MIDO 「Inspired by Architecture」
”MIDO公式サイトより引用”
魅力的な価格帯で優れた実用性
ミドーは、ジョージ・シャーレンによってスイスの「聖なる数字11の町」といわれるソロトゥルンに1918年11月11日に設立されました。
ブランド名である「ミドー(MIDO)」はスペイン語で私は計測するという意味の「Yo mido」から名づけられています。
実用的な腕時計の開発に取り組み、
「マルチフォート」
「ラジオタイム」
「マルチ・センタークロノ」
「パワーウィンドウ」
「オーシャンスター」
「オーシャンスター・コマンダー」
などの歴史に残る数々のプロダクトを生み出しました。
「現在はスイスの世界遺産にも登録されているル・ロックルに本拠を構えており、スウォッチグループの一員である恩恵を受けて、魅力的な価格帯で優れた機械式ムーブメントを搭載したコレクションを展開。
1939年に誕生したロボットのマスコット「ロビ」は、今も現役でアンバサダーとして活躍しています。
ロボットのマスコット「ロビ」”MIDO公式サイトより引用”
エルメスに選ばれた時計
日本では2015年の再上陸ということもあり、知名度はまだまだ高くはありませんが、アンティークウオッチの中では「エルメスに選ばれた時計」という意味でも人気があります。
エルメスが最初に販売した時計は、そのレザーケースをエルメスが製作したモバードのエルメト。
1930年代になるとエルメスのレザーストラップをつけて
ジャガー・ルクルト
ヴァシュロン・コンスタンタン
ユニバーサル・ジュネーブ
といったスイスのそうそうたるメジャーブランドとコラボして販売していました。
その中で、ミドーの「マルチフォート」は、エルメスに選ばれたのです。
”MIDO公式サイトより引用”
マルチフォートは、自動巻き黎明期である1934年に発表された自動巻き時計です。
耐水性・耐衝撃性、耐磁性を備えており、実用的なところも魅力のひとつです。
「Inspired by Architecture」- 建築にインスパイアされて –
”MIDO公式サイトより引用”
歴史的建築物と時計を融合することで新しいイノベーションを生み出そうとするこのミドーの新しいスローガンは、「時代を超えることが真に優れたデザインの証」という信念に基づいたミドーの伝統に支えられています。
ニューヨークのソロモン R. グッゲンハイム美術館をモチーフにした限定モデル(M034.408.16.261.00)に代表されるように、現行コレクションはミドルレンジの実用時計でありながらも、コルム「ゴールデンブリッジ」やブルガリ「オクト」などと並んで評価されるようになりました。
これは時計のデザインをアーキテクチャなアートフォームとして捉える愛好家にとってもデザインを語れる時計の有力な選択肢のひとつになったと言えます。
そして実際、細部へのこだわりがバランスを良くしていると感じます。
永く使える実用的なトラディショナルな機械式時計のミドーは、ビギナーの方にこそ選んでもらいたいブランドです。