茶葉の保存方法について
お茶の美味しさを守るために
茶葉は水分が吸収しやすい、においを吸収しやすい、酸化しやすい、という性質があります。
そのため、温度、湿度、空気、太陽光を含む周辺環境により、茶葉の劣化が進み、結果、お茶の香りが失い、茶湯の色も暗くなり、味も淡白になります。
お茶を美味しく飲むためには、これらのポイントに注意して保存しましょう。
茶葉の保存における優先順位
1.湿度 | 湿度は茶葉劣化の最大の原因です。 水分を吸収することで、茶中の茶ポリフェノールなどが酸化し、味が薄くなり、香りは消え、色も新鮮さを失い、カビも入りやすくなります。 |
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2.温度 | 温度はお茶の酸化を進めるので、水色の新鮮さが損なわれます。 →乾燥と低温状態は、茶葉の変質を防ぐ基本方法です。 0度以下で保存すると、2年間保存しても状態は新茶とほぼ変わりません。 |
3.空気 | 酸素は茶葉中の元素と化合し、反応・酸化を進めます。 |
4.太陽光 | 色素を酸化し、化学成分を変化させ、お茶の風味が損なわれます。 |
5.におい | 茶葉はにおいを吸収しやすいので、においがあるところには置かないようにしましょう。 |
お茶の種類ごとの保存方法
緑茶、安渓鉄観音、台湾清香烏龍茶・・・・低温 密封保存
白茶、岩茶、紅茶、花茶・・・・常温・密封保存
黒茶・・・常温・通気保存
おすすめ保存方法
最も簡単な保存方法は袋保存で、かもめ茶店で使用している袋パッケージは気体を通さず遮光性も高い材質です。
それをそのまま冷蔵庫などに、温度・湿度の変化にない場所に保存してください。
注意点は冷蔵庫のほかににおいがうつらないようにすることなので、しっかり袋を閉じて、においが強い食品の近くに置かないようにしてください。
また自然に常温に戻してから使用するとより美味しいお茶をお楽しみいただけます。