珪藻土のカンタン施工方法2(仕上げ塗り編 メンテナンスなど)
前のページに戻る
仕上げ塗り
うろこの様な引きずり模様、角柄のコテで押しつけるだけでOK!
●珪藻土を塗る 仕上げ塗り(2回目)
- 珪藻土の下塗り(1回目)を終えると温度にもよりますが10分程度で表面が乾燥し、半乾きに近い状態になります。完全に乾いてしまう前のこのタイミングで仕上げ塗り(2回目)を行います。
- 下塗りの上から、もう一度珪藻土を塗っていきます。いろんなパターン模様を付けることができます。
- 塗り厚は合計1.2~1.5mmを目安とします。
引きずり模様完成!
●パターン模様
- 仕上げ塗りはお楽しみ!いろいろな仕上げに挑戦しましょう。とにかく気軽にいろいろ楽しんでみてください。驚くほど簡単にアーティスト気分で仕上がっていきますので、まずはお試しください。使用する道具によって、様々な表情が楽しめます。
- アクリル板などに切り込みを入れた自作のヘラをつくってみましょう。思いのほか簡単に柄がつくれます。
- また平らでなく波の付いたスポンジを利用する方法もあります。たたいたり、横にずらす、回転させるなどいろいろ試して見ましょう。
- また平らでなく波の付いたスポンジを利用する方法もあります。たたいたり、横にずらす、回転させるなどいろいろ試して見ましょう。
- お子様の手形を刻印すると記念に残ります。
スパニッシユ柄は、コテを逆向けて斜めに筋を入れていく
扇柄、コテを逆向けて半円に回す
扇柄完成!
木ゴテは全面にピッタリくっつけてずらして塗る。
不思議と自然な模様に仕上がります。
ピタッとくっつけながら回すとまた不思議な柄が生まれます。
木ゴテでつくった柄の上から「ならしヘラ」で軽く押さえる。
角が取れてまろやかな柄になります。
下敷きなどでも代用できるかも知れません。
「ならしヘラ」で波を消してさらにナチュラルに仕上げました。
PCコテバケで自由な柄にチャレンジ!
スポンジをくるっと回せばこんな感じ・・・
ヘラは工夫次第でいろんなものがあります。
使い方も自由。細かく波を描いてみましょう。
アクリル製のヘラを扇で使うとこんな感じに仕上がります。
ナチュラル柄は最も一般的な柄です。
●ナチュラル柄
このナチュラル柄は最も一般的な柄です。丸コテでさらっとひとなでするだけでOKですが、他の珪藻土なら手こずるかも知れません。
けいそうリフォームは柔らかくさらっと伸びる質感なので初心者の方でもこの柄が簡単にできるのでオススメです。
仕上げ塗りが堅くなってやりにくくなったら、水を少しかければ柔らかくなります。
仕上げの模様付けは表面が乾かないうちに行いますが、乾いてしまったら霧吹きで軽く水をかければ柔らかくなります。
お手形など記念になります。
●完成 養生をはずす
仕上げ塗りが出来ると完成です。
マスキングテープは、珪藻土が乾かないうちにはがしますが、珪藻土がテープにたくさん乗っている場合や、珪藻土が乾いてしまった場合はカッターでテープと珪藻土の境目に軽く切れ目を入れてから剥がします。
温度湿度により異なりますが、珪藻土は一昼夜で乾燥します。お部屋の風通しを良くしておきましょう。
トッピング仕上げ
ガラスビーズを入れた材料を塗った後、ビーズが引き立つように
ハケに水を付けて軽くなでれば浮き上がってきます。
直接まき付ける方法もありあます。
取れやすいので少し押しつけてください。
●トッピングにチャレンジ
- 仕上げ塗りの珪藻土基材にガラスビーズや藁すさを入れて混ぜ合わせます。
そのままコテで塗ります。
手で吹き掛けることや、押し込んでも構いません。
工夫次第でいろいろな雰囲気に仕上げることが出来ます。
- トッピング材料は、珪藻土に色がにじまない材料、よく乾燥した材料を選んでください。
ガラスビーズ壁完成!
●普段のお手入れ方法
- 珪藻土壁にホコリ等が付いた場合は、はたきや掃除機等で除去してください。手垢汚れがついた場合、消しゴムでたたくようにこすると大抵落ちてきます。
(波消しで表面を押さえるとホコリはつきにくくなり、また触ってもガタガタしない滑らか仕上げになります。)
- ひびや傷、シミなどが付いた場合、塗り壁補修用タッチアップ材で上塗りしてください。
- また壁紙の上に珪藻土を塗るこの方法は、汚れが目立ってきた場合、2度目の施工(重ねて塗る)が可能です。それ以上になると厚みが増してくるので状況により壁紙ごとはがす必要があるかも知れません。
- 強度的には一般に10年~20年保持されます。
●注意事項
- けいそうリフォームは壁面用です。天井や床には塗れません。
また、水回り、浴室等水のかかる場所では使用できません。屋内専用です。
- 気温が0℃以下では凍結するので施工ができません。冬期で部屋を暖房する場合、暖気を直接当てるとひび割れや乾きムラが生ずる場合があるので暖気は施工箇所に直接当てないで、室温15℃~25℃を保って施工して下さい。
- 水で混ぜる際、粉末が目、口、鼻に入らないよう注意して下さい。珪藻土は極度に水分を吸収します。粉末には注意して頂き、練る際には防護眼鏡、マスクをすることをお勧めします。
- 誤って目に入った場合は、速やかに清潔な水で洗眼し、医師の診断を受けて下さい。
- 誤って吸引した場合は、速やかに水または温水でうがいをし、医師の診断を受けて下さい。
- 誤って飲み込んだ場合、速やかに大量の水を飲んでのどの奥を押し出して吐き出した後、医師の診断を受けて下さい。
- また皮膚に付着した場合は、アルカリ性が強いため手が荒れることがありますので、石鹸および水で洗い流して下さい。
※けいそうリフォームは壁用のため、天井面に施工できるほどの粘着力はなく、
天井面への施工はおすすめしておりません。
天井面にはペンキの塗装をおすすめいたします。
「珪藻土を塗る1」に戻る>>
前のページへ