椅子生地の張り変え方

前のページに戻る

張り変え前の椅子

いつも物言わず、頑張ってくれた椅子。生地が傷んでも、椅子本体はまだまだ使える状態です!
椅子に感謝を込め、生地を張り変えることで新品のようにリメイクしたいと思います♪

使用する道具

椅子生地
タッカー
ペンチ
マイナスドライバー
キリ
カーペット用強力両面テープ

指を怪我しないように、軍手で作業しましょう。

背もたれと座面を取り外す

背もたれ部分のネジをすべて取り外します。
ネジを外したら写真のように本体と背もたれ部が簡単に外れます。
座面部のネジも同じようにすべて取り外します。
椅子を分解した状態
バラバラになりました。
座面の裏カバーも外しておきましょう。

古い椅子生地を剥がす

椅子生地がタッカーで留められているのでマイナスドライバーなどで抜きます。

マイナスドライバーで抜ききれない物はペンチで引っこ抜きます。
指を怪我しないように、軍手で作業されたほうが安全です。
椅子生地をスポンジから剥がします。
ノリで着いているのでスポンジがちぎれないよう注意してください。
背もたれ部分も同じように剥がしましょう。
古い椅子生地を全て剥がし終えました。

新しい椅子生地を張る

実際に椅子生地の上に座面と背もたれ部を置き巻き込めるだけの生地を確保しカットする。
座面に椅子生地を巻き込みタッカーで留めていく。最初は後ろからとめます。(角は最後に留めるので辺だけを留めます。)
後ろ側を留めたら前面をシワが出ないよう生地を伸ばします。
生地を軽く引っ張りながらタッカーで留める。
この時、生地を引っ張り過ぎると形が崩れる原因になりますので注意が必要です。
同じ要領で4辺を留めたら角を留めていきます。角は生地が余るのでシワが出ないよう畳みながら留めます。
大きく生地を寄せると後で裏カバーがはまらなくなる可能性があるので出来るだけ小さく生地を寄せて畳むようにします。
生地をすべて留めた状態です。
最後に余分な生地はハサミでカットしていきます。
余分な生地をカットした状態。
背もたれ部は土台の素材が強化プラスチックで針が通らなかったのでカーペット用強力両面テープで止めます。
基本的にはタッカーと同じ要領で軽く引っ張りながら留めます。背もたれ部は下から留め、次に上を止めます。
4辺をきれいに留めれたら角をシワに気をつけながら細かく畳み留めます。
角もすべてきれいに留めれたら余分な生地をカットします。
角の部分は生地が厚くなり剥がれ易いので補強の為にタッカーで強く押えながら留めます。写真のようにネジ穴の部分をハサミでカットしておきます。
余分な生地をカットした状態。

元通りに組み立てる

背もたれ、座面に生地が張れたら椅子を組み立てていきます。
座面と裏カバーを合わせ、座面部、肘掛のネジを絞め、最後に座面と脚をネジでしっかりと絞めます。
一番、加重が加わる部分なので絞め忘れのないように注意してください。
座面ができたら椅子を起こし背もたれ部もネジですべて絞めます。

完成!

出来上がりました♪

ビニールレザー お手入れ簡単で大人気のビニールレザー生地
ウィリアム・モリスの椅子生地 壁紙とコーディネートもできる、ウィリアム・モリスの椅子生地

前のページに戻る