Q4.お茶の品種にはどんなものがありますか? |
A4.静岡県で栽培されている品種は主に「やぶきた」という品種になります。我が家のお茶の場合も9割以上はこの「やぶきた」です。
やぶきたは、収量品質ともに優れているため静岡県の全茶園の実に94パーセントもの茶園に植えられております。
近年お客様の嗜好が多様化しているため、様々な品種茶を栽培するとこが奨励されるようになって来ました。
やぶきた以外の品種には、おくひかり、おくみどり、やまのいぶき、つゆひかり、べにふうき、さやまかおり、あさつゆ・・・などなど品種により様々な特徴のお茶があります。 |
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Q5.粉末緑茶と抹茶は何が違うのですか? |
A5.抹茶の原料は「てん茶」です。「てん茶」に使われるお茶の葉は、新芽が芽吹くころにお茶の木にむしろなどを被せて日光を遮って育てられます。こうすることで、普通に芽吹いた新芽よりもずっと柔らかく若々しい新芽になります。
なお、私たちは、この新芽の若々しさを
「ミル」さ
といっています。
「ミル」い新芽ほど旨みが増し、「ミル」くない新芽ほど繊維質が多く旨みは薄くなってゆきます。
抹茶は煎茶と違い繊維質なども一緒に飲むようになるので新芽はとくに
「ミル」い
ものでなければ旨みが出ないと思います。
一方、粉末緑茶の原料は「煎茶」です。煎茶は日光を遮ったりしないで普通に育てた新芽を使います。抹茶よりも「ミル」くないので繊維質が多く旨みも少ないのですが、お値段も抹茶に比べれば随分お安くなっております。
もちろん安価な抹茶もあります。たとえ抹茶でも、安価なものは新芽が「ミル」くはないと思われます。いくら日光をさえぎって育てたとしても、摘み取る時期が遅ければ「ミル」さは少ないものになるからです。
逆に粉末緑茶でも「ミル」い茶葉原料を使ったものは比較的旨みがあるものになります。
木村園の粉末緑茶は一番茶を100%使っております。高級な抹茶よりはさっぱりとした味になっておりますが、価格に対して出来るだけ「ミル」い上質な原料を使うように心がけています。 |
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Q6.深蒸し茶とは何ですか? |
A6.深蒸し茶とは、通常より長く蒸したお茶の事です。
強く蒸すと茶葉の組織がもろくなるためにお茶がお湯に溶け出しやすくなります。
その為に、香りが少なく見た目も細かくなってしまうというデメリットがあるのですが、一方で濃厚な緑と甘みのあるお味がお楽しみいただけるようになります。
木村園のお茶は「やや深蒸し」のお茶です。
湯冷まししたお湯でゆっくり煎れていただくと、濃厚なお味と、すがすがしい香りをお楽しみいただけることと思います。 |
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Q7.最近のお茶は美味しくないように感じるのはなぜ? |
A7.様々な理由が考えられると思いますので、思いついたものをいくつか挙げてみます。
・.製法が変わった。
最近では蒸し時間の長い「深蒸し」のお茶が主流ですが、以前は今より蒸し時間が短かい「普通蒸し煎茶」が大かったように思います。普通蒸し煎茶は深蒸し茶より香りが強いので、深蒸し茶が主流になってきたことで以前より香りが少なくなったことは確かです。
・お茶の木が古くなった。
お茶の木が古くなるとお茶に香りが無くなってしまいます。静岡県全体で見ても樹齢が30年以上経ったお茶畑が増えてきました。お茶が美味しくなくなるのはその為ではないかと言われています。静岡県でもお茶の木が古くなると改植を行っております
・老化による臭覚の衰え
年をとると臭覚も次第に衰えてきます。私自身10年前と比べるとお茶の香りに対して鈍感になっていると感じています。(もちろんその他の感覚器官も衰えているのでしょうが・・・)
臭覚の衰えもお茶が美味しくないと感じる原因の一つではないかと思います
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