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文・著作権 鈴木勝好(洋傘タイムズ)

Y O U G A S A * T I M E S * O N L I N E
◆◆◆ 世帯あたりの傘所有数 ◆◆◆




話はがらりと変わり、ちょっと古いデータで恐縮だが、某広告代理店が東京と大阪の
主婦モニターを対象に「洋傘」についての調査を行っている。これによると、一世帯
当たり平均での所有は14.2本であった。内訳は紳士用が5.5本、婦人用が6.2本、子供
傘が1.8本、その他0.7本であった。このうち、所有本数の43%に相当する6.1本が
「使用していない傘」という結果であった。
これを全世帯数に掛けたら、膨大な家庭内死蔵である。



右記事にある調査に関して、内容を若干補足しておきます。

     全体          東京       大阪
合計   14.2本         14.1本      14.3本
(内訳)
紳士長  2.7本          2.9本      2・6本
紳士折  2.8本(計5.5本)    2.8本(5.7本)    2.8本(5.4本)

婦人長  3.2本          3.1本      3.3本
婦人折  3.0本(6.2本)     3.0本(6.1本)    3.0本(6.3本)

子供傘  1.8本         1.6本       1.9本

その他  0.7本         0.7本       0.7本

     ※その他は主にビニール傘


<所有傘のうち使用していない傘の本数>

1本でも「使用していない傘がある」とする家庭は94%あり、「使用しない傘はな
い」はわずか6%


「使用していない傘」は一世帯平均6.1本
内容は以下のとおり。

<不使用傘の所有本数に占める割合と本数>

全体    42.7%     6.1本
(内訳)

紳士長   44.5%     1.2本
紳士折   38.8%     1.1本 (平均 41.7%、計2.3本) 

婦人長   41.9%     1.4本
婦人折   42.2%     1.3本  (計 2.7本)


子供傘   29.5%     0.5本

その他   91.3%     0.6本

  ※ビニール傘は出先の急な雨で買ったのを家庭に持ち帰っても、殆ど使われない
ままのようである。


<不使用傘の理由>

1.他人に貸したり、出先で捨ててもいい時などに使うため置いてある。(全体=
58.0% 東京=63.0% 大阪=53.1%)
2.好きな傘ばかり使うので、使うチャンスが無い。(全体=55.9% 東京=53.3%
 大阪=58.3%)
3.捨てるのがもったいないので置いてある。(全体=32.4% 東京=41.3% 大阪
=24.0%)
4.数が多すぎるので。(全体=30.9% 東京=28.3% 大阪=33.3%)
5.傘が古いから (全体=21.3% 東京=27.2% 大阪=15.6%)
6.傘の一部がこわれているから (全体=20.2% 東京=16.3% 大阪=24.0%)
7.傘のデザインや生地の柄が気に入らない (全体=16.5% 東京=20.7% 大阪
=12.5%)

これら「理由」の中に、新しい傘需要を刺激するヒントがあるように思います


  
                          H13.12.18  鈴木氏






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