当工房の臼の特徴 |
当工房の臼の特徴|臼ご注文時の注意|臼の取り扱いQ&A|臼の修理について|臼の寸法と価格|餅のつき方 |
けやき専門店(木材屋でもあり、工房でもあります)ならではのしっかりした材料選びから、卓越した技術による手作り品。 最高級品でありながら、製造直売による低価格を実現。(通常他店では、尺6ぐらいで20万円近くはします。) 当工房の臼は、皮を剥いた程度の臼と違い、大きな木をある程度削って木目を出した化粧臼仕上げです。けやき本来の木目や色など生かした仕上げとなっております。 形は底の方がちょっと大きめ、ずっしりと安定した底広型(ちょっと皮を剥いた程度やストレート型と違い手間掛けてます。) 臼の中は広く丸くくり抜いた折り返しになっており、御餅が飛び出しにくく、とてもつきやすい形になっています。 外側は割れ止め剤及びウレタン塗装、内側は芯割れを防ぎ、補強、水漏れ防止ために大小数個の埋め木をしてあります。埋め木について良くお問い合わせがありますが、埋め木はとても大切で水漏れ防止や耐久性のためにはなくてはならないものです。 材料の国産けやきを3年以上自然乾燥させた割れにくい材料を使用しております。当工房では乾燥期間よりも乾燥状態を重視しております。乾燥状態を高周波式水分計を使用して内部の水分を測定し当工房の独自の乾燥基準以内の材料を使用しております。 当工房の臼は高い?? 当工房の臼は材料の丸太の太さを最大に利用するのではなく、丸太の外側の柔らかい部分をできる限り削り取り、同じ大きさの丸太からすると他の工房と比べると一回り小さい臼を製造します。例えば通常の工房では尺5(外径45cm)の臼を作るのにギリギリ尺5(直径45cm)の丸太を使用しますが、当工房では1〜2サイズ大きな丸太を使用します。 価格的に他の工房の同サイズの臼より高くなる場合がありますが、内と外の材質が比較的均一な良い臼が出来上がります。当工房より安価な工房はたくさんあると思いますが、臼は価格だけでは選ぶことはできません。 |
臼ご注文時の注意 |
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臼の場合特に丸太をそのまま使用してますので、形状は同じでも木目・色・仕上がりの雰囲気は、ひとつひとつ違いがあります。また、自然木である事から自然のシミ、キズ、へこみ・丸太乾燥時のヒビ(チギリ補修)、芯割れ、虫穴などがございます。また、お客様の元へお届けしてから時間の経過とともにヒビやカビが発生致しますがご了承ください。臼の取り扱いQ&Aと臼の修理についてもご覧ください。 材料の欅は丸太のまま約2年、さらに長さ60cmほどのブロックにして1〜2年自然乾燥したものを使用いたしますが、丸太をそのまま加工しますので完成時はまだ多少の水分が含まれており、とても重くヒビやカビが入りやすくなっております。臼の管理については臼の取り扱いQ&Aをご覧ください。 当工房の臼はヒビ割れ防止のために出来る限りの努力はしておりますが、購入直後から3年くらいまでの臼はとても割れやすくなっております。どのような臼も必ずと言っていいほどヒビは入ります。極端に餅つきに影響がなければ我慢してそのまま使用していただき、購入後3〜5年目あたりに修理すれば木も落ち着いてとても長持ちします。使用後の杵については、あくまでも消耗品ですので交換等補償外です。 ご購入後最初に水を張った時に極端な水漏れがあった場合は使用後でも無償で修理または交換いたします。(水漏れとは数時間で水がなくなってしまう場合です、通常の品でも木目から水が染み込んで底に染み出します。) 当工房の価格より安い臼を販売している業者さんもあるかもしれませんが、臼の場合一概に価格にこだわって高い安いと判断は出来ません。材料の産地、質・製造方法・使いやすさなど製造業者によってまちまちです。当工房ではより良い臼をよりお安く販売しております。 以上をご理解の上、ご注文くださいます様お願いいたします。 |
臼の取り扱いQ&A | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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臼は天然木を使用しておりますので、どんな臼でも時間の経過とともに必ずと言って良いほどヒビが入ったり、カビが生えたりもします。それはごく当たり前のことなのです。ただし、管理の仕方しだいでは最小限ヒビ割れやカビを抑えることは出来ます。特に購入直後から2年以内くらいは注意深く点検、手入れが大切です。良く管理された臼は二代・三代と受け継ぐことが出来るほど長持ちする物なのです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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臼の修理について | ||||
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どのような臼でも、月日の経過とともに割れたり傷みがでますが、外見上の問題は別にしてすぐに修理が必要な場合はあまりないようです。「大きく割れて水がすぐに漏れてしまう」、「餅をついていて木屑が混じってしまう」などの症状がでたら修理が必要になります。 購入直後から3年くらいまでの臼はとても割れやすくなっております。どのような臼も必ずと言っていいほどヒビは入ります。極端に餅つきに影響がなければ我慢してそのまま使用していただき、購入後3〜5年目あたりに修理すれば木も落ち着いてとても長持ちします。 |
