神社のお神札
各神社のお神札。多くは伊勢神宮のお神札「神宮大麻」に倣った大きさ
たて245mm×よこ68mm×厚さ1mm
ご祈祷神札
ご祈祷の標として授与されるお神札。神社によって大きさや形は様々
お神札立て・破魔矢立て
ご祈祷で授かる大きなお札や破魔矢など、神聖な授与品をまつるのに重宝します
一社宮では手前から「神宮大麻」「氏神神社のお神礼」「崇敬神社のお神札」をおまつりします。
三社宮では正面に「神宮大麻」、右に「氏神神社」、左に「崇敬神社」のお神札をおまつりします。
神棚は今や客間など家族が親しめる明るく綺麗な部屋の天井近くに「南向きまたは東向き」に設けることが理想ですが、家の作りによっては方角にこだわる必要はありません。
神様への敬いをもって「できるカタチでおまつり」し、暮らしの中で拝しやすいことが大切です。
1日、15日新嘗祭(にいなめさい)などのお祭りの時には、お酒や初物(海、山の幸)を供えましょう。
水玉、瓶子をお供えするときは、ふたを取っておきます
三宝(三方)は、神事において、神饌・神具などを献上するための台座。写真のように、「へそ」を手前にしておまつりします。
お神札は、神前にて降神の儀を受けた神様の御霊(みたま)が宿られた御壐。神様から授かるものですので大切に丁寧に扱いましょう。
三重県伊勢市に鎮座する伊勢の神宮は「天照大御神様」をおまつりしています。天照大御神様は日本人の総氏神様であり、神宮のお神札を「神宮大麻」といいます。
氏神様は土地やそこに住む人々をお守りくださる神様。古くは氏性が同じ一族に縁の深い神様を氏神様と呼び、氏神様をまつる神社のお神札を「氏神大麻」といいます。
お神札は一年に一度お取替えします。神様の宿ったお神札は一年経ったのち、神社への感謝の気持ちを込めてお返しします。そして新しい一年ほ平穏無事に暮らせるよう、新しい御霊が宿ったお神札を受け、新たにおまつりします。
神棚も新年に合わせて新調されるとよいでしょう。
身近な神職様の居る神社でお焚き上げをしてもらうのが理想的ですが、近くに神社がない地域では小正月の「どんど焼き」等で一緒に焚き上げて頂きましょう。お納めするときには、今までの神棚に感謝を忘れずにしましょう。
お神札に巻いてある薄紙は上巻紙といい、お神札を各家庭の神棚へおまつりするまで清浄を保ち、汚れることのないように施されたものです。
神棚にまつる際には、取り外してからおまつりします。
神棚はご家庭に神社があるのと同じです。神棚に拝するときの作法も神社での参拝と同じく、「二拝二拍手一拝」が基本です。