【スイートキッチン*レシピ】ガレット・デ・ロワ

2004.12.16作成

フランスでは新年を祝う菓子として作られています。もともとはアーモンドクリームのパイの中にそら豆や金貨を１つだけ入れて焼き上げたものです。現在はフェーブ（そら豆）と呼ばれる小さな陶器になり動物、人形と多種多様です。ケーキを切り分けた時フェーブが入っていた人は、その日王様として振舞うことが出来、さらに１年間幸運が続くと言われています。

その他
■王冠	1枚
■フェーブ

18ｃｍ　1台分

パイ生地
■薄力粉	100g
■強力粉	100g
■塩	4g
■バター（無塩）	160g
■冷水	100g
アーモンドクリーム
■バター（無塩）	50g
■粉糖	50g
■卵	50g
■アーモンドプードル	50ｇ
■ダークラム	5ｇ

■ﾊﾟｲ生地　　　　　

1	薄力粉と強力粉を振るい合わせてボールに入れ、塩を加えてホイッパー（泡立て器）で混ぜます。
2	冷えたバターを入れ、ドレッジで2ｃｍ角くらいに刻みながら粉をまぶしつけます。
3	中央をくぼませ冷水を加え、粉全体に水分が行き渡るようにざっと混ぜ込みます。
4	バターをつぶさないように、ドレッジで寄せ集め、手で押さえ込むようにしてひとまとめにします。（バターの固まりが残っている状態でまとまればＯＫ。）
5	強力粉で打ち粉した台の上に生地を移し、麺棒で四隅をたたきながら四角形に整えます。（約14ｃｍ）
6	生地の上にも打ち粉をして、麺棒を中央から上に、中央から下にと動かし、幅の3倍の長さに伸ばします。
7	余分な打ち粉を払い、向こう側1/3を手前に折り返し、手前側を向こう側へ折り返し三つ折りにします。
8	生地を90度回転させ、再度⑥⑦を繰り返します。
9	ラップやビニール袋に入れて冷蔵庫で30分休ませます。
10	⑥～⑨の作業を後2回繰り返します。（三つ折する時に、幅を少しずつ広げていくと最後18cmに伸ばしやすい。）
11	三つ折り最終30分休ませた後、生地を3ｍｍ厚さに伸ばして、丸リング18ｃｍの内側にそって1枚（下生地）、外側にそって1枚（上生地）を切り抜きます。
12	さらに30分冷蔵庫で休ませます。

　■アーモンドクリーム　　　　

1	ボールに室温に戻したバターを入れ、ホイッパーでクリーム状になるまでよく混ぜます。
2	粉糖を2～3回に分けて加え、その都度よく混ぜ合わせます。
3	ほぐした卵を3～4回に分けて加え、その都度よく混ぜます。
4	ラム酒とアーモンドプードルを加え混ぜ合わせます。

■ガレット・デ・ロワ

1	パイ下生地の周囲に卵を塗り、中心部からアーモンドクリームを渦巻状に絞ります。（中心が少し高くなるように）
2	1ヶ所にフェーブを置き、パイ上生地をかぶせ空気が入らないように重ねます。
3	縁を左手親指で押さえながら、指の左側面にナイフの背で浅く切り込みを入れていきます。
4	表面にはけで卵黄を塗ります。指で押さえた所に卵が溜まらないように塗ります。乾いたらもう一度塗ります。
5	ナイフの先で中心に小さな空気穴をあけ、中心よりらせん状にナイフの背で模様を入れていきます。（生地を切ってしまわないで、ナイフの背を傾けて表面だけを切る。）
6	模様の線上に数ヶ所空気穴をあけ、再び冷蔵庫で約1時間休ませます。
7	220度に温めたオーブンの上段で35分～40分焼きます。
8	王冠をかぶせて出来上がりです。

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