海藻には人間の健康に欠かせないミネラルがすべて含まれています。
しかし、海藻の種類によって、もちろん含有量は違います。
ミネラルを豊富に含む食品といえば、一方の雄に野菜があります。
ほうれん草はなかでもミネラルをたっぷり含んでいる野菜ですが、カルシウムとマグネシウムの含有量では海藻に軍配が上がります。
また、野菜の中では随一の鉄の含有量を誇るほうれん草も、真昆布にはかないません。
つまり、カルシウム、マグネシウム、鉄の補給源としては真昆布がほうれん草を凌ぐのです。
「ところで、野菜のミネラルと海藻のミネラルとは違うのか」
そんな疑問を持つ人がいるかもしれません。
食品に含まれているミネラルがどのようなミネラルであるかを決定するのは、
その食品がどんな状況に育ったかです。
つまり、野菜ならその土壌が、海藻ならその海が度のようなミネラルを含んでいるかに大きく影響されるのです。
さらに海藻の場合は、緑藻、褐藻、紅藻という分類上の違いも、含有量の差となってあらわれます。
それぞれの藻類の成分によって、吸収したミネラルと結びつく力が異なります。
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