洗濯で血液の落とし方は??

2018.10.30

血液汚れはどうやって落とすのでしょうか?
実は血液汚れではしてはいけないことがあるんです。

血液汚れでしてはいけないこと。

それは「お湯」で洗わないということなんです。
なぜ「お湯」はダメなのでしょうか。
通常の油汚れなどの汚れは温度が高いと汚れが柔らかくなり、落としやすくなります。
バターをフライパンで温めると溶けるように、温めると柔らかくなりますね。ですので、油汚れなどには温めたほうが汚れ落ちは良くなります。でも血液は温めればいいというものではないんです。

血液汚れの性質を知ろう。

血液にはタンパク質が含まれます。タンパク質で一番わかりやすいものとしては卵の白身です。
生卵を温度の高いお湯に入れるとどうなるでしょうか。当然、ゆで卵になって固まります。ゆで卵ができるのは当たり前のことなのですが、油とは逆の“温めると固まる”という性質を持っているのです。
身の回りでは比較的珍しい現象ですね。
化学の業界では、”熱硬化性”といって、接着剤や3Dプリンターなんかにこの原理が利用されているようです。身の回りのものだとメラミンスポンジはこの原理で製造しているようです。
ちなみにバターのように温めると溶ける性質は”熱可塑性”といいます。

実際の血液汚れの落とし方の注意点

1. なるべく早く洗い落す

他の汚れとも共通していますが、ついた汚れはなるべく早く洗い流しましょう。
血液汚れは時間が経つと繊維と結びついて取れにくくなってしまいます。

2. お湯を使わない

血液はタンパク質を含む汚れですので熱い処理はNGです。
お湯では固まってしまうので、水もしくはぬるま湯で洗いましょう。ぬるま湯程度であればタンパク質も固まることもありませんので。

3. 繊維に合わせて洗剤を選ぶ

血液はアルカリで分解されやすいので「セスキ炭酸ソーダ」などへの浸け置きがお勧めです。
ただ、繊維の種類にもよりますので、洗濯絵表示の指示にしたがって洗剤を選びましょう。
ウールやシルクなどは中性洗剤を使用しましょう。

4. それでも落ちない場合は、、、

時間が経ってしまった汚れなど、しつこい汚れには漂白剤での浸け置きで落としましょう。漂白剤では過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)がお勧めです。
塩素系でももちろん落ちますが、臭いも気になりますよね。過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を使っても酸素しか発生しませんので安心です。

汚れ落としの大切なこと

なんといっても早く処理することですね。後で洗濯ものと一緒に洗おうとはせずに、すぐに処理しておくことが大切です。
血液の汚れは時間が経つと厄介なシミになります。気づいた時にすぐに処理しましょう。

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セスキ炭酸ソーダは水で薄めてスプレー容器に入れると油汚れの洗浄にも使えたりと、いろいろ使えますのでお試しください。

※過炭酸ナトリウムはスプレー容器には保存しないでください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

筆者しょうかい

ふるしゃわー

この記事を通じてみなさんに木村石鹸のことを
好きになってほしいと願って本気で頑張るベテラン社員です。