









フリース(不織布)壁紙は、パルプとポリエステル など の化学繊維を3次元に絡ませて作られ、「紙」の壁紙と 違い「水に濡れても伸びにくい」素材です。
沢山良い点がありますが、まずは施工時に【壁に直接 のりを塗って】貼れること。(紙素材の場合は壁紙の 【裏】にのりを塗るので、床に壁紙を広げて塗るスペ ースが必要です。)また、はがした時に裏紙が残らない のも大きなメリットです。



粉末を水で溶かして使います。通常、壁紙職人が使っているのりほど接着力が強くありませんので、ツルツルした面に貼るのには向いていません。
接着力が強すぎないので剥がしやすく、剥がしたあと、壁紙がフリース素材であれば裏紙が残りにくいというメリットがあります。



のりをたっぷりと塗っておくと、のりが乾くまでの間であれば壁紙を貼りつけてから、
ずらして位置を微調節することが出来ます。
一発勝負な両面テープやシール式と違い、やり直しがきくのです。
文房具感覚に思うのか、「テープやシール式の方が簡単そう」と思われがちなのですが
初心者の方にこそ、のりで貼ってもらいたい!
近年、シールタイプの「貼ってはがせる壁紙」が
普及しておりますが、シールなので、貼りつけてから
ずらして微調整をすることができません。
貼り直しがきかない一発勝負なので、難易度が高めです。







裏面が「紙素材」の、【壁紙の裏にのりを塗って施工】するタイプの壁紙です。 海外からの輸入壁紙が巾50cm前後なのに対し、国産壁紙は90cm前後と巾が大きめです。
値段のお手ごろさが魅力です。のりがついていないタイプだと、1mあたり360円程度で購入できます。「多少失敗しても買い直せばいいかな」と思えるお値段です。
壁紙の裏にのりを塗るので、床に壁紙を広げて作業するスペースを確保する必要があります。 また、フレスコのりを使っても、はがした時には裏紙が残るので、水を塗ってふやかしてから裏紙を取り除く手間があります。








フリース壁紙の裏に塗って、一晩乾かします。
すると…アラふしぎ!ぺたっと「ふせん」のような粘着面が出来上がります。
貼って、はがして、【また貼れる】のが最大のメリットです。はがした壁紙は保護フィルムを使って保存も可能。
壁紙を床に広げ、裏にのりを塗って、一晩乾かす必要がありますので施工時に広いスペースを必要とします。 また、粘着力は強くありません。コンクリートやザラザラしたベニヤなど、ふせんがくっつきにくい面には施工できません。








表面は微粘着で、貼り直し(位置調整)できます。
ギュ!っと押さえると微粘着から強粘着へ変化!
しっかり固定されます。
裏面は弱粘着なので剥がして、原状復帰OK!
貼り直して、位置調整ができるので失敗しにくく、
さらに剥がして元通りにできます。
賃貸で糊やホッチキスが使えないツルツルとした所
(キッチンキャビネット・ドアなど)や、狭い面積におすすめです。
紙壁紙を使用する場合、雨の日など湿度の高い日は
壁紙が伸びてシワシワになることもあります。
また、広い面への施工はシワになりやすく、難しいです。








壁にバチンバチンとホッチキスを打っていき、【お手軽・簡易的】にとめることができます。 パーティ等で短期間だけ壁面をにぎやかにしたい時や「とにかく低コストで簡単に貼りたい!」という方におすすめの方法です。
全面をしっかり接着するわけではないので、壁と壁紙の間に空気が入り、シワがよりやすくなります。 また、紙壁紙をとめた場合、雨の日など湿度の高い日は壁紙が伸びてシワシワになることもあります。








貼ってはがせるマスキングテープの上に両面テープで壁紙を貼ることで、綺麗にはがせるようにする方法です。
「賃貸でホッチキスも画鋲も使えない…」
「のりを塗るのは怖い…」
それでも壁紙を貼りたい場合の最終手段です。
とにかく難しいです。きれいに貼れたとしても、それが紙素材だった場合は、雨の日など湿度の高い時に壁紙が伸びてシワがよってしまう場合があります。