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▼無償修理について | ||||
補償修理の条件 当工房でご購入6ヶ月以内にフチが大きく割れた場合のみ。(小ヒビは不可) 事前にメールで写真添付の上ご相談ください。写真を見て判断します。 補償修理の基本作業 1.ひび割れ補修(埋木、ちぎり、アロンアルファ)。 2.再度ウレタン割れ止め塗装(外側のみ) 無償修理は基本的に割れ補修のみとなります。 送料 送料はご負担ください、こちらに送る際はヤマト便でお送りください。 修理完成品をお届けする送料は当店で負担致します。 |
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▼5年以内修理について | ||||
修理の条件 当工房でご購入5年以内の場合。 修理の基本作業 1.必要に応じ縁と胴の削りなおし。 2.ひび割れ補修(埋木、ちぎり、アロンアルファ)。 3.研磨。 4.ウレタン割れ止め塗装(外側のみ) 修理は基本的にヒビ割れ補修、水漏れ補修のみとなります。 穴の削り直しは別料金が発生いたします。(15,000〜30,000円) ご購入5年以内でしたら通常は穴の削り直しは必要ありません。 修理代金 どのような臼でも一律25,000円(税込み)・・・・・・これ以上かかりません。 送料 送料はご負担ください、こちらに送る際はヤマト便でお送りください。 修理完成品をお届けする送料は当店で負担致します。 ご購入5年以上経過した場合は別途お見積りいたします。ご相談ください。 極度の傷み、腐れ、ヒビなどによっては完全に補修できない場合もあります。 臼の修理受付は年中行っておりますが、修理の期間は3月〜9月までとさせていただきます。 修理完了まで1〜2ヶ月ほどかかります。 |
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▼修理の一例 | ||||
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臼の寸法と価格 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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基準の寸法です。手作りのためひとつひとつ若干の違いはあります。
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寸法(外径)は底の最大外径部分ではなく、上の部分での寸法(外径)となります。 ただし天然木ですので、多少の寸法の違いはございます。 外側のみに割れ止めのためにウレタン塗装をしております。 割れ止めのためのウレタン塗装は食器などに使用する安全なものを使用しておりますのでご安心ください。心配な方は無塗装でも販売しております。ご注文時にお知らせください。ただし従来品(ウレタン塗装)と比べ激しくヒビ割れする可能性はあります。 |
餅のつき方 |
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人それぞれのお餅のつき方はあります、あくまでも参考にしてください。 1.前日にもち米を洗い、水に浸ける。 餅つきをするときは前の晩にもち米を洗い、一晩たっぷりの水に浸け、十分に吸水させます。 2.前日から臼には水を張り、杵は水を張ったバケツに入れておきます。 保管していた臼と杵はとても乾燥しています。水を張って水に馴染ませておきます。 3.ザルにあげて水をきる。 蒸し始めの約1時間前 4.セイロに入れて、蒸す。 約50分くらい蒸します(お餅の量、火力により異なります)、少し食べてみてください。硬いと芯がのこり、軟らかいと腰のないお餅になります。 何回もつく場合で1段のせいろがひと臼分の場合は、1段目から2〜3段目はそれぞれ15〜20分ほど時間差をおいて重ねてください。 5.蒸しあがったら、臼に入れる。 10〜20分くらい前には臼にお湯を張り温めておきます。杵も同様にお湯の中に入れて温めてください。 臼に張ったお湯を抜いて布巾で軽く拭き取ります、せいろをひっくり返してふかし布ごと入れる、ふかし布は臼に移してから取って下さい。 6.杵でこねる。 臼に蒸したもち米を入れても始めから勢い良くつくことはできません。最初は杵でグリグリともち米をこねながら、米粒が崩れ、全体が固まりとなるようにしなければなりません。こねたもち米は臼に張り付いたようになっているので、合いの手が張り付いたもち米を臼から剥がし、形を丸く整えてからつき始めます。 7.杵でつく。 つき始めはもち米が飛び散らないように軽くついてください。合いの手はつき手と向い合わないで同じ方向に位置し掛け声を出しながらタイミングを合わせてください。つき手は力任せにつかなで杵の重さで落とすような感じでついてください。 注意・・・合いの手はお餅が返らなくても手を戻さないこと(手を杵で叩かれてしまいます。) 8.お餅の出来上がり。 あんこ餅やお雑煮などご自由にどうぞ! 角餅や丸餅にして保存 |
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