第5章・お肌も壁紙(クロス)も下地が大事

第5章 お肌も壁紙(クロス)も下地が大事TOPイメージ

壁紙の貼り替えをきれいに仕上げるために、下地処理剤パテを塗ります。

女性のお化粧は、ファンデーションを塗る前に、毛穴を塞いだり色を整えたりお肌をきれいに見せるために下地をせっせっと整えます。
それと同じで壁紙の張り替えも下地の状態がとても大事なんです。
この下地処理、職人の間では下地10年・貼り5年と言われるぐらい壁紙を貼る工程の中でも難しいものなんです。
しかし、今回は職人さんの技(コツ)を教えてもらいながらの作業だったので、とても簡単にできました!

自分で壁紙の張り替え!セルフリフォーム!!
壁紙の張り替えは、自分でできる!?

下地処理の必要性

古い壁紙を剥がした時にできる凹凸を無くすため下地処理を行います。

下地処理を行うことで、新しい壁紙を張り替えた時の美しさが全く違います。
スタッフ佐藤の実家リフォームの場合、壁紙をめくると一般的によく使われている石膏ボードが使用されていました。

なぜ下地処理をするのか?

  • 石膏ボードに貼られていた古い壁紙の裏紙を残すことで新しい壁紙がよく貼りつきます。
    逆に、裏紙がきれいに残らず、部分的にはがれたら凹凸が出来るため、新しい壁紙の張り付きも弱くなります。
  • 部分的に裏紙がはがれてしまうと、わずかな段差が生まれます。
    そのままにしておくと新しい壁紙を貼った時に段差として出てくることがあります。
  • 下地処理には「下塗り」と「仕上げ」の2種類があります。 壁材(下地基材)が光沢のある合板や、プラスチックなどの非吸水性の場合には、「下塗り」という下地処理を行い、その上に「仕上げ」の下地処理を行います。
    「下塗り」をしないと「仕上げのパテ」そのものが剥離してしまうことがあり、壁紙を貼ることができません。
    専門的に言うとシーラー処理として密着性を高めていきます。
    また繊維壁・漆喰などにはアク止め用の下地処理剤を用います。そして下塗りは目地処理にもなります。

    »業務用下地調整剤 ヤヨイ 水性シールパテ

    »貼り替え専用 水性増改用パテ

    »水性万能シーラー シーアップ

    »木下地のアク止めに最適 シーラー100プラス

  • 壁紙の裏紙がある程度きれいにはがれた壁面、あるいは壁材(下地基材)が石膏ボードやベニヤ板などの吸水性の壁材で初めて壁紙を張る場合は、「下塗り」を行う必要はありません。
    「仕上げ」の下地処理により、板の段差、壁の穴、不陸(凸凹)の調整をします。
    仕上げはサンドペーパーさらに平らにしていきます。

    »下地処理用パテ ワイドパテ60

    »粉末パテの硬化剤 ブレンディー

    »下地調整にサンドペーパー紙・布・耐水

下地処理の道具一覧

道具一覧の写真
ワイドパテ
下地処理用パテ 粉末タイプ
ブレンディー
粉末パテの硬化剤/約30分で乾燥
パテ板(小)
練ったパテを乗せて作業するための板
パテベラ(大)
パテ用のヘラ/大きな箇所に使用
パテベラ(小)
パテ用のヘラ/小さな箇所に使用

 
>> 使いやすい小分けサイズの下地補修パテセットができました!

パテの作り方

粉末タイプのワイドパテ60ブレンディを混ぜてパテを作ります。 スタッフ佐藤の実家リビングは吸水性の壁材だったので、下地処理は仕上げ処理だけ行いました。 すでに練り上がった状態の簡単・便利な水性シールパテもありますが、スタッフ佐藤の実家リフォームでは、価格・量ともにお得なワイドパテ60を使いました。 このワイドパテ60に、粉末パテ硬化剤のブレンディーを入れると、固まるのが半日かかるところ、約30分で固まります。 作業を早く進めたい方にはオススメのアイテムです。 但し、のんびりしていると早く固まってしまうので、混ぜたら速やかに塗りましょう。

ワイドパテ60の適応下地は石膏ボードとベニヤ板に限られます。

パテの塗り方

古い壁紙を剥がした時にできてしまった凹凸にパテを塗っていきます。 はがれた部分全体に塗らず、はがれた部分とはがれなかった裏紙が残った部分の境目だけにパテをおきます。 後は、パテベラで境目が滑らかな段差になるようパテをそぎ落としていきます。 水分を含んだパテを塗ると、時に下地の紙が膨らんでしまいます。 その時は、膨らんだ紙をはがして、もう一度パテを上から塗ります。 少々上手くいかなくても、最後にサンドペーパーをかけて滑らかにするので大丈夫です! サンドペーパーをかけると壁紙の張り付きも良くなるので、必ず最後にサンドペーパーをかけます。

1.段差にパテを盛る

裏紙のはがれなかった部分や、板の段差などを見つけたら、図1平面図,妊僖討鮠盛りに置いて、△里茲Δ縫僖討鮹丙垢妨けて軽く伸ばしていきます。

2.パテベラで削ぎ落とし

左図1で乗せたパテをそぎ落とします。 図2平面図のようにそぎ落とす時は、段差が上の面(凸の面)にパテベラを必ず乗せ、ヘラ全面に均等に力を加えて壁に押さえつけ、真っ直ぐ下に伸ばします。パテベラは少し弾性があるので押さえつけて力加減をします。

3.パテベラのリターン

左図2で乗せたパテはなるべく1回で削ぎ落としますが、むらができた時などは、下からヘラを再度上げてそぎ落としたパテを乗せていきます。 この時あまり力を入れると、最初に乗せたパテまでそぎ取ってしまうので気をつけます。 ポイントはパテを均一にならすということです。パテがヘラから多少はみだしてもOKですが、へこみ・ふくらみはNGです。

裏紙の一部がはがれた場合は、段差の周囲のみ(上写真赤線部)下地処理をします。全体にパテを乗せる必要はありません。境目が滑らかになればOKです。

パテのはみだしやボタ漏れ(職人用語でブツ)はそのままでOKです。 仕上げのサンドペーパーで簡単に落とせます。

裏紙の上にパテを乗せるとしばらくすると水分を含んで膨らみ浮いてくる時があります。 そんな時は、カッターで切取り、再度パテ処理を行います。

ひび割れ・穴・ビス頭の下地処理

建てられてから20年余り経ったスタッフ佐藤の実家の壁は、石膏ボードのひび割れや、やんちゃ盛りな子供時代にあけた穴など、色々な箇所に問題点がありましたが、これも下地処理を施し問題解決です。分かりやすく動画で下地処理の方法を説明します。

  • ひび割れ

  • ビス頭ビス頭の写真

乾燥させて完成

パテの乾燥はブレンディーを入れれば30分、ブレンディー無しの場合には、半日乾かして、古い壁紙の裏紙とほとんど同じ色になったら作業完了です。

次章へ続くイラスト:第6章 モールドでお部屋にワンポイントリフォーム