燗酒の楽しみ方【実践編】燗酒の達人になる

湯煎で

湯煎イメージ

徳利の肩までのたっぷりのお湯の中に、徳利を沈めて燗をつけます。正確な燗温にするためには温度計を使いたいものです。

火に掛けたまま湯煎にすると、湯が沸騰して燗温が上がり過ぎることがありますので注意が必要です。

電子レンジで

電子レンジ

電子レンジではマイクロ波で温められたお酒が徳利内を対流することで全体が温まりますから、胴の細い徳利よりもやや太い徳利の方が適しています。

レンジの大きさによって、数本の徳利を一度に温めることができますが、その場合1本の徳利にかかる時間に単純に比例しませんから気をつける必要があります。

また、お酒の量は徳利の首部分よりも少し下にして、徳利の上から1/3〜1/2をアルミホイルで覆うことで、お酒が対流してお酒の上部だけが熱くなることがなく、均一に燗ができます。

但し機種によってはホイルが使用できない場合もありますので、「取扱説明書」で確認の上ご使用下さい。またアルミホイルが電子レンジの内壁に触れると火花が出ることがありますので、ホイルの端を徳利に密着させる注意が必要です。

お燗を出す人、飲む人の心得

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いくら飲み頃の温度に燗をしても、盃に注がれたお酒をすぐ飲まずそのままにしておくと、すっかり冷めてしまって、せっかくの燗が台無しになってしまいます。もちろん徳利のお酒についても同じことがいえます。

だからといって、熱過ぎる燗酒を「すぐに冷めてちょうど良くなるだろう」と思って出すのは間違った考えです。

ただし適温に燗をした徳利のお酒は、厳密には一度に飲みきってしまわない限り、同じ温度で飲み続けることはできません。

すなわち「燗」に限らず、提供する側の心得として最初の一杯を最適温度、つまり「飲み頃温度」にすることが最も肝心なことです。

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お酒は20歳になってから。お酒はおいしく適量を。

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