心斎橋みや竹 日本の傘百選(紳士雨傘)

心斎橋みや竹 kasaya.com 日本の傘百選(紳士雨傘) エイト 千虎夢(セントラム)




千の夢 虎高の舞
千虎夢
* C e n t r u m *



\ 3 0 0 0 0
* 税別 *




 

千虎夢
Centrum

 
千里を駈け千里を還る 雄渾の虎が抱く 幾千の夢。
 
斬新な筆法、卓抜の筆致で表現される渾然一体とした空間美
 
 
そこに広がる小宇宙は、もはや傘という道具の域を遥か逸脱し
 
精神性高き 壮大な魂のキャンバスと昇華し雨の日を彩る
 

 


** 傘というキャンバスに大胆に描きだされた千虎夢の世界 **






Made in Tokyo
妥協をゆるさぬ物づくり
統括職人 小林明
江戸職人の心意気


 東京と大阪の駅でエスカレータの追い越しレーンが左右逆、うどんつゆの濃味と薄味など、 東西逆パターンが多いですが、実は傘づくりの世界でもあります。

 それはミシン掛けの方向。三角に裁断した生地を縫い合わせていきますが、 関東はてっぺんから、関西では底辺の部分からミシン掛けと決まっています。 実は前者の方法は大変時間と手間がかかりますが、仕上りはワンランク上になります。


 総じて関西流は比較的簡単なので大企業・大量生産に向くのですが、江戸の職人 さんのこだわりと誇りは「関東型」の手間隙かけたものづくり。Made in Tokyo の ラベルが物語っているのは、このスピリット。 私は大阪生まれの大阪育ちですが、傘作りに関しては江戸職人さんたちの 『ものづくり』の姿勢を支持します。




さてこの傘は、そのような全コマ縫い合わせという従来方式を脱却した、セルメス加工という一枚張りのもの。 これもメイド・イン・トーキョーのテクノロジー。 それを大胆な図柄で飾ることをプランニングしたのは、メイド・イン・トーキョーブランドの旗手、 小林明氏


試験的に作成した『龍』(現在は廃版)が好評であったため、そのアップグレード版として、そしてエイトの代表作として『虎』を企画。 躍動する虎をテーマに腕利きデザイナー数名に原画を描かせ、その中で最優秀作をピックアップ採用するという、 非常に贅沢なプロセスを経てデザインが完成。あらゆるシーンにフィットする基調色ブラックを表に、その裏に繰り広げられる 水墨画調全面セルメスプリントの大胆な世界は、まさに秀逸です。




また、ハンドルは寒竹(寒期に採取される竹の地下茎から製造されたもの)を厳選。 中国産の竹が市場を占めている昨今、国産のものだけに限定をし、それが入手できなくなった時点で 傘の供給も止めると覚悟をする、メイドインジャパンへの強き『こだわり』。

骨も16本骨でありながらカーボン素材を使用しているので、従来の多けん傘より軽量になっています。 職人技を活かした様々なユニークな商品をリリースしてきた「洋傘のエイト」。 そのものづくりの集大成ともいえるべき『千虎夢』は本当に素晴らしい仕上りです。

傘が大好きな人なら、日本の文化を愛する人なら、一度は手にして欲しい限定生産の逸品です。 お値段は少々はりますが、その価値は充分にある逸品です。

KASAコンセルジェ 宮武和広(心斎橋みや竹kasaya.com)



** 表は格式を感じさせる荘厳なブラック **
約420g

65cm

89cm
108cm

千虎夢
*セントラム* ■価格¥30,000(税別)
セルメス加工一枚張《長傘》基本的に紳士仕様ですが婦人も使用可

ポリエステル100%、手開き、親骨: 長さ65cm 16本骨軽量カーボン
重さ420g、閉じた全体長約89cm、開いた実効直径約108cm
16mmアルミシャフト、国産寒竹ハンドル、修理可能






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