STAEDTLER(ステッドラー)

ステッドラーのご紹介

STAEDTLER(ステッドラー)とは

1835年にヨハン・セバスチャン・ステッドラーがドイツのニュルンベルクに会社を設立した事が、ステッドラー社の始まりです。
それ以来ニュルンベルクを拠点として、永年の経験と研究開発に取り組み、品質の高い革新的な製品を排出してきました。
現在では筆記具をはじめ製図用具や消しゴム、色鉛筆、粘土の分野などで独創的製品の製造業者として、世界のトップランクに名を連ねています。
ステッドラーは、ユーザーにアイデアを示し、インスピレーションを与えることを大切にしている、ドイツの老舗ブランドです。

ドイツが誇る伝統のブランド

ステッドラーのルーツ

セバスチャンは、父であるパウルス・ステッドラーのワークショップで鉛筆の伝統的な製造方法に関する知識と経験を学びました。
その知識と経験を活かし、ニュルンベルク市協議会の認可の後、近代化への流れと共に機械化された工場を市内に設立しました。
また、会社創立以前の1662年には、セバスチャンの祖先であるフリードリッヒ・ステッドラーの名が、資料として現存している世界最古の「鉛筆製造者」として、ニュルンベルク市役所の年代記に残されています。
ステッドラーのルーツは古くからニュルンベルクにあり、この地で長い伝統があることを誇りとしています。

ステッドラーの歴史を物語る代名詞

ステッドラーの代表的な製品のひとつが「マルス ルモグラフ」。
製図やファインアート、デザインのプロフェッショナルユーザーから厚い信頼を受けている鉛筆です。
紙への定着性が良く、均一な線が描けることが特長の1本です。

製図・設計・デザイン用品分野の雄

鉛筆だけでなく、ステッドラーは製図・設計・デザイン用品の分野でも優れた商品を生み出しています。
プロフェッショナルから教育現場、ホビー向けへと幅広く展開するコンパスや、図面が良く見えるように青いテンプレートで透明度を高めている定規。
その定規と密着しやすい設計を採用している製図用シャープペンシルなど、この分野での雄と呼べるでしょう。
近年では、洗練されたシンプルなデザイン性も人気となっており、仕事や趣味の場面など、幅広く使われています。

efficient for ecology

ステッドラーは製品とその製造により及ぼす環境の負担をできるだけ少なくしたいと考えています。
そのため、製品には「efficient for ecology」という理念をもとに製造しており、廃棄物の管理や廃棄物の発生抑制、社内および社外でのリサイクルに関する構想、エネルギー管理、溶剤自主回収など多様な取り組みを実施しています。

未来をともに歩む鉛筆

環境へ配慮しながらも革新的な商品を追い求めるステッドラー。
中でも「WOPEX(ウォペックス)」は、鉛筆に対する認識を大きく塗り替えるものでしょう。
森を守りながら鉛筆を作り続けるため原材料として選んだのは、保護された森林認証地の木材です。
そして、一度は捨てられた廃材を使用しています。
これらを無駄にすることなく、芯と軸の部分を高密度に圧縮する革新的な製法で作られたこの鉛筆は、これまでの鉛筆とは全く異なる書き心地と長寿命性、芯の折れにくさ、そして握り心地を実現しました。
ステッドラーは環境に優しいだけではなく、何よりも使う人にとって使い勝手の良い製品開発を、日々続けているのです。

写真でみるステッドラー

当時のニュルンベルク工場。ここで高品質な鉛筆が生まれた。

ステッドラーを代表する鉛筆の数々。

「マルス ルモグラフ鉛筆」の硬度例。全部で12硬度も用意されている。

ギリシャ神話の軍神マルスを型どったシンボルマークは1901年に導入。ステッドラーを象徴するマルスヘッドの原型となった。