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  海藻は野菜の3倍のアルカリ性食品 

たちの住んでいる日本の土壌はおおむね火山灰質のため、どうしても畑からの収穫物にはミネラルが不足しがちです。
このミネラルは、堆肥を通して野菜に移り私たち人間に摂取されるのですが、このミネラルを豊富に含んでいる海藻を食品とすることにより、直接摂取した方がより 効率的なことはいうまでもありません。  

 人間の体は常に弱アルカリ性に保たれるように働いています。 言い換えれば、弱アルカリ性の状態を維持することが健康であり、酸性に傾いた体は病気への門をたたいている状態と言えます。  

 酸性食品の代表は穀類とか、肉類、魚介類など。 アルカリ性食品は野菜、大豆などの豆類、きのこ類、そして海藻です。 海藻はその中でも王者格です。  

 これらの食品をバランスよくとることによって、私たちの体は弱アルカリの健康状態を保っています。 肉を食べたら必ず野菜も一緒に食べなさいというのは、しっかりとした根拠があるのです。  

 食品のアルカリ度はナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの含有量で計られますが、海藻にはこれらの成分がふんだんに含まれていて、しかも平均すると野菜 の3倍はあるのです。

 アルカリ度の最大格差を見てみると、100g中のアルカリ度2.2のきゅうりに比べて、昆布の40.0は驚くことに20倍の比率を示しています。  

 海藻はアルカリ性食品として不可欠の食品といえるでしょう。 肉を食べるときには必ず海藻も食べましょう、ということになります。