Kaba star Neo SafetyRimlock(セーフティ リムロック)の取付方法(説明書)

KABASTAR NEOの補助錠リムロックの取付方法のご紹介です。
マイナス・プラスドライバーで交換できます 使用する道具(工具)は十字ドライバー(プラスドライバー)とドリル、ホルソー、ポンチ、マジックペンが必要です。
カギのお医者さん 作業の間はドアを開けたまま、閉じないようにしてください。


リムロックの取付け位置の確認

リムロックの取付け位置の確認1

【1】

今回はKabastar Neo SafetyRimlockを木製のドアに取り付けていきます。

取付位置は現在付いているシリンダーの上になります。

リムロックの取付け位置の確認2

【2】

おおよその取付位置を確認します。
続いて下記を参考にセンター部分を決めて、マジック等で印を付けておきます。

リムロックの取付け位置の確認3
リムロックの取付け位置の確認4

【3】

センター部分が決まればその部分を中心にして取付座を上からあてがい、取付座の穴部分にマジックで印をつけていきます。

リムロックの取付け位置の確認5

【4】

画像のようにドアに目印ができました。

リムロックの取付け位置の確認6

【5】

室外側も同じように印をつけてください。
今回は同梱されている切欠き図を使用しないで取付位置を決めています。切欠き図を使用する場合は下記を参考にしてください。

切欠き図(型紙)を使用して取付位置を決める方法
型紙をつかった設定

ドアに取付け穴を開ける

ドアに穴を開ける方法1

【1】

ドアに穴を開けていきます。
まずドリルを使用する前に、ポンチで穴を開ける部分に跡形を作っておきます。

ドアに穴を開ける方法2

【2】

電気ドリルを用意します。今回ドリルの刃は3.3mmをセットしています。

ドアに穴を開ける方法3

【3】

ドリルを使用して貫通穴を作成していきます。

ドアに穴を開ける方法4

【4】

室内側から2cmほどドリルで穴を開けます。貫通しません。

ドアに穴を開ける方法5

【5】

室外側も同様にドリルで2cmほど穴を開けます。室内側と室外側の位置が合っていれば貫通します。

取付け穴を広げる

取付け穴を広げる方法1

【1】
続いて、先ほど空けた穴を広げていきます。Φ33mmのホルソーを用意してください。

取付け穴を広げる方法2

【2】

中心部分の穴をホルソーで開けていきます。室内側から2cmほど開けて室外側から同じように2cmほど開ければ貫通します。

取付け穴を広げる方法3

【3】

綺麗にΦ33mmの穴を空けることができました。

取付け穴を広げる方法4

【4】

次に、残りの4つの穴を広げます。木工用ドリルを使用し、Φ12mm用の刃で穴を広げてください。
室内側と室外側から交互に開けていきます。

室外側(外側)に本体を取り付ける方法

外側本体を取り付ける方法1

【1】

室外側本体を取り付けていきます。
まずはドアの厚みを測ってください。

今回取付を行っているドアの厚みは約35mmでした。

下図を参考にシリンダーのドライバーをカットします。
外側本体を取り付ける方法2
今回のドアの厚みは「35mm」のため、図を参照すると「カット位置 = 2」ということがわかります。
外側本体を取り付ける方法3

【2】

シリンダーを見るとドライバー部分に薄く線が入っています。図を参照しながらカットする位置を確認します。

外側本体を取り付ける方法4

【3】

カットする位置を確認できれば、ニッパー等でカットします。

※ドライバーは非常に硬いです。怪我をしないように気をつけてください。

外側本体を取り付ける方法5

【4】

ドライバーをカットできました。

外側本体を取り付ける方法6

【5】

カットできれば、室外側本体をドアに装着します。

外側本体を取り付ける方法7

【6】

室内側から取付座をあてがい、

外側本体を取り付ける方法8

【7】

4つのネジ(矢印部分)で仮止めします。本体が落ちないかどうかを確認してください。

あとで一度取り外すためこの段階で完全に固定せず、仮止めの状態にしてください。

室内側(内側)本体の取付方法

内側本体の取付方法1

【1】

室内側本体を取り付けていきます。
先ほど取付座を仮止めした状態で4つの穴(矢印部分)にマジックペンで印をつけます。そのあと取付座を取り外してください。
(取付座を外すとき、室外側の本体を落とさないように気をつけてください。)

内側本体の取付方法2

【2】

ドリルで目印部分に深さ15mmほどの穴を開けてください。貫通はしません。

内側本体の取付方法3

【3】

穴を開けることができれば、また取付座をセットしください。
(外側本体も取り付けます。)

内側本体の取付方法4

【4】

次に、室内側の本体を用意してください。

本体の側面にあるネジを取り外してください。

内側本体の取付方法5

【5】

反対側の側面にもネジがあるので取り外してください。
計4本のビスを取り外しました。

内側本体の取付方法6

【6】

本体のカバー(サムターンが付いている黒いケース)が取り外せます。

内側本体の取付方法7

【7】

カバーを取り外した本体を付属のネジ(計4つ)で取り付けます。

内側本体の取付方法8

【8】

上からカバーをはめて、

内側本体の取付方法9

【9】

取り外したときと逆の手順でカバーを取り付けてください。

テスト

リムロックのテスト

【テスト】

取付が終われば、室外側はキーを差込み、左右に回してカギの開閉が可能かどうかテストしてみてください。
また室内側は、セーフティサムターンの機能が動作するか、キーを差込み右または左に90度回してキーを引き抜き、サムターンが空回りするかどうかご確認ください。

必ずドアを開けたまま行なってください。

受け座(箱受け)の取付方法

受け座(箱受け)の取付方法1

【1】

開閉テストが終われば、受け座の取り付けに移ります。

ドアを一旦閉めて、室内側からサムターンを操作してデッドボルトを受け座側に出してください。(画像では逆に出ています。)
そのデッドボルトの位置を確認して受け座の位置を調整し、マジックペンで印をつけてください。

受け座(箱受け)の取付方法2

【2】

受け座の位置が決まれば取り付けていきます。先ほど付けた目印部分にドリルで穴を開けてください。

受け座(箱受け)の取付方法3

【3】

最後にネジで受け座(箱受け)を固定します。

受け座(箱受け)の取付方法4

【4】

ドアを閉じて、デッドボルト(カンヌキ)がしっかり受け座に入っているかテストしてください。

テストがうまくいけばKabastarNeo SafetyRimlock(セーフティ リムロック)の取付完了です。

お疲れ様でした!



カギのお医者さん 今回は防犯を高めるためと、勝手に家を出て行く認知症の家族がいるという相談を受け、補助錠のKabastarNeoのセーフティリムロックを取り付けさせていただきました。

ドリル・ホルソー等を使いますが、日曜大工が得意な方は比較的簡単に取り付けることができます。

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