまり長いと、羽毛が片寄ってしまうことがありますので注意です!
4. 乾燥は風通しのよいところで陰干しをする
基本は乾燥機は不可で自然乾燥です。風遠しのよいところで陰干ししましょう。
日当たりが良いところでもいいのですが、生地が劣化しやすくなります。日が当たるところで干す場合は短めに!
洗濯表示を確認して、乾燥機使用可の表示になっているものは問題ないのですが、そうでないと高温になることで表面の生地も傷みやすくなります。乾燥機使用はOKなダウンジャケットの場合でも乾燥した後は早めに熱をとるようにしましょう。
ちなみに干す前・取り込み前は羽毛が片寄らないようにパンパンと両側から軽くたたいて羽毛を均一にしましょう。
部分洗いも!
ダウンジャケットは袖口や襟元など、黒ずんできますよね。これは人の皮脂がこすれてダウンジャケットについてしまったからなんです。
ここの部分汚れは気づいたら早めに取り除きましょう。
汚れている部分に中性洗剤や石けんを塗り、水を加えてこすり洗いします。
この時注意するのは全体を洗わないこと。汚れた部分だけにしてください。こすり洗いすると羽毛が片寄ってしまいます。
こすり洗い後は、よくすすいでください。
脱水は乾いたタオルで濡れた部分をはさみ込んで軽くたたきながらタオルに水分を移します。特にダウンが入っている場所ではダウンをつぶしてしまわないように軽く繰り返してください。
あとは形を整えて陰干ししてください。
ダウンジャケットって?
ダウンジャケットの「ダウン」は鳥の胸の部分の綿毛のような羽毛です。ただ、これだけではコシがないので、「フェザー」が入っています。これはムーミ○のパパが日記を書くときのペンのような羽です。羽には芯があるので、フェザーを入れることでコシが出て、嵩(かさ)が増します。この嵩(かさ)が増すことで空気の層ができて保温力が高まるんです。
ただ、フェザーの芯は固くて細いので、きつくもみ洗いをしたり、粗い使い方をすると縫い目や生地から羽毛が飛び出してきます。
洗濯では丁寧に洗いましょう。
現在木村石鹸にはダウンジャケット用の洗剤を開発中です。
商品が出来上がれば改めてご紹介しますね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!