ケミカルとは…

ケミカル ケミカル(chemical)とは「化学的」「化学的に合成した」という意味を持ち、液体か半固形状のものが多いです。車両に使用されるケミカル製品は、洗浄に使用する洗剤のほか、クーラントや不凍液など整備・性能向上を目的とした製品が該当します。


車両に使用されるケミカル製品


●アドブルー

アドブルー アドブルーは、尿素SCRシステム専用の高品位尿素水溶液です。尿素SCRシステムとは、ディーゼルエンジンから排出されるNOx(酸性雨や光化学スモッグの原因となる窒素酸化物)にアドブルーを噴射し、NOxを無害な窒素と水に分解するシステムです。アドブルーの主成分である尿素は保湿剤として化粧品に使用されるほか医薬品・肥料などにも使われる、一般的には無害で極めて安全性の高い物質です。トラック・バスをはじめ乗用車から建機・農機まで、ディーゼルエンジンを使用する機械から排出されるNOx削減に広く採用され、使用量は年々増加しています。

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●ロングライフクーラント(冷却水)

クーラント クーラントは、エンジンを冷却するための液体です。エンジン内部とラジエーターの間を循環させることで、ラジエーターの温度を一定に保つ役割があり、オーバーヒートや凍結を防止します。また、エンジン内部に錆を出さない防錆性能、スムーズにエンジン内部を流れるために泡立ちしない性能などもあります。

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●中和剤(油流出処理剤)

中和剤 油がタンクから外部に漏れ、陸や河川・海等に流出すると環境汚染となります。その流出油の二次被害を抑えるために使用されるのが油脂分解洗浄剤です。環境や生物への負荷が小さい方法で処理を行い、効率的に油を処理します。

中和剤


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●カーエアコン用クーラーガス

エアコンガス エアコンガスは、冷房の風を冷やす元となる大切な役割をしています。エアコンガスには平成5年頃まで使われていた「CFC-12(R12)」、その後主流となった「HFC-134a(R-134a)」、2020年あたりの新型車から使われている「HFO-1234yf」があります。エアコンガスの補充を考えた時は、自分の車両に使われているタイプをしっかり確認し、間違わないように気をつけましょう。

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