グランドセイコー

森羅万象は、時の流れの中にある。

時は、光になり、陰になり、
絶え間なく新しい表情を生み出し続ける。
同じ瞬間は、二度と無い。
その一瞬だけの表情を、煌めかせ続けていく。

時の移ろいの本質を見つめ、時計の真髄を極め尽くす。
日本人ならではの美意識と技術が、ここに結晶する。

グランドセイコー。
光と陰の変化に応じて無限に表情を変えるデザイン。
日本の匠の手によって突き詰められた比類の無い精度。

時を尊重し、愛し味わう豊かな人生のために。

匠の技が生み出す輝き

美しい鏡面を主として仕上げられたケース。
一つひとつ丁寧に面取りされた針やインデックス。

熟練の匠たちがいくつもの技を積み重ね、 わずかな妥協も許さず丹念につくり込むことで 生み出される、繊細で圧倒的な輝き。

それは、オーナーの一つひとつの仕草に呼応して、 みるみる表情を移ろわせる。
光の変化がつくり出す無数のグラデーションが、 深い感動へと誘い、かつてない高揚感をもたらす。

半世紀を超えて受け継がれるデザイン文法

優美さの中にどこか緊張感を抱かせる、 グランドセイコーのデザイン。

その立体的な造形は見やすさ、着け心地の良さなど 腕時計の本質が考え抜かれ、あらゆる場面で奥深い表情を 生み出すように計算しつくされている。

その根底には、半世紀を超えて受け継がれてきた デザイン文法があり、高度な匠の技と融合することで、 グランドセイコーを形づくっている。

Heritage Collection

凛とした佇まいに美しく調和するグランドセイコー。
王道のフォルム。肌なじみの良さ。視認性と質感へのこだわり。
進化し続けながらも、時代を超えて変わらない最高の実用性を誇る。

Sport Collection

力強い存在感と機能性を楽しむグランドセイコー。
合理性を極めた意匠。大ぶりで堅牢かつ、本質を備えたデザイン。
躍動的な場に、本物の存在感がきわだつ。

Elegance Collection

華やかさを演出するグランドセイコー。
心地いい緊張感のあるフォルム。大きな面の柔らかな輝き。
その煌めきが、高揚した気分を繊細に彩る。

3つの心臓

グランドセイコーが誇る、3つの心臓。


真のマニュファクチュールによってつくられる世界有数の高精度、機械式ムーブメント。
最高級の精度に加え、従来の常識を超える数々の新機軸を盛り込んだ、クオーツムーブメント。
機械式とクオーツを融合した独創の駆動方式、スプリングドライブムーブメント。

時計を構成するすべてのパーツを素材から徹底的に研究し、大胆で繊細なアイディアを、 桁違いの加工精度と最新技術によって、途方もない情熱と時間をかけて実現する。
この中のどれが欠けても、時計の心臓に新しい命を吹き込むことはできない。

グランドセイコーほど、その革新的な成果を時計の心臓部に刻んで来たものはいない。

9Rスプリングドライブムーブメント


流れるように静かに動かくその針は、「時は移ろい、時は流れる」という日本の美意識の結晶。
日本の叡智と匠の技が生み出した確かな時をつむぐ時計、スプリングドライブ。

常識を変えた中枢機構。


スプリングドライブを実現するために開発されたのが「トライシンクロレギュレーター」と名付けられた調速機構。スプリングドライブの動力源であるぜんまい、ローター、水晶振動子の基準振動。機械的な力と磁力と情報の3つをコントロールするムーブメントの中核だ。この革新的な機構の発明が、不可能だと思われていたムーブメントをこの世に生み出した。

3日間、眠らないエネルギーを。


9Rスプリングドライブムーブメントは、世界の名だたる自動巻機械式ムーブメントを凌ぐ巻上効率を誇り、72時間駆動するためのエネルギーをぜんまいに蓄えられる。
この省力化は、摩擦の徹底的な低減やLED電球の約3億分の1の消費電力で駆動するIC等によるもの。ムーブメントの開発からパーツの製造まで自ら手がけるマニュファクチュールでなければ実現できないことがある。

時が流れる、新発想。


スプリングドライブの特徴のひとつが、究極的に滑らかな「スイープ運針」。時を刻むのではなく、流れるように針が時間をそのまま表現する。他の機構とは一線を画す9Rスプリングドライブムーブメントならではの個性は、針の動きひとつにも表れる。

9Sメカニカルムーブメント


約200点のパーツから構成される機械式時計は、パーツ精度がムーブメントの精度を左右する。
どこまでもシンプル。だからこそ、問われるのはパーツ製造技術と職人の加工技術。
グランドセイコーのマニュファクチュールとしてのイノベーションは、この9Sメカニカルムーブメントに凝縮されている。

100万分の1グラムの精度を込めて。


機械式時計の精度を左右する決定的な部品。それが「てん輪」だ。0.000001g単位で調整されるほど繊細な部品であり、この「てん輪」がスムーズに回転するかどうかがムーブメントの精度を左右する。9Sメカニカルムーブメントでは、熱膨張による精度の変化を防ぐために通常2本か3本のあみだ(輪の軸と外輪を繋ぐ支柱)を4本にしている。

人にしか創れない、芸術のぜんまい。


厚さわずか数十分の1ミリ。その渦巻き状のぜんまいの隙間に職人がピンセットを通してミクロン単位の調整を施し、精度を追い込んでいく。その技はまさに芸術の領域。完成した「ひげぜんまい」は優れた耐衝撃性能と耐磁石性能を持ち、ムーブメントの安定した高精度と耐久性の要となる。


世界に一つの独自規格を。


初代グランドセイコーが誕生した時、高級時計の国際基準として知られるスイスクロノメーター優秀規格が採用された。それから38年の時を経て、1998年には9Sメカニカルムーブメントの開発に当たって自社規格である「新GS規格」が採用され、より高い基準を自らに課し続けている。すべては、さらなる高精度の実現のために。

9Fクオーツムーブメント


クオーツを超えるために、このクオーツは生まれた。
電池を動力源に水晶振動子を1秒間に32,768回振り動かし、そのエネルギーで時を刻む9Fクオーツムーブメント。
そこには、それまでのクオーツ式時計では考えられなかった数々のイノベーションが組み込まれている。

秒針は、極限の正確さへ。


機械式時計は遊びがなければ回転できない。そして、その遊びは秒針の震えの原因となる。震えを抑える機構は従来からあったが、その効果に満足できなかったグランドセイコーの開発者は、「バックラッシュ・オートアジャスト機構」という新しい方式を開発した。秒針を的確に動かすこの機構には、機械式時計の心臓部を担うひげぜんまいが使われている。

2倍のパワーを、クオーツに。


機械式時計でなければ回せなかった太く重い針をクオーツ式時計でも回したい。
そんな理想を叶えるために開発されたのが、「ツインパルス制御モーター」。通常のクオーツの秒針が1秒間に1ステップ動くところを、1秒間に2ステップ動かすこの発明は、高い駆動力と省エネルギーを両立。従来のクオーツの約2倍の駆動力を持ちながら、約3年の電池寿命を実現した。

精度を極める、540回の検温。


温度変化に弱いクオーツには、温度によって振動数が変動し、精度に狂いが生じる弱点があった。そこで9Fクオーツムーブメントでは、時計内部の温度を1日に540回、センサーで検温。水晶振動子の基準からずれた振動数を検知して、その誤差を自動で補正し、精度を保ち続けている。

瞬きよりも速い、カレンダーを。


日付が瞬間的に切り替わるカレンダーは、トルクの強い機械式時計では例があったものの、クオーツ式時計では前例がなかった。その常識を打ち破ったのが、グランドセイコーだ。バネの力を利用して瞬時に日付が切り替わるカレンダーをクオーツ式時計としてはじめて採用した。

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