ビニル床シート(重歩行長尺シート、特殊機能付シートなど)の貼り方と継ぎ目処理の方法を以下に説明します。
これらの商品は、住宅用と異なり施工方法が商品によって多少異なりますので、ここでの説明はあくまで参考としてください。
※ 写真は住宅で撮影したものです。ご了承ください。
埃、汚れを清掃した後に、ビニル床シート(以下、シート)を仮敷きします。 |
半分をめくり接着剤を塗ります。接着剤は施工環境などによって異なります。 |
床材を戻し、空気を逃がしながら圧着していきます。 |
余分を切ります。写真はパーキリというプロの道具です。 » 詳しくはこちら |
角の処理は写真のように折り曲げて癖付けしてからカットします。 |
角の切り込みが完了したところです。 |
シートとシートの継ぎ目(ジョイント部分)の処理を説明します。 |
専用のマスキングテープを継ぎ目の上に継ぎ目に沿って貼ります。 |
継ぎ目の中にカッターの刃を入れてマスキングテープをカットします。 |
カットした継ぎ目の隙間に専用のシーム液を注入します。 |
一定時間経過後、継ぎ目の接合を確認してテープを剥がします。 |
継ぎ目の接合が完了したところです。 |
注意事項
- 梱包紙に記載されている品名、品番、ロット、数量を確認の上、施工を開始してください。同一床面上は同一ロットで仕上げてください。
- 床材は現場の室温によくなじませてから施工してください。室温と床材に温度差があると、施工直後だけでなく、後日、目地隙、突き上げなどを起こすことがあります。
- 接着の際は、床材の指定接着剤を使用し、くし目ごて等で均一に塗布し充分に圧着してください。
- 不陸は適切なコンパウンドで補修してください。
- 下地にワックス、グリス、油脂類、塗料などが残っていると、接着不良や汚染を発生させる可能性がありますので完全に除去してください。
- ウンボロ、グラニット、オデオン、エスリュームなどについては継ぎ目は専用の溶接棒で接合してください。詳しくは当店までお問い合わせください。