ストーブ比較&選び方!【2019年最新版】

ストーブ比較&選び方!【2019年最新版】

[2019. 11.7]

このページでは、ストーブ選びでお困りの方に、種類の違いやおすすめポイント、部屋のサイズにあわせたおすすめストーブなどをご紹介いたします。 実はストーブも進化しており、便利な機能が増えて、省エネ性能も向上!オシャレな機種も増えてきましたので、ぜひ、チェックしてみてください!

ストーブの種類と特長

電気ストーブとは

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赤外線や遠赤外線などの熱エネルギーを出すことで暖めるのが「電気ストーブ」です。 ハロゲンやカーボンなど発熱体によって、特長が異なってきます。共通の特長として、即暖性に優れ、空気を汚さない、小型・軽量で移動しやすいなどがあります。 また、灯油やガスなどの燃料が不要なため、コンセント(電源)さえあればどこでも使うことができます。

「ハロゲン」は、小型でお手頃な値段の代わりに、暖かさを感じやすい遠赤外線量が少ないため暖かさを感じづらく、電気代がかかるのが特長です。 「カーボン」は、遠赤外線が多く、冷え性の方におすすめのストーブ。ハロゲンの上位機種として電気ストーブの主流となりつつあります。 中でも、「グラファイト(黒鉛)」は立ち上がりの速さ、遠赤外線量、電気代がカーボンより優れており、徐々に人気を集めています。

また、電気ストーブは乾燥しやすいので加湿器などを併用するのがおすすめ。 中には、スチーム機能付きの電気ストーブもあるので、ご検討してみてください。

ガスストーブとは

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ガスを使ったストーブで、ガス栓やカセットボンベからガスを供給することで、お部屋を暖めてくれます。 立ち上がりが早く、点火時、消火時のイヤなニオイも気になりません。(ニオイはしませんが定期的な換気は必要です)
安全装置が充実しているため、地震など、もしもの時も安心です。
弱点は、火力調整が苦手なこと、種類が少ないので選択肢があまりないことが挙げられます。 また、ニオイは少ないですが定期的な換気も必要です。

燃料の供給をガス栓からするタイプと、カセットボンベでするタイプに分かれています。 ガス栓式は設置場所が限られますが、燃料供給の手間がありません。ただし、オール電化のお家では導入ハードルが高くなります。 カセット式で電源(コンセント)なしで稼働するタイプは、災害時の緊急用暖房としてもお使いいただけます。 ただし、カセット1本あたりの運転時間は短いので、注意しましょう。

灯油ストーブとは

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灯油ストーブ、または、石油(灯油)ストーブは燃料に灯油を使うストーブです。 灯油はエネルギー効率(コストパフォーマンス)が良く、ほとんどのモデルに転倒・地震時の自動消火装置がついているので、安全面も安心です。
電池で動くタイプは、災害時にも使えるのが強み。やかんを乗せてお湯を沸かせるので、屋外での食事や乾燥が気になる場合も役立ちます。

構造によって「対流型」と「反射型」に分けられています。
「対流型」は広い場所での使用に向いており、学校や施設などで多く利用されています。 本体を中心に熱くなるので、部屋の中心に置くと効率よく空間を暖めることができます。 構造がシンプルで、故障が少ないですが、本体に直接灯油を注ぐので、給油時には注意が必要です。
一方「反射型」は、小さなお部屋にもおすすめのストーブです。 熱源の奥(背面側)に反射板が設置されているので、前方に熱が集まり、背面が熱くなりづらいので壁際に置けるのが特徴です。 タンクがあるので、給油時のトラブルが少ないのも利点です。
ともに、数年に一度、芯と点火ヒーターのメンテナンスが必要です。 また、マンションによっては石油ストーブが禁止の場合があるので、契約書や規約を確認してから購入しましょう。 換気を必要とするので、時折、空気を入れ替えましょう。
※ストーブの「灯油」と「石油」は同じ意味です

各ストーブの違い

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ストーブの一番の違いは、燃料です。 上記の通り、「電気」、「ガス」、「灯油」に分けることができ、それぞれ、得手・不得手があります。 また、同じ熱源でも構造や素材の違いで、差が出てきます。

電気ストーブは部分的に暖めるのが得意で立ち上がりも早いので、脱衣場やトイレなど、ちょっとだけ使いたい時に向いています。 遠赤外線が豊富な分、ハロゲンよりカーボンのほうがより暖かさを感じやすくなっているのでおすすめです。

リビングなど広いスペースには、石油ストーブかガス栓式のガスストーブがおすすめ。 講堂や施設など、とくに広いお部屋には対流型の石油ストーブが役立ちます。 どちらもお住いの環境によっては、設置できない場合があります。 特にマンションの方は、石油系の暖房器具が契約でNGの場合があるので注意しましょう。

カセット式のガスストーブは、軽くて持ち運びしやすいですが、持続時間に不安があります。 アウトドアなどのお出かけや防災用に向いているといえます。

暖房性能 暖房速度 コスト 部屋の目安 メリット デメリット
電気(ハロゲン) 脱衣所など小さい部屋 コンパクト、手ごろな値段 電気代が高い、遠赤外線は少なめ
電気(カーボン) 脱衣所など小さい部屋 遠赤外線が多く暖まりやすい 電気代が高い
石油(対流型) 木造13~47畳前後 広い部屋を暖めることができる 部屋の中心に設置する必要がある
石油(反射型) 木造10畳前後まで 壁際に設置可能、給油タンクに補給 広い部屋を暖めるのが苦手
ガス(ガス栓) 木造17畳前後まで 燃料供給が不要 種類が少ない
ガス(カセット) - 軽くて持ち運びしやすい カセット1本あたりの運転時間が短い

メーカー別の特徴

ダイキン

エアコンで有名な【ダイキン】。 遠赤外線ストーブ「セラムヒート」は、たっぷりの遠赤外線で体の芯から暖まるのはもちろん、人感センサー、デジタル表示、速暖モードなど、便利な機能を備えており 使い勝手の良さから人気が高いモデルです。

コロナ

コロナは、電気ストーブ「コアヒート」「スリムカーボン」などが人気の暖房器具の大手メーカー。 日本製なのも安心です。灯油ストーブでは、独自の「よごれま栓」で給油時に手が汚れません。

ダイニチ

石油ファンヒーターや加湿器など、空調家電が強みの「ダイニチ」。 大型の石油ストーブは、広い空間を暖めることができるので施設や非常用に役立つ一台です。

アラジン

遠赤グラファイトトースターで有名な「アラジン」ですが、実はストーブをメインにした会社です。 グラファイトを使った電気ストーブをはじめ、ガスや灯油のストーブもあります。オシャレなデザインや変わった機能のストーブが多いので、インテリアにこだわりがある方にもおすすめです。

ストーブ比較のポイント・選び方

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ストーブは、お使いいただくお部屋の環境や用途からある程度種類を絞り込むことが可能です。まずは、どのような部屋・環境で使うかを想定して、電気・ガス・灯油からストーブを選びましょう。ストーブの種類が決まったら、さらに構造からストーブの型を選びましょう。

「灯油」や「ガス」の場合は、使用目安のお部屋のサイズが書かれているので、その数字を目印に、使うお部屋と同じかやや大きいサイズを選びましょう。 小さいサイズを選んでしまうと、お部屋が上手く暖まらなかったり、余分に燃料を使ってランニングコストがかかる原因に。 また、石油ストーブはタンク容量の大きいものを選ぶことで、給油の手間が省けます。
木造13畳より大きいお部屋の場合、石油ストーブは部屋の真ん中に設置する「対流型」がほとんど。 お部屋の中心に置くのが難しい場合は、ガス栓式のガスストーブを選択しましょう。

「電気ストーブ」は、遠赤外線量が多いほど、暖かさを感じやすいという特徴があります。 遠赤外線量が多いと早く暖かさを感じる分、運転時間が短くなるので省エネにもつながります。遠赤外線量はハロゲン<カーボン<グラファイトと順に多くなる傾向にあります。 身体の芯から暖まるので、冷え性の方もチェックしてみてください。

【10畳以下】ストーブのおすすめ3選

【11畳以上】ストーブのおすすめ3選

電気ストーブのおすすめ3選

まとめ

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いかがでしたでしょうか。 ストーブといっても、用途や機能は様々。 室内から屋外、大きな部屋から脱衣所などのちょっとしたスペースまで、いろんな場所で活躍するのがストーブの魅力です。
近年はストーブ以外にも、暖房機能の充実したエアコンやダイソンの一年中使える「Hot+Cool」など、暖房器具の幅も広がりつつあります。 ストーブだけで寒さを凌ぐよりも、ペットやお子様などご家庭の環境に合わせ、ほかの暖房機と組み合わせて活用することで 今までよりぐっと過ごしやすい空間にしていただけるのではないのでしょうか。

最後に、ストーブは手軽に暖をとれる分、火事にもなりやすいリスクがあります。 必ず、説明書の使い方を守って転倒や引火に気を付けてご使用ください。

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