強化障子紙の施工方法(専用両面テープ)

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強化障子紙(プラスチック系)の貼り方(紙じゃくりがない場合)

1. 紙じゃくり(枠にある段差)がない、または浅い場合はシートを寸法切りする必要はありません。
すべてのタテ木に専用両面テープ(ワーロン)細幅両面テープを貼り、はくり紙をはがします。

2. 上からすべてのヨコ木に両面テープを貼り、はくり紙をはがします。

3. シートをのせしっかりと押さえた後、余分なシートを切り落とします。

強化障子紙(プラスチック系)の貼り方(紙じゃくりが深い場合)

1.
あらかじめシートを建具の紙じゃくり(枠にある段差)の外寸よりも上下左右各1mm小さく切ります。

2.
下桟(建具の一番下)とすべてのタテ木に専用両面テープ(ワーロン)細幅両面テープ を貼ります。
まだ、はくり紙ははがしません。
3.
寸法切りしたシートを建具にのせて位置を合わせ、
シートがずれないように固定しながら下桟だけはくり紙をはがし、
一辺だけを貼り付けます。
4.
固定した下桟の方向にシートを巻き上げてから、
タテ木の両面テープのはくり紙を上部から引きはがします。
 
5.
その上からすべてのヨコ木に両面テープを貼り、はくり紙をはがします。
 
6.
巻き上げたシートをたるまないように注意しながら、
少しずつ戻して貼り付けます。
最後に接着面をまんべんなく指先やローラー等でしっかり押さえます。

専用両面テープで貼ったシートのはがし方

1.
接着部分に80℃~90℃くらいの熱(ドライヤー、アイロン)をかけながら、シートをゆっくりと引きはがします。
2.
枠に残った両面テープをしばらくおいて熱を冷ましてから、
木目に逆らわないよう、ゆっくり引き上げながらはがします。
両面テープがきれいに取れない場合
桟に残った両面テープが取れない場合は、
塗料はくり剤を使用し、両面テープの上に塗ります。
10分くらいおいて、テープの粘着剤が柔らかくなったらテープを取り除きます。
最後に建具に付いた塗料はくり剤はよく水拭きします。

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※塗装してある建具に塗料はくり剤は使用しないでください。

施工上の注意

1.裏表がないので両面どちらでも接着できますし、重ね貼りもできます。

2.シートは温度変化によって伸縮を繰り返しますので、桟の間隔が広い建具の場合はシートのたるみが目立ちやすくなります。
温度変化での伸びによるたるみをなるべく抑えるためには20℃以上の環境での施工をおすすめします。

3.シートの端から、結露時の水の吸い上げなどでシミの原因となる場合がありますのでご注意ください。

専用両面テープでの施工上の注意

1.枠が湿っているとしっかり接着できないので、完全に乾いてからお使いください。

2.桟が凸凹している場合はサンドペーパーなどで接着面を平らにしてください。

3.専用両面テープ以外の両面テープをご使用になると、はがれる場合がありますのでご注意ください。

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