紙壁紙の貼り方

国産壁紙

国産の壁紙は、ほとんどが「ビニールクロス」といわれる、
表面がビニール質で、裏が紙の層になっている材質の壁紙です。

当店にて、裏の紙面にでんぷん系の「生のり」をつけてお送りする 「生のり付き壁紙」と、
糊の付いていない「のり無し壁紙」からお選びいただけます。

ほとんどの国産壁紙の裏地は「紙」となっていて、
糊を付けると(濡れると)約1%程度伸びます。

しっかり伸びた壁紙を貼るときれいに貼れるので、
お客様自身で「のり」を付ける場合、
壁紙の裏にしっかり糊を塗って最低約5〜10分オープンタイムを取 ってから壁に貼っていきます。

また、海外の壁紙に比べると幅が広く、両サイドに「ミミ」といわれる、

印刷されていない部分があるので、つなぎ目は4cm程度重ねて、

そこをカッターで2枚同時にカットして、余分を取り除く必要があります。

リーズナブルで種類も豊富なので、「まずは手始めに」という方にオススメです。

生のりつき壁紙

当店にて1ロールずつ丹念に壁紙の裏に糊付けを 行っています。 安全性の高いF★★★★※ のでんぷん系糊を使用し、 壁紙の(一部、汚れ防止などを除く)上にも重ねて 貼ることができる強力タイプの糊が付いてます。 糊付きだから、裏のフィルムをはがせばすぐに施工 できて、ほんとに楽です。 時間の経過で糊が乾燥して硬くなっていきます。 商品到着後、3週間以内の施工をおすすめします。

※ホルムアルデヒド拡散等級の最も安全なレベル。
 シックハウス症候群なども安心いただけます。

   
 
 生のりつき壁紙の貼り方  
  
 生のりつき壁紙の貼り方  

のりなし壁紙

自分で糊を塗る場合は「糊なし」を選びましょう。 他にも現状復旧したい場合の施工方法として、 マスキングテープと両面テープで貼ったり、 ホッチキスで貼ったりするのも「のり無し」でOK! のり付き壁紙みたいに、糊の乾燥を気にしなくて 良いので、自分のペースで施工したい方にも オススメです。 もちろん、のりが無い分「生のり付」よりもお安く なっています。

 
 
 貼ってはがせる粉のりで壁紙を貼る  
 
 ホッチキスで壁紙を貼る  

輸入壁紙

輸入壁紙とひとくくりにしましたが、
オランダ、ドイツ、イギリスなどのヨーロッパ各国や、
アメリカで作られたもの、ヴィンテージの壁紙など、バリエーションは様々。

「色柄の豊富さや、発色の良さ、デザインの新しさを感じたい」

そんなこだわり派のあなたにはやっぱり輸入壁紙がオススメです。


また、裏の材質には大きく2種類「紙」 と「不織布(フリース)」があります。

紙は、のりを塗ると伸びるので壁紙の裏に糊を塗ってしっかり伸ばして貼ります。
不織布(フリース)は、のりが付いてからもほとんど伸びません。

だから、不織布(フリース)だけが壁面に糊を塗っての施工がOKなんです。
そのほかにも伸びないから、強いでんぷん糊で貼らなくても良かったり、
不織布(フリース)壁紙には、メリットがたくさんあります。

フリース壁紙

フリース(不織布)壁紙は、パルプとポリエステル などの化学繊維を3次元に絡ませて作られ、破れにくく強いのが特徴です。
裏が「紙」の壁紙と違い「水に濡れても伸びにくい」ため、糊を壁紙の裏に塗って (伸ばして)から施工する必要がなく、壁面に糊を塗って、糊の付いていない壁紙を 壁に貼っていくことができるので、非常に簡単に施工できる壁紙だとい えます。 また、水分の含有による伸びがほとんど無い為、逆に縮みにくいというメ リットもあります。 乾燥時に縮みにくい為、でんぷん系の糊(紙壁紙の施工時に主 に使用する糊)ほど接着力の強くない。【セルロース系の粉のり】で施工することがで き、そうすることで、剥がしやすく、剥がしたあとに裏紙が残りにくいというメリットがあります。 また、貼って剥がしてまた貼れる糊【マタハルくん】も、フリース壁紙専用で、こ の糊を壁紙の裏に塗って乾燥させることで、貼ってはがしてまた貼れる 「フセン」みたいな壁紙にすることもできます。

フリース壁紙の施工方法

 粉のりでフリース壁紙を貼る  
 
 マタハルくんでフリース壁紙を貼る  
   
   

紙壁紙

長らく壁紙の材質として一般的だったのが「紙」の壁紙です。 表面の材質は、ビニールや紙が貼ってあったり、 紙に直接プリントしてあるものなど様々です。 素朴な味わいが楽しめるものが多いのですが、フリース(不織布壁紙)に比べると素材の強度、耐摩耗性が少々劣ります。 油絵の具で手書きしたような立体的な多色ペイント(サーフェス印刷)の少量生産の貴重な壁紙や、ヴィンテージの壁紙など、古き良き壁紙の素晴らしさを感じさせてくれるデザインも多いのが、紙壁紙の特徴でもあります。 裏面が「紙」の壁紙の特徴は、壁紙に糊を塗ると(水分を含むと)約1%伸びます。
よって、壁紙の裏に糊を塗って、オープンタイムという、壁紙と、糊の水分を馴染ませる時間を(5〜10分)とり、壁紙を伸ばしてから施工する必要があります。 紙素材の壁紙は糊が付いて伸びている分、乾燥時に収縮しますので、接着力の強い【でんぷん系の糊】で、しっかり下地に接着することをオススメします。 剥がす際は紙の層が裂ける所でめくれるので、下地に薄い紙が残る様に剥がれるのが特徴です。 伝統的な印刷技法によるプリントの壁紙や、海外のデッドストックで残っていたビンテージ壁紙などの素晴らしいカラーやパターン、そして、紙本来の持つ質感とを合わせて楽しんで頂ければ幸いです。

紙壁紙の施工方法

 でんぷんのりで紙壁紙を貼る  
 

フリース・紙壁紙の施工方法

 
 ホットキスで輸入壁紙を貼る