ハタ貴金属

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2020.12.4

楽天市場店にモーリス・ラクロア「アイコン」登場。

時計

有名時計ブランドのディーラーから生まれたモーリス・ラクロア

モーリス・ラクロアは、1975年にスイス・チューリッヒのデスコ・フォン・シュルテス社の一部門として設立されました。
1889年に設立されたデスコ・フォン・シュルテス社は、シルクの貿易をルーツに持ち、日本においても1901年に横浜に支店を開設した歴史ある商社です。
シルクの貿易で得た幅広いネットワークを活用して、他の分野の貿易ビジネスを徐々に拡大、第二次世界大戦後はアジアへ時計を輸出し、1946年以降は、オーデマピゲ、ジャガールクルト、ホイヤーなどのスイスの有名な時計ブランドのディーラーとして活躍しました。

1961年、時計事業をさらに拡大し、スイスのジュラ州セイネレジェにある腕時計の組み立てを専門に行う会社を傘下に収め、様々なプライベート・ラベルの時計の製造を開始しました。

そして1975年、有名時計ブランドのディーラーとしての経験やプライベート・ラベルの時計の製造の知識をフィードバックした、デスコ・フォン・シュルテス社の自社時計ブランドとして モーリス・ラクロアは誕生しました。「モーリス・ラクロア」と言う名はデスコの取締役会メンバーのひとりにちなんで名付けられたとか?

1989年、セイネレジェのケースの製造工場を買収し、2001年にメカニカル・キャリバーの精密部品の精密工場を設立しました。
また同年にデスコの一部門からMauriceLacroix S.Aとして独立。
2006年に、初の自社製メカニカル・キャリバーを開発し、新たなる一歩を踏み出しました。
以来モーリス・ラクロアのデザイン、独創性、および技術は数々の賞を受賞し、多数の特許を取得しています。

カリプソ、そしてアイコンへ

モーリス・ラクロアは、創業より比類ない独創的な価値を提供し続けているスイスの時計ブランドですが、
「マスターピース」コレクションに代表されるように
・デザインが保守的
・ユニークながらニッチな機械式時計を好む
・マニアック
といった少々わかりにくいブランドであると言えます。

そこで象徴的なデザインを持ち、かつ手が届く価格帯のスポーティーなコレクションとして、1990年代のモーリス・ラクロアを代表とするモデル「カリプソ」をリニューアルした「アイコン」コレクションが誕生しました。

2016年にはクォーツモデルが最初にリリースされ、その翌々年の2018年にオートマティックモデルが登場しております。

防水ケースと一体化したブレスレットや特徴的な6つのアームをあしらったベゼルなどの「カリプソ」のDNAを継承したシンプルなアプローチ。

ガンダムのようなゴツゴツしたメカニカルな造形とは異なったポリッシュとサテンのツートン仕上げと面取り

そしてこれによる多面デザインの力強い立体感

一体化したラグデザインの装着感の良さ

そしてなにより
これらを説明なしに正面から時計を見ただけで確認できる視覚的にわかりやすいデザイン
が特徴です。

カリプソから継承されたアームをあしらったべセル

※カリプソから継承されたアームをあしらったべセル

私は30代にモーリス・ラクロアのヘリテージである「カリプソ」を愛用していましたので、初めて「アイコン」を見たときには、懐かしさと同時に価格に対しての外装のクオリティの高さに驚きました。

アイコンのブレイクによりモーリス・ラクロアの知名度も上昇しています。
是非これを機にご検討いただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。


Author:林 泰行
株式会社ハタ貴金属
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