■ポート・エレン蒸留所
ポート・エレンとはアイラ島にある、港の名前でもあり、村の名前でもあります。ポートエレン蒸留所は1825年に創業。1929年〜1966年まで操業を停止していました。再び再操業されましたが、1983年に完全に停止。現在では製造免許も無いため、今後ウイスキーが造られる事はないでしょう。

現在、この蒸留所は麦芽精製の専門業者となっており、所有者のUD(ユナイテッド・ディスティラリー)社系列など、他のアイラ産モルトの麦芽を生産、供給しています。 アイラ・モルトの中で、最も稀少価値のあるモルト(もちろん、シングルモルト・スコッチ全般で見ても…ですが)となっています。 ただ、幸いな事に閉鎖される前に造ったストックがかなりの量のようで、現在でも様々な瓶詰業者物から、この銘柄が瓶詰されています。一般的に価格は高めとなっています。樽原酒のストックの所有者もUD社です。

味わいは、オイリーで塩っぽく、スモーキーでピーティ…など、アイラ産の特性をストレートに兼ね備えていると言えます。ただ、色々な瓶詰業者でボトリングされる際、殆どはシングルカスク物となるので、物によっては『個性が強かったり、弱かったり』と、味わいにばらつきがあるでしょう。一般的には『UD社の瓶詰の物が、ポートエレンらしい…』と言う方が多いと言う感じはします。また買い物カゴCGIがご利用できない方の為にご注文フォームもご用意致しました。尚、お問い合わせはトップページのお問い合わせフォームより承っております。